新・命を耕す 3

人間は食べ物を食べなくても簡単には死なないけど、脳に酸素が3分間いかなくなっただけで、ヘタをすると意識不明の重篤な状態に移行し、脳細胞に不可逆的な損傷を生じる。

東洋医学では口から取りこむ食べ物や飲み物を『水穀の気(すいこくのき)』と呼び、呼吸によって取りこむ酸素のたぐいを『宗気(そうき)』と呼びます。

そして、この『水穀の気』が『後天の精』に変換されて『宗気』と交(まじ)わると、

『営衛の気(えいえのき)』となって、体内循環をする『営気(えいき)』と体表循環をする『衛気(えき)』が生じて

身体全域が『真気(しんき)』によって滋養されて、元気になる、と説きます。

これをもしも現代生理学用語を使って科学的に言うと、ヒトは飲食による栄養と呼吸による酸素供給をもとに、腸内や骨髄で赤血球を生みだし、

この赤血球が肺動脈に送り込まれてそこで肺胞とガス交換がおこなわれて酸素を受け取って、赤血球に存在するヘモグロビンというタンパク分子に酸素が結合することで、

心臓の左心室から大動脈によって全身へと赤血球に乗って酸素が送られていき、全身の身体中の全60兆個の細胞にいるミトコンドリアに酸素が供給されることで、

ミトコンドリアが酸素を使って酸化活動を行って分子レベルでの『気』と呼べる生命力の源のアデノシン三リン酸(ATP)が作られる、となります。

ということで、まことに飲食と呼吸の重要性はヒトが生きていく上では、とてつもない重大問題なのですが、確かに食べ物を食べなくてもそう簡単には死なないけど、息を10秒も止めただけでも、とても息苦しくなるところを見ると、

どうも呼吸の方が飲食よりも重要じゃないのか?と思えてきます。

わたしたちは実に何気なく、息を吸(す)い、呼(は)いているのですが、この呼吸にこそ活き活きと生きる秘訣がありそうです。

ということで、新シリーズの第3講義が早くも始まっていますが、

今回は、前回の緊張感のあるシリーズとは異なる趣向で、もの凄く分かりやすくて、読みやすい、かなりリラックスした文の感じで行こうと、思っておりました。

なのに、いきなり3講義目ですでに、なんだか難しいイントロになってしまったので、ここでひとつグーッと息を吐いて、体を柔らかくしてと、

さて、グンニャリ系でいきまっせ。ねっ、何事も吸気中にはうまくいかないと、橋本敬三先生も仰っておりますから。

脱力、抜力、肩の力を抜いて、フーフーと息を吐ききって、なで肩、なで肩、そんで、膝の力を抜いて、膝を笑わせて、股関節を緩めてイチロー選手のような身体の柔らかさで、

どこもかしこも、ブラブラ、ユルユルになったら、もしかしたら『営衛の気』が身体中に満ち満ちてきて、

ミトコンドリアが元気になってきて、営衛オーッ、もとい、エイエイオーッ!になっちゃうかもよ(笑)

はい、つまり、腹式呼吸法ってのは、ようは全身の力を抜いて、体の力(りき)みを取る呼吸法かもしんないよ、という結論でイイかもしんない。

というのはね、うちの古い方の家人が、前シリーズの最後の33講義目に引用した橋本敬三先生の言葉にいたく感激して、

橋本先生の言葉をプリントアウトして、夜寝る前に橋本先生のアドバイスの通りに腹式呼吸法をベッド上で行ったそうです。

「アンタねぇ、あの橋本先生ってのはホント、たいしたもんだね!あんな私のようなシロウトでもわかりやすい言葉で、あんな風に腹式呼吸法を指導してくれれば、わたしだってやりたくなっちゃうもん。それで、昨日の夜、橋本先生の言うように、わたしも腹式をやってみたんだけど、アンタ、5回も腹式を数えたかどうかで、寝ちゃったよ!」

「・・・(う〜む、やはり、シロウトはタダモノではないな 笑)・・・、まあ、寝ちゃう程にリラックスできたなら、目的達成と思えばイイんじゃない?」

とね、こんなやりとりがありまして、はは〜ん、真(しん)からリラックスするためには、やっぱ腹式なのね、と気づいた次第です。

いや、これ冗談半分、本気半分の話なんだけど。

ヒトの身体構造ってのはね、まんず不格好というかさ、なんでこんなナリをしているのか実に不思議と私は常々、思っております。

だってね、まず頭がドデカイでしょ?重量にして頭部の重さはスイカの大玉1個分ほどもあって、これモノスゴク重いのよ。

こんなね、重たい頭をね、またもの凄くホッソリとしたボディで支えてるのがヒトボディ。

二足歩行ってのは、移動手段としては動物界でもかなりユニークで、曲芸に近いというのが私の持論だけど、

ほら、ダチョウなんか見てもわかるけど、アレってもの凄く頭が小さいでしょ?

