新・命を耕す

ということで、ついに新シリーズへと移行してまいります。

本稿からは、前シリーズ「命を耕す」において基礎資料として引用された様々なトピックスからヒントになる言葉のエッセンスや断片を、もう一度汲み取って、

鋤(すき)と鍬(くわ)をもって再度掘り起こしながら、関連事項を練り上げつつ、今度は自分の言葉で咀嚼しなおして、新たな論説を醸造し、発酵させていく方針です。

ちなみにこれまで基礎資料として引用したモロモロの文献コンテンツは、わたしが言うのも何ですが、たいへんに貴重なものも多数含まれておりまして、今では故人となってしまった方々の論説も随所に引用されています。

触手療法の創始者の医学博士の福増廣幸氏、伝説のヒーラー・オステオパシー医のロバート・C・フルフォード博士、操体法の創始者であった医師・鍼灸師の橋本敬三氏、肥田式強健術の肥田春充氏などの

言説や理論はまことに貴重であり、オカネをどれだけ積んでも手に入らない価値を持ち、それらは未来永劫にわたる人類の福音たり得る不朽の輝きを放っております。

どうか、そのつもりで、何度も何度も当該箇所をお読みいただき、みずからの血肉へと変換しますれば、皆様の人生における健康養生のアドバイザーとしてそのコンテンツは裨益するところ大なるものがあると確信しております。

その旨で大事に有効に基礎資料を扱って頂きますように、本ブログ読者様にはよろしくお願い申し上げます。




まず、なんだか、かってぇなぁ〜(笑)

さいでは、柔らかく行きましょう!

そうそう、動物園のことが話し足りなかったんだけど、いやさ、ほら前稿でポロッと口をついて出た話題でね、昨年の4月の第4日曜日に、家族で静岡市の日本平動物園にお出かけしたんだわさ。

そいで、その時にね、色んな動物に会ってきたんだけど、例えばシカね、バンビちゃん。これがまたもの凄くエレガントな動物でね、美しいの何の、立ち居振る舞いがとても静かでビックリしたわけね。

なんというかオーラをさ、つまり気配を消してるんだよね。それでこのシカだけでなくて、だいたいどの動物もスゴク静かで足音ひとつ立てないで歩くという発見がありました。

あとはリアルスパイダーマンと言えるクモザルの忍者顔負けの体さばきには、ほんと目が点になるくらいに驚いたね。このサルは、まず手も長いし、足も長いし、シッポも長いんだけど、

この手と足とシッポをつかって、岩肌を自在に動き回って、どこでも歩き回れるほどの身体能力の持ち主。これにはそんじょそこいらの古武道の大家も、合気道の達人もね、かないっこないと思わせるほどに素晴らしいのがクモザルだった!

それで、チンパンジーの歩く姿に、ビリッと来たとね、前稿ですでに言いました。

でね、考えてみればさ、動物界で唯一、純粋に、二本足で立って、二足で歩行するのは実は人間だけなんだよね!

だっから、人間は動物界で最もユニークな移動手段を有する貴重な種族とも言えるわけです。

それで、じゃあいったいいつから人間が二足歩行を開始したかと言うと、少なくとも340万年前くらいにはすでに二足歩行をしていたらしい、ということはアファール猿人の足跡化石から判明していて、

チンパンジーとボノボと人間の祖先から、人間が分岐した時期ってのは、今から630万年前頃とされている。

さて、ということは、だいたい630万年前頃から人間は人間に固有の動き方を模索しながら動き始めて、それから300万年ほど経た後に、ようやく二足歩行ができるようになったと言えて、

そこからさらに300万年ほど経って、やっとこさぁ、今の人類のように割と自然に二足で歩行ができる体制を獲得したと言えるんですね。

でも、よくよく考えてみれば、生命らしきものが誕生したのが38億年前だとして、人間が歩いてきた時間はたったの630万年間とすると、もうね、生命史の中では、ほんの一瞬だけ人間は人間らしく歩いているに過ぎないと言えるのです。

つまり、人間はまだまだ真の意味での効率の良い、バランスの取れた二足歩行のやり方を獲得しきっていない、のではと思うのです。

だいたい、どうしたら疲れないで長時間のあいだ歩けるか?を知っている者なんて、まずいないでしょ?

これ、知ってる人、いますかね?

このへんの答えがね、今、ネタにしている爪先歩きとか、太極拳の足底の意念の用い方、なんかとつながってくるんですね。

ある武道家は一本足の下駄を開発して、それを乗りこなすことでバランスを取るなんて事を披露しているし、

また琉球空手の達人なんかは、やはり不安定な円盤状のモノにうまく乗らせるような指導をすることで、ある高校球児たちの指導をしてケガが少なく試合に勝てるチーム作りをしております。

ようは、こういった武道家や空手家はどこを見ているかというと、恐らくは足首の柔軟性と重心の取り方ということになるのだろうと推察します。

荘子のあの言葉、「その息するや深深たり、真人は踵をもってし、衆人の息は喉をもってす」

の真意とは、実は体のバランスをどこで取るかということを暗示しているのではと、謎解きが出来そうなのです。

バランスを取る位置が高いと体は不安定で疲れやすいが、バランスを取る位置が低ければ体は安定して疲れにくい。

太極拳などでは、敵を倒す際にワザと相手の足底にかかる重心が小指側にずれるようにし向けて、それで相手がバランスを崩したところで技をかけていくということもするそうです。

気功や太極拳はよく言われるように「場・ば」の体操、意識のスポーツ、などと呼ばれ、いかにして自分の周囲の空間を動かすかが雌雄を決するとも言われます。

そうなると、自己の身心の「物理的&意念的」な中心をどこに置くか、は最重要な問題となってきます。

つまり、ここに丹田や足底のあり方がクローズアップされてくるのです。

自分を1個の惑星か球体と見立てるのなら、いちばんに安定するのは最下部の足底に意識や重心があることとなりましょうか。

そうしてこの球体が動く場面になれば、重心はやや上がってきて、それが正中線上に浮上してきて、下丹田、中丹田、上丹田などと呼ばれる部位になるのかもしれません。

チンパンジーの祖先に毛が生えた、いや毛が抜けた程度の脳科学しか持ち合わせない人間も、ようやく630万年を経て、

どうしたらうまく歩けるのか?、どうしたらうまく体を使いこなせるのか?の

人類の誰もが知るべき最も基本的な身体操作マニュアルを真剣に考える時代を迎えそうです。

俺もこんな事を考える鍼灸指圧師になるとは、思ってもみなかったよ(笑)

そんな、こんな、のモロモロをひとつ皆さんと共に考えて、思惟の道程をシェアしていきたく思います。

どうぞ、ラフな言葉で綴る気や指圧や体術にまつわる深くて面白い探求の旅に、ご同伴頂きますれば幸いに存じます。

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2015.04.30 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 鍼灸指圧

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