新・命を耕す 20

ヒト細胞の細胞質には80億個のタンパク分子がひしめいており、毎秒数万個のタンパク分子がDNAセントラルドグマにのっとり新たに合成されて、またおなじ数万個の数の不要なタンパク分子が分解され、

またこの新たに作られた数万個のタンパク分子のうちの30%ほどはいつもタンパク分子を立体構造にするフォールディング(折りたたみ)に失敗してしまうので、

このフォールディングに失敗した変性タンパク質もつねにしかるべき分解機構によって分解されて再利用されている。

ヒトの生命現象とは酵素反応である、とはよく聞くことだが、この酵素という生理現象における触媒はもちろんタンパク分子でできており、つまりヒトの生命現象とはタンパク分子により成り立っていると言えるのだ。

この酵素を含むヒトの身体のありとあらゆるタンパク分子で出来た構造がつねに正しいフォールディング構造を維持していれば、ヒトの生理はスムースに流れるが、

もしもタンパク分子のフォールディング構造に乱れが生じると即座に身心の健康状態に影響が生じてくる。

ヒトの「生を養う」ということは、畢竟すれば「ヒトのタンパク分子のフォールディング構造を正常に養う」、と言えるのだ。





ここ近年になりアルツハイマー病やパーキンソン症候群をはじめとする認知疾患が激増していることは誰もが知るところだが、

この認知症の原因は脳細胞の細胞質にβアミロイドと呼ばれるフォールディングに失敗した変性タンパク質が蓄積してしまうことであることが最近になって判明している。

つまり認知症もまた「ヒトのタンパク分子のフォールディング構造を正常に養う」ことに失敗したフォールディング病の一種なのだ。

このフォールディング病という名称の病気には、認知症のみならず例えば眼のレンズである水晶体内のタンパク分子が白濁してレンズ機能が停滞することで視力が低下してしまう白内障も含まれ、

また難病指定されている囊胞性繊維症という病気もフォールディング病であり、肺線維症、肝線維症、腎線維症、ハンチントン舞踏症など聞き慣れない難病の多くがフォールディング病に含まれ、

異常型プリオンと呼ばれるタンパク分子が脳内に増殖して認知機能が破壊されてしまう狂牛病もまたフォールディング病であり、

ある意味、すべての疾患疾病の基礎原因にフォールディング病の要素が介在すると見てもいいと思われるほどに、

フォールディングに失敗した変性したタンパク分子の細胞内への蓄積は、養生法を探求するうえでは絶対に無視できない大問題なのだ。





脳細胞に認知症の原因となるβアミロイドが溜まり出すのは40代に入ってからだ。ヒトの脳細胞の細胞質には40歳を越えた頃からフォールディングに失敗した変性タンパク質であるβアミロイドが溜まりはじめ、

徐々に脳細胞にβアミロイドが蓄積されて20年から30年ほどかけてゆっくりと認知機能を蝕んでいき、完全に脳細胞がβアミロイドでいっぱいになった70代以降から認知疾患を発症するのである。

だからこそ40代からあらかじめ30年後の脳細胞を正常化するためのβアミロイド対策となる鍼灸指圧を生活習慣に取り入れるライフスタイルを実践しなければならないのだ!





わたしの祖母は83歳頃から鍼灸師である私が主治医となって、晩年の15年間ほどは定期的に週2回の鍼灸指圧治療を行い続けた。

ある時にそれまで25年間も飲み続けていたた降圧剤を含む当時飲んでいたクスリのたぐいをすべて止めさせて、それ以降は私の鍼灸指圧治療を基本に養生に努めた。

その甲斐あって祖母は80代後半と90代のすべてで大きく体調を崩すことなく壮健に過ごし、98歳で誰にも迷惑をかけずに大往生を遂げた。

脳細胞にβアミロイドを溜めない秘訣はタンパク分子のフォールディング維持を主な仕事とするヒートショックプロテインHSP70という生体防御タンパク質を産生させることがコツなのだが、

鍼灸指圧の治効効果とはこのヒートショックプロテインHSP70のみならず100種類余のヒートショックプロテインを分泌させることであるから、

鍼灸指圧を生活習慣に取り入れた祖母の脳内にはβアミロイドが溜まることなく、つねに祖母の60兆個の細胞内は鍼灸指圧ヒートショックプロテインの力でクリーニングされて、

健やかな老後を過ごせたがゆえに、ピンピンコロリの大往生のご褒美が授かったのだ。





ヒトは誰もが一度この世に生を受けたのなら、かならずや死という宿命を避けることはできない。

誰もが等しく味わう死という瞬間をいかにして迎えるか?

これは実は大問題なのだ。

苦しんで死ぬことを望む者はいないだろう。

誰もが苦しまずに楽に死にたいと切望している。





では、いったいどうしたら苦しまずに楽に死ねるのだろうか?

それには、やはり生前はピンピンで健康であらねばならないのだ。

ピンピンであるからこそコロリの大往生を迎えることができるのだ。

さらにコロリと楽に死ぬための死に支度は実は40代から始めるのがもっとも得策なのだ。

なぜそんな若い世代である40代からか?

それは酵素反応を含む生理現象が停滞しエイジング(老化)が始まるのが40代以降からであり、

つまり脳内を含む60兆個の細胞にフォールディングに失敗した変性タンパク質が蓄積していくのが40代以降だからだ。

80代からの鍼灸指圧ライフの実践でも祖母は認知症にならずに健康でいられることをその身をもって立証してくれた。

鍼灸指圧の治効バタフライ効果は例え80代以降でも立派に顕現できるのだ。





今からでも、いつからでも決して遅いということはありません。

フォールディング病という万病を未然に防ぐライフスタイルを実践することで、

ピンピンで健康な一生と、コロリな大往生のご褒美を手に入れることは可能なのです。




ただの単なる機械であるクルマの車検には数万円かかろうとちっとも惜しまないのに、

何でかけがえのない命を運ぶこの貴い身体のケアに、ほんの数千円のゼニすら惜しむのかね?

命にオカネをかけるのがもっとも贅沢で価値あること。

命に惜しみなくゼニを使える者こそがホンモノのセレブです!

このいまだ多くの者が知り得ないフォールディング病を未然に防ぐ鍼灸指圧による養生のコツを

深く自覚した瞬間に貴男貴女のピンピンコロリなピンコロライフがスタートするのです。




健やかな生、これ気の流入、導引、インプット、リモデリング!

健やかな死、これ気の流出、引導、アウトプット、アポトーシス!

生も死も健やかであることが医療の究極の目標です!





みなさまのご来院を心よりお待ちしております!

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2015.05.21 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 鍼灸指圧

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