その割には足の発達は異常かと思える程に、筋骨隆々としてる!

あのダチョウの生足を実際に見たことある?

おれね、超近くでダチョウの足をマジマジと見たことがあるんだけど、

「こりゃあ、ティラノサウルスの末裔ってのもまんざらではないな!」ってため息ついて感心したもんね。

ほんと、ダチョウの足は暴力的なまでに凄いからね。

でもね、そんじゃあ、人間の足はどうかと言えば、ぜ〜んぜん、まったく、ダチョウっぽくなくて、なんだか実にショボイんだよね。

そりゃあ、サッカー選手とか、野球選手とか、相撲取りとかね、こういったアスリートは別にしてね、普通の人の足なんて実にホッソリとして貧相じゃない?

まあ、だから腰痛、膝痛、足首痛、股関節痛をはじめ足腰の色んな部位に痛みが出るとも言えるのでしょう。

じゃあ、足腰をアスリート並みに鍛えて、筋肉ムッキムキの足にすればイイのか?

というと、そんなハードな筋トレは絶対にイヤだと、わたしなんかは思うわけです。

じゃあ、どうしたらイイのか?

でね、つまり例えば歩く時にね、爪先の親指に力を入れて、そこに意念を置くことを習慣化するだけで、歩く際の身体のバランスがうまく取れて、身体の中心線が歩く際にぶれなくなって、

腰腹丹田の位置がピシッと決まってくるんじゃね?

とこれまで少しづつ実践を積んできたのです。

どうも「足の爪先親指意識歩行」はイイかもね。

ティラノサウルスの太ももなんか、復元イメージ図じゃあ、もの凄いもんね!

二足歩行に適した足ってのは、本来はああでなくっちゃあイケナイんだろうと思う。

でも、人間はティラノサウルスの進化形じゃあなくて、あくまで樹上生活をしていたチンパンジーとボノボとの共通祖先のサルだから、

手の甲を地面に付けて尻を引きづるように歩くナックルウォーキングの末に、ようやく二本足で二本立ちしたという経緯がございまして、

まだ二足歩行を始めて300万年とちょっとの、いまだヨチヨチ歩きの二足歩行界の赤ん坊なんですわ。

だから、本当にどうしたら効率のいい二足歩行が出来るのかを、実は人間はまだ知らないんです。

ですから、今後は、こういった研究もどんどん成されていくべきと、アタイは思ったりしております。

このくらい、ユルユルな口調でもエエんかいな?(笑)

おっ、今朝もお日様が顔を出してくれたぞ!

はい、お約束の『日精月華』を摂取する気功法の訓練の時間です。

まず、太陽の精気を吸った朝の清澄な空気を口に含み、少しづつ分けて呑み込んでいき、この太陽の精気がまず眉間の上丹田にチャージされるとイメージし、

ついで胸の中央の中丹田に上丹田にチャージされた太陽パワーが降下して充填されるとイメージし、

最後にさらに下がってガッド・フィーリングの本拠地、太陽神経叢の位置である腰腹全体の下丹田に太陽ニュートリノが満ち満ちてくるとイメージして、

下丹田の内部の腸管内臓で作られた赤血球に乗って全身のミトコンドリアにこの太陽光線のエネルギーが運ばれた時に、

この身体宇宙は太陽に帰一し歓喜の融合を達成するのです。

これがインドより伝わりし秘法『日精月華』を取りこむ導引法のオレ流アヴァンギャルドな解釈です。

フフフ、なんだか魔法めいてきたね(笑)

酸素も太陽光線も無償でわたしたちは得ることができる。

すべてはすでに与えられているんだよね。

そんな素晴らしい地球、宇宙に感謝のひとつもせずに、

放射能スモッグで地球を満たさんとする人類って、

ほんと馬鹿もイイとこ、愚か過ぎて罪深くて、悲しいよね。

あぁ、このお日様の何とも美しい光輪の輝き。

これこそが神だよ!太陽神!

