命を耕す 32

「動作を敏活にするということは、結局『脚』の問題に帰着する。体を支え、これを自由に運びうるものは『脚』だ。この『脚』によって体の中心をとり、これを働かせて初めて自由に動作できるのである。

だから『脚』の筋肉には十分な運動を与えて、その発達をはからなければならないのに、多くの人は『脚』をなおざりにしてしまっている。

もっとも『脚』といっても、それは腰から出るのだが、腰が座るためには、またこの『脚』に待たなければならない。

さらに腹筋に対してもっとも有効に、極度の大緊張を与えるるには、どうしても『脚』からこなければならない。

心身強健の秘訣、修養の極致は、この『脚』に潜んでいる。

古人が『踵(かかと)で息(いき)をする』と言ったのはこれである。踵で息をするとは、心気を足端(そくたん)に注ぐことである。

踵を活かすには、必ず爪先(つまさき)に覚醒を与えなければならない。爪先には5本の指がある。

だがそのなかで、ただ『親指』だけへ強く力を入れれば良いのである。すなわち腹筋の完全なる緊張は、足の『親指』からこなければならない。

剣術においては切っ先三寸(きっさきさんずん)というが、切っ先を活かすには、『左手小指』から跳ね返すような力を送らなければならない。

そして左手小指の力は『丹田』からこなければならない。しかも丹田力は、『踵』からこなければならない。

踵を強くするのには、爪先三寸を活かさなければならない。

爪先を活かすのには、親指に力を入れるのである。

結局、切っ先に迸(ほとばし)る精気は、足の親指から発するわけである。

しかし足先を支配するものは、やはり腰腹丹田(ようふくたんでん)の中心力でなければならない」

引用 高木一行「鉄人を創る肥田式強健術」学研







ドヒャーーーーー!!!!! 

アヒョーーーーー!!!!! 

ワチャーーーーー!!!!!


いやいや、この文章はかなり凄いというか、お宝中のお宝物件を探し当てたというか、

観る人が観れば、「うわぁ、全部言ってしまった!」とかそんな慨嘆が聞こえてきそうな、

言わば武道や芸事の極意のすべて、キモ中のキモを余すことなく言ってしまっているような、

そんな、まことに素晴らしいコンテンツの登場です!

この引用元の本はと言えば、アンタ、何と何とのあの

「 MU SUPER MYSTERY BOOKS」だもん。

「ムー」って雑誌を知ってるでしょ?

はい、アレがらみってこと。だから普通の学者さんとかさ、そういったマジメなアカデミズムに棲息している御仁は先天的に忌避しちゃう部門なんだけど、

アタシはこれで、アヴァンギャルドだし、昔はそれなりにミステリアスな領域もけっこう好きだったし、最近はUFOネタとかは御法度にしてるけど、

別にそのへんだってスティーブン・グリア博士だし、そんなだっしー、ってなんで、ふなっしーな口調になってんだ?(笑)

はい、それで、この冒頭論説においては「丹田と末端との力学的な相関メカニズム」が解読されておりまして、

要旨を集約すれば、最重要な部位とは意外にも『足の親指』と言えそうです。

実は、みんなには内緒にしてたんだけど(笑)アタシは少し前から歩く時に、足の親指に力を入れて歩くようにしてるの。

それで、この足の親指を意識して歩く動作が、どんな効能をもたらすのかを、先行して実験しておったわけです。

つまり、みんなよりも一歩早く、丹田力を充実させようと画策して、そうつまり、コッソリと出し抜こうとね。

ハーハッハッハー!

さいで、「足の親指意識歩行」の効能ってのは、ひとことで言えば、歩く際の重心が決まって、バランスが良くなると言えます。

ではでは、みなさんも、歩く際には是非とも足の親指を意識して、丹田力を練って頂きますれば幸いに存じます。

フフフ、実践的なアドバイスが何よりも嬉しいよね!

