新・命を耕す 11

気の流れる速度は正常な場合は、およそ毎秒20センチメートルから30センチメートルで、

気が少なくなっている虚(きょ)と中医学で呼ぶ状態の経絡中を流れる気の速度は正常な速度より少し遅くなり毎秒4センチメートルから15センチメートルで、

逆に気が多くなっている実(じつ)の経絡では気のスピードは上がり毎秒40センチメートルから50センチメートルであることが、

表皮を剥離して電極を経絡ラインに接合する科学実験や、アイソトープ(放射性同位元素)や髙周波を使った様々な実験により判明している。

ということで、気の虚実を含めてザックリ言うと気の流れる速度は

毎秒4センチメートルから50センチメートルである、

ことがわかっている。

ちなみに、わたしの臨床における気功指圧の際に経験している気の動きと、この気の流れる速度の科学的計測の結果は見事に合致している。

例えばわたしが腰の凝りに気功指圧を施していると、私の指先の気がうまくチャージされて、患者の凝りがスパークしはじめると、

最初はゆっくりとそこの腰の凝りだけが動く感じだったのが、そのうちに腰を押しているだけなのに肩が波打ち、手の指先がタップを打ち始めるが、

だいたい1秒間の範囲で動く範囲を考えるとこの4センチから50センチの計測と一致するのだ。

「指圧の心 母心 押せば命の 泉湧く」

は、かの浪越徳治郎先生のオハコのキャッチフレーズであるが、「命の泉」を湧かせるためには、

湧かせるだけの指圧法を施さねばならない。

1秒間押しただけでは気の量が多いものでも、その刺激は50センチメートルしか動かないし、気の量が少ない者の場合は1秒間では、わずかに4センチ程度、動くだけである。

だから10秒間押し続ければ、少なくとも40センチから5メートルは気を伝導させることができるのだ。

「指圧はゆっくりと気の流れに語りかけるように」

の極意とは、実に科学的であると同時に、経験的で本質的である。

むろん、気を動かす前には、普通に探りの指圧を行い、βエンドルフィンに満たされた気持ちいい状態に導く技術は必須となる。

βエンドルフィンに身体中が満たされて真にリラックスした状態に患者の身心を導いてから、

凝りの集積部位へと気功指圧を施していくのが、

わたしの気功指圧術だ。

昨日は浜松市から新規の患者さんが訪れてくれました。

なんとかうまく初診で気の流れをある程度、整えることができました。

「あ〜、なんだか身体が温かくなった」

『気は血の総帥、血は気の母。気行けば、すなわち血行く』

気が動けば血も動き、血が動けば気の量も増える。

身体は気血の力で温められて、ヒトは気血によって生かされているのだ。

治療後の血色の良くなった顔色は、治療師にとっては何よりのご褒美です。

凝りとの対話から感得する命の真相は、面白く、深いです。

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2015.05.13 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 鍼灸指圧

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