太陽の気に包まれてこの地球とこの身体は温められ、

呼吸のお蔭で酸素を得て、おれらは生かされている。

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2015.05.02 | | コメント(4) | トラックバック(0) | 鍼灸指圧

コメント

ウマシカ

今日までのブログ記事、一括保存を終えましたわ。
深度とフィルターに条件掛けたけど、1時間半程掛かりました(笑)

これやっておくとオフライン(料金滞納で回線止められても(爆))でも、記事読めるので本当に安心ですわ(笑)
本体保存だから当然なんだけどね。
ついでに外付けハードかUSBにでも落としておけば、何処でも記事読めるので便利です。

記事に全く関係ないコメでした(笑)

2015/05/02 (土) 11:26:21 | URL | クチブラ #2JEUmp5Q [ 編集 ]

ダンケ!

ブラちゃん、本ブログ記事に対して、丁重なる扱い、並びに、過分なるお気遣いを頂きまして、まことにありがとうございます。

俺もいつだったか、秘密保護法にビビッて、自分の記事を全部プリントアウトしたはイイが、

それをね、ほとんど読み返してない(笑)

つねにコンテンツを更新し続ける「変わらなくあるために、変わりつづける男 笑」だから、あんまり過去記事には興味が湧かないってのもあるんだけどね。

記事も鮮度が大事。でも過去記事にもイイものがあるにはあるはず。

ただ、やっぱりなんとなく文章が読みやすくなってきたのは、『耕』への原稿依頼があって、プロの編集者の方とお付きあいを始めてから、と自分では思ってます。

だから去年あたりからは、イイ感じの文になってるかもね。読み返してないけど(笑)

そんで、今回の新シリーズには、俺の持ち味を前面に押し出していこうと思っていて、

その持ち味ってのは何かと言ったら、やっぱり「地球生命史からの俯瞰」という視点かな、と。

でね、ずっと思っていたヒトのプロポーションと整形外科疾患との関連とか、

丹田の意味とか、足の爪先の重要性だとか、そんなネタになっております。

いつか「Gとの闘い」みたいな記事を書いたけど、その延長線上って感じですけど。

パワーとフォースの兼ね合い、肉体力と精神力のバランス、そんな世界が見えてきそうです。

肥田春充も最初は西洋的なマッスルトレーニングを散々やって、それで身体を壊して後に、自己流の強健術を創始して、

24年間、おなじような修行を積んでいったある日、ポカン!と下丹田に正中心を獲得するんですね。

丹田練るのにも、25年近くかかるようだわさ。

まあ、フーフーと気長にやるべぇかの、寝ながらさ(笑)

2015/05/02 (土) 20:04:00 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

ネクスト イチロー 

https://www.youtube.com/watch?v=faAzccjfWeE

通称エビケンさんのパフォーマンスは、なかなか見応えがあります。

首かっくんで、掴みはオッケー、締めは、エビケンゾンビ!

「さすらいの旅人」さんが放知技にだいぶ前に貼ってくれてたエビケンさんの

ダンスコンテストの際の一番最初のパフォーマンスの動画を初めて見たときは、ほんと、かなり衝撃的だった。

だって、CG無しのリアルなフィジカルパフォーマンスだもん。

そりゃあ、驚くって!

とくにマトリックスのあのシーンを再現する場面ね。

身長が160センチってのも、イイね。

丹田?足の爪先?

そんなコマイ話しがどこかへ吹っ飛んでしまうくらいに、意念が身体の全域に通じてるね。

これを気功と言ってはアレだけど、気功と呼んでも全然かまわないとちゃう?

化け物メディアに消費されて食い尽くされてしまわないように、大事にして欲しい人材です。

身体の手入れとかどうしてるのか?、してるのか?、敢えてしてないのか?、パフォーマンスそのものが身体の手入れになってるのか?、

そのへんは治療師としては、興味深いっすね。

2015/05/02 (土) 22:41:37 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

もういっちょ、エビケンさんネタ、貼り付けときます

https://www.youtube.com/watch?v=Na-4rebErzI

貼り付け、うまく、いかないときあるわい。

2015/05/02 (土) 22:44:16 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

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