って、自分で言うな(笑)

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2015.04.29 | | コメント(6) | トラックバック(1) | 鍼灸指圧

コメント

爪先

 横浜在住の渡辺と申します。 先生のブログを参考にさせてもらっています。 合気道の塩田剛三先生の足の運びが参考になるかもしれません。

2015/04/29 (水) 09:54:03 | URL | 渡辺 #- [ 編集 ]

合気道開祖、植芝盛平翁の直弟子

渡辺さん、ようこそ、はじめまして!

「最強の技は、自分を殺しに来た敵と友達になること」

の名言を遺した伝説の「合気真髄」の達人、塩田氏ですね。

なんか、以前に見た動画では、まるで舞うというか、飛ぶというか、チョコチョコと飛び回っているように見えて、

猛者たちが、決して触れることもできなかった、あの体術には呻りました。

ふぅむ、ありゃあ、やっぱり、スゲエ、足さばきでしょうね。

丹田の具合とか、うん、たしかに、腹の辺りはピシッとしたままだったような。

いやいや、研究対象が広がってきますな。

エキセントリックな本ブログを読んで頂きまして、ありがとうございます。

渡辺さん、今後ともよろしくお願いします。

2015/04/29 (水) 13:35:00 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

先生お久しぶり、足腰重要は日本人ならミニに、いや耳にタコであり、その辺の理論的集大成を成し遂げたのが伝説の肥田師であり、腰腹同量のウェイトで意識を置くことの意義を知らしめてくれたわけでスゴイとしか言いようのない空海、道元に並ぶ世界史的な偉人と言うべきですね。
◆カラダの悩みと同じ或いはそれ以上のウェイトで現代人を苦しめているのがココロの悩みであり、心身一如だから本来分けて考える方がおかしいわけですが、デカルト以来の心身分離主義で近代科学の発達の恩恵に埋没した我々にはココロの問題をカラダの問題に帰一、統一させるのがホント、困難になっており、ここでもまた東洋医学、哲学の出番があるわけですよね。
■いまだ日本人の患者が増え続けているガンにしても安保氏なども言ってるようにココロのありようが自律神経を介してガン免疫であるリンパ球優位になるか、それと拮抗する顆粒球優位の抗ストレス体勢になるかが決まるわけでありココロの状態を如何にコントロールするかが
大きな課題になります。
▲呼吸法で自律神経をコントロール出来ることは東洋の知恵のエッセンスですが近代日本では調和道の藤田幽斎氏の言葉が印象的です。 曰く、「ココロでココロを制するのは右手で右手を、火で火を制するに等しい」でしたか、つまりムリ、不可能。
■ カラダを通してココロを制する道筋が日本ほど研究され、研ぎ澄まされ、活かされている国はないと思います。 社会の複雑化、高熟化、環境問題の悪化などでココロの悩みは今や若年層の専売特許ではなくなりました。 カラダを通してココロを救うという、正に心身一如の実践活動に日夜取り組んでおられる先生には今一度
敬服の意を表しておきたく思います。 命とイノチの触れ合いはまだまだ現代科学や西洋医学の及ぶところでは
ありませんね。

2015/04/29 (水) 14:39:52 | URL | koganei #- [ 編集 ]

まったく仰るとおり

koganeiさん、いつも秀逸なコメントを頂きまして、ありがとうございます。

2015/04/30 (木) 05:12:27 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

かかとに頼らない

昨秋より先日まで、体調が思わしくなく(病気で寝込んだりはしない)、生理も気を失う位キツイし(失礼!)落ち込んでおりました。。そんな折、日本人の奥さん(パレリーナの方でした)、先生の記事、ミクロネシアのsuyapさんの記事を拝見し、つま先から歩いてみよう!を始めました。2週間を経過。朝起きる時に陥っていた吊る足も吊らなくなり、上半身を腰が支えて、その腰を脚が支えている、という実感。
有難い気持ちです。
今まで、ごめんね。感謝が足りて無かったね。
教えていただいて、ありがとうございます。

2015/05/28 (木) 14:39:47 | URL | お世話になってます #- [ 編集 ]

てへへ

感謝なんて、そんな。 



ただアッシは自分の精神安定剤的な意味合いもあって、 

このブログを書き連ねておるという次第でして。



まったく、そもそも全然たいそうなモンでