新・命を耕す 12

わたしは鍼灸指圧師でありますから、鍼治療も出来るし、灸を当てることも可能で、おまけに日本古来の按摩術も、欧州発のマッサージも、日本人が大正時代に発明した指圧法も自在に操ることが出来る。

というわけで、今回は指圧という切り口で命の真相にアプローチしているわけであるが、もちろん指圧だけでなく、鍼でも灸でも同じく命の真相にたどり着く思惟のプロセスを見せることもできるわけです。

それで、なぜ今回は指圧を俎上に挙げているかというと、それは何度も申し上げている通り、今や日本が発明した世界に誇る代替医療の白眉である指圧術は、ちまたに増殖した無資格者によるインチキ代替医療ビジネスに

完膚無きまでに殲滅されて、もはや日本指圧道は青息吐息の呈を成していることは、誰の眼にも明白な事実となりました。

よって、捲土重来、汚名返上、名誉奪還の意気込みで、だれもこれまでやってこなかった日本指圧道の復権をかけたネット言論界を揺るがす革命的な挑戦をしているという次第です。

さて、本シリーズにおいては指圧と言っても、ただの指圧ではなく、わざわざ『気功指圧』と何度も銘打って、指圧とは血流を改善するだけでなく、気の流れも改善するのだ、という視点を提供しております。

この中医学を理解するうえでの基礎概念となる『気』の本体については、これまでの科学的な計測により気の科学的要素として、

①脈動する赤外線輻射、②変動する生体磁場、③16ヘルツ以下の超低周波、④2万ヘルツ以上の高周波、⑤イオン流、⑥生物フォトンなどの微粒子、⑦静電気&動電気

などが検出されている。

また表皮剥離実験や、アイソトープ(放射性同位元素)注入実験、遠赤外線測定器による計測、髙周波反応実験などからは、

気の流れる場は表皮ケラチノサイト細胞の下層となる真皮結合織の多水層であることが判明しており、

この真皮結合織多水層を流れる気の速度は正常な人では毎秒20センチメートルから30センチメートルであることまで明らかにされている。

つまり『気』と呼ばれる摩訶不思議な生命エネルギーは決して摩訶不思議な似非科学のトンデモ大賞を授与されるかもしれない架空の妄想の産物のたぐいではなく、

あくまで厳密な科学的な観測によって、実在が確定しているある種の物理エネルギーであると同時に、まぎれもないバイタルフォース(生命力)の本質であることがわかっているのだ。

まずもって、『気』の本体が実在する、という事実をここにしっかりと認識して頂きたく存じます。

『気』とはインチキ臭い手かざしカルト宗教がヒトを騙して信者を獲得するための便利な客寄せパンダではないし、似非科学信奉者が勝手に気は電子であると断言できる程に単純な物理現象でもなく、

あくまで世界の三大伝統医学の二大医学であるインド医学と中国医学がその根底におく生命力の本源であると同時に、実際にヒトの皮膚の真皮結合織多水層を毎秒20センチメートルから30センチメートルの速さで

駆け巡り、血液と一体になってヒトの生命を滋養するフォース(力)であることを、何度も強調しておきます。

ヒトという存在は気という目に見えない力と、血という目に見える力の二つのフォースが合致した身心一如の存在です。

気と血という視点で世界の医学を俯瞰すると近代医学はどちらかというと目に見える物質や分子のみを追及してきましたから「血の医学」と呼ぶのがふさわしく、

それに比較すればインド医学や中国医学は目に見えない『気』を対象にその医学観を構築してきたので「気の医学」と呼ぶのがふさわしく思えます。

東洋医学と西洋医学を同列に論じたり、また差違を強調することで無為な優劣論を展開する向きも多々見られますが、

このようにそもそも近代西欧医学とインド・中国医学とは根底において、生命力の本源の見方が異なります。

西洋医学のあり方を全否定することが愚かな行為であることは自明ですが、東洋医学を手放しで賛美する風潮もまた同じく馬鹿げた行為であると断言できましょう。

それぞれの生命力の見方に違いがあるからこそ、それぞれに得意な領域が存在するのですから、臨機応変に適材適所にどちらの医学からも良い部分をつかみ取る。

こうしたニュートラルで冷静な視点こそが、今もっとも必要とされます。

ネットの世界における健康指南の論調は、今や西洋医学を徹底的に糾弾することでまるで憂さを晴らすような論法がまかり通っております。

しかし、救命救急や感染症対策における抗生剤や緊急手術の功績は誰が考えても、その素晴らしさは称賛に値する医学の進歩です。

まかり間違っても、それぞれの医学の長所までも全否定するようなことがあってはなりません。

えっ、鍼灸指圧師でありながら、なぜお前は西洋医学のヨイショなどをするのか? 

節操が無いぞ、ですって?

いやいやヨイショでもなんでもないですよ。ただありのままのわたしの認識を述べたまでです。

もちろん、わたしは鍼灸指圧師ですので、基本ベースとなる医学観は中医学が母体です。

この中医学においては気と血をワンセットにして、「気血・きけつ」と表現します。

ある意味、目に見えない気と目に見える血をひとつに融合して思考しているところなどは、

もしかすると東西医学の融合を先取りしているかと思えるほどに先進的です。

気が滞っても、血が滞っても、凝りという気血の流れがフリーズした淀(よど)みが生じます。

この凝りがもたらす気血エネルギーの流れの停止がもたらす気血エネルギーの供給の過不足が

ほとんどの病苦・疾患・症状の原因である、と私は26年間の臨床から考えます。

では、凝りとは忌むべき邪であり、悪であり、毒であり、敵なのか?

と問われれば、いや、それは断じて違う! と声を大にして私は答えましょう。

凝りが気血の溜(た)まりであるならば、凝りこそが命の輝きである、と私は逆説的に捉(とら)えます。

もっと大胆に過激に言えば、凝りはご神体、神社仏閣、パワースポットです!

だって、わたしが気功指圧で凝りをほぐしていくと、わたしと患者の気がスパークした瞬間から得も言われぬ気の動きが全身に波及していくのです。

これが神なる命の躍動でなくて、何でしょうか?

凝りこそが命をもう一度、光り輝かせるパワースポットなのです。

凝りは乳酸が蓄積した悪しき部位であるから、この乳酸を徹底的に叩いて即刻に除去せねば

乳酸が諸悪の根源となって、ガンの原因になるだって?

いったい、いつの時代の乳酸害悪論だよ?

凝りの固さは恐らくはリン酸カルシウムの滞積だ、というのが最新の凝りに関する科学知見です。

乳酸は特に何の害もなく、細胞質に温熱を供給し、ヒートショックプロテインをゲノムのセントラルドグマを使って分泌させることができれば、細胞質における解糖系の酵素反応が促進されて、

乳酸は速やかにグリコーゲンに糖新生されて、糖が再利用されていくはずです。

さて、わたしが発案した、

『 凝り=パワースポット論 』

今後は物議を醸しそうですね。

でも、これは私の指が26年間、命を耕しつづけて到達したまぎれもないひとつの命の真理です。

実践から理論への道程こそが医道のあるべき本流です。

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2015.05.14 | | コメント(13) | トラックバック(0) | 鍼灸指圧

コメント

ウマシカ

一瞬復活(笑)

結局、凝りも、癌も、忌み嫌うモノでは無いという事で良いですよね。

その症状が存在する意味が、必然として有るわけだから。

2015/05/14 (木) 05:16:34 | URL | クチブラ #2JEUmp5Q [ 編集 ]

一瞬復活でも大歓迎(笑)

そう白隠禅師の境地に到達しなければ、身体宇宙の真理は読み解けないってこと。

迷中の是非は、是もまた非なり
悟中の是非は、非もまた是なり

非と呼び蔑むすべての症状疾病、ガンや乳酸にも存在価値、存在意義を見いだし、

そこから命のありよう、を解読すれば、真に命の何たるか?を悟ることができる。

ただ、これは命との指問答という実習実践があって、はじめて悟得されるので、

ネット言論を拾ってるコピペ専門家には、到底、理解できないでしょうね。

凝りにも、大きく分けて2タイプある。

こちらが気功指圧をしかけて気をチャージして即座に反応する『活きた凝り』と、

どんなに語りかけてもスルーされてしまう『死んだ凝り』

この『死んだ凝り』が動かせるようになったら、本当の意味で「最強の治療師」と自負できるでしょう。

あと少なくとも20年は修行っすね(笑)

軽く指圧祭りトルネード状態になってきたけど、さてここから、どのへんに誘導するか?

がこちら最強手前の指圧師の正念場です。

2015/05/14 (木) 07:34:01 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

先生 本を!

先生、初めてコメントさせていただきます。飯山のじい様のところで先生を知りました。先生、是非本をお書きください。素人にも分かりやすい指圧の方法を是非世に出して下さい。切望致します。

2015/05/14 (木) 13:16:39 | URL | マルちゃん #jv3VgPfk [ 編集 ]

これは

生き残った自己指圧師が、新しい時代の治療師に
なっていくかもしれませんね。こっそり応援しております。
皆が皆、大地のパワーを享受できる日を願って。
フォースと共に。

2015/05/14 (木) 14:57:22 | URL | 桑畑五十郎 #- [ 編集 ]

満員御礼!

いやはや、今、ちょっと信じられないような奇跡的な現象が起こっておりまして、

端的に申しますと、すでに本日のこのブログアクセスの集計結果は今現在で

ユニークアクセスは5000越え、トータルアクセスは15000越え、

という何ともとんでもない数字が出現しております。

本日より、こちら養生法の探求ブログにおいで頂いた皆様、日本だけでなく世界各国からお越しの皆様、

どうも、はじめまして!

どうぞ、今後ともよろしくお付き合いの程、お願い申し上げます。




まるちゃん、応援コメントをありがとうございます。

そうですね。もしそんな出版の機会に恵まれましたら、これまでのツボ本には書かれていなかった究極の指圧のコツのようなものをわたし流に披露したく思っております。

とはいえ、すでに本シリーズにて、幾ばくかの秘法を開陳中でありまして、

継続して、セルフケア自己指圧を教授することで、自己指圧師の養成に努めてまいります。

『プロの指圧師が教える究極のセルフケア自己指圧法』なんてタイトルの本がそのうち店頭に並ぶ日を夢見て、

ではでは、続行です!




桑さん、地球の大地のありがたさ、は原発汚染などでそこに住めなくなってはじめてわかるように、

ヒトの体壁筋肉系においても関節痛や筋肉痛や凝りやの痛みや苦しみをそこで味わった時に、

よりいっそう平時の無病無痛の際の体壁筋肉のありがたさ、を感ずるわけです。

あるがままであることがいかにありがたいか、を知らないことは、まったく罰当たりですね。

自己指圧を通して自分の体壁筋肉系と対話を重ねることで、自己の命を見つめ直す機会を得ることができれば、

その時にはじめて人類はウイルスから高等生物にいたる38億年の生命史の中でいったい内外環境をどこで受容してきたのか?

の真実を発見することでしょう。

そうこの体壁筋肉系、皮膚経絡、皮膚筋肉、筋肉経絡、の経筋(けいきん)という場が外部環境を受容して、

脳よりも先に内部環境を整えるための指令をヒートショックプロテインや一酸化窒素やβエンドルフィンなどの信号分子というリガンドで

体内外に発布してきたからこそ、生命は38億年間を生き続けて、ここまで進化できたのです。

だから経絡やツボは地球の歴史そのものを知っている神と呼んでしかるべき存在かもしれません。

神をフォースと呼び変えるのなら、そうフォースはいつもこの身に寄り添い、この身を加護し続けてくれていたのです。

真に神の、フォースの偉大なる力に目覚めるために、自己指圧法に励む者が増えることを切に願います。

2015/05/14 (木) 23:59:33 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

一番

龍の巣になりやすい肩甲骨周辺に手が届かないのが難点です。
こっちから届かんか、こっちからならどうや、って呼吸法と
合わせてやると、いいストレッチになりますが。龍の巣は手強い。
意識やら呼吸法でもって、龍に散ってもらえないかと
探ってますが、今の所、居座ってはりますわ。(笑)

2015/05/15 (金) 18:53:43 | URL | 桑畑五十郎 #- [ 編集 ]

病膏肓に入る

のコウコウのツボが、まさに桑さんが言う肩甲骨周囲の竜の巣です。

これ故事にまつわるツボで、ある神技を持つ鍼医が地位のある者の診療をするために往診してくると知った

この地位ある者に棲む病気の虫が、あいつに見つかったらこの身体からつまみ出されてしまうから、どこかイイところに隠れてしまおうと虫同士で相談して、

それじゃあ肩甲骨の脇のココの上とココの下に隠れれば、あいつにも見つからないぞ!としめしあわせて、

で見事に膏(コウ)の上、肓(コウ)の下に入ることて、ヤマイの虫は鍼医につまみ出されることなく生き延びた、

なんて逸話だか、作り話だか、尾ひれだか、白髪三千丈のお国柄の面白い話がこの肩甲骨脇の凝り周辺で

展開されています。

桑さんの竜たちは、家具作りとジェダイファームの農作業を共にしたかけがえのない仲間ですね。

彼ら労苦を共にした「凝り竜」を上手に解きほぐし、身体宇宙と大宇宙へと飛翔させることができれば、たぶん桑さんは50歳は若返ってしまうね(笑)

それじゃあ赤ん坊じゃねぇか、オンギャー!ってか(笑)

ヒトは幾らでも生まれ変わることができる、と思えたら、またこれは嬉しいことですわ。

2015/05/16 (土) 05:29:53 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

そうでした

パワースポットですもんね。どんな虫が隠れているのやら。
ラヂオ体操150日くらいでは、まだまだ
お目にかかれませんね。(笑)おっと、時間だ。

2015/05/16 (土) 06:30:10 | URL | 桑畑五十郎 #- [ 編集 ]

テッポウなどお試しあらば

相撲稽古のテッポウですが、
古来からの正しいテッポウは、肩甲骨を緩める為の鍛錬でもあります。
この隠れた事実と効能にスポットを当て、
解説を加えた相撲人は一ノ矢氏が初めてだと思うのですが、
氏の提唱するエアーテッポウと呼吸法をアレンジメントし、
肩甲骨周辺におわす「凝り龍」とダンスに興じるのもまたシンプルかつ有用で、
味わい深いものではと、
桑畑さんと先生のやりとりを読んで思いました。

空手をたしなむ人なんかは、
即、この伝を回し受け等に取り入れたら宜しいかと。
それこそ呼吸法と一体ですから。
ラビット関根親子が千葉真一のモノマネをして「カーッ」と息吹をする時の一連の動作です。笑
もっとも、
最終形に見る鬼の形相は肩甲骨となんら関係ありません。爆笑

2015/05/16 (土) 15:24:05 | URL | 陣中見舞い #- [ 編集 ]

テッポウは

凝り龍に効果ありそうですね。ラヂオ体操の前に導入します。
ついでに空手バカ一代のラストシーンも見てしまいました。(笑)
陣中見舞いさん、ありがとうございます。

2015/05/16 (土) 16:28:46 | URL | 桑畑五十郎 #- [ 編集 ]

うわっち、出遅れた(笑)

おお、マスター・ジンさんと、マスター・クワさんの二大マスターの共演じゃないっすか!

しかし、こういう身体操術に関してはマスター・ジンさんは天才的な解読をしますね。

さすがは、武術歴50年?(笑)

ちなみに、マスター・ジンさんとは実際にお逢いしたことはありませんが、もう5年以上のネット上のお付き合い。

出会いはウイルス水平伝播ネタの際にあるサイトで「極意は横に飛ぶ」コメントをしていたのがジンさんで、

アタシはたったこのひとことで、胸きゅん、ノックアウトされたといういきさつがありました。

爾来、5年間、わたしの良き兄貴として、良き先輩として、良き師匠として、小僧である私を見守ってもらっております。

さいでマスター・クワさんは、北の大地に在住のベテラン家具職人さんで、自然農法20年のこちらもベテランの超うまい野菜を作るジェダイファームのオーナーです。

もち、わたしの後見人(笑)

陣さん、エビケンゾンビのコツというか、あれって何であんな動きできんすかね?

良かったら、解説お願いします。

2015/05/16 (土) 20:14:51 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

凝り=パワースポット論 

感銘しました。

私は首肩の凝りが酷く、、それを地道に動かすことで少しずつほぐしています。

ほぐすと、、うゎーってエネルギーが放出するようで、、背中、肩、首が熱を帯びます。

以前から、凝りには意志を感じていました。
(どちらかというと、あまりいい感じはしませんでしたが)

どちらかというと魔界に通じるスポットのようにも感じますが、同時に天界ともつながっているのかも知れません。

2015/05/25 (月) 14:10:53 | URL | さすらいの旅人 #UJ6LMiGc [ 編集 ]

おーーーー!!!!!

さすらいさん、随分のご無沙汰で、お久しぶりです!

そう、なんだっけ、あっ、エビケンさんは、さすらいさんが放知技に貼ったのを見たのが最初だったから、感謝してます。

凝り=パワースポット論、はまだかなりカルト的な限定的なブームですが、

もしかしたら今後はブレイクしていくかもしれません。

細胞質のつまり具合ってのも、実は従来のドロドロの細胞質という見方をもうひとつひねって、

実は細胞骨格という細胞の骨というか基盤というか、ようは細胞内にはテンセグリティーを保つための

支柱のような構造物が張り巡らされていて、

この支柱にこびりつき、まとわりつくように変性タンパク質や高分子化合物がくっついている、

というのがどうも凝りの実相かもしれない、なんて発想が浮上中です。

魔界にするか、天界に通じさせるか、はこっちの導き方次第ですね、たぶん。

2015/05/25 (月) 15:58:29 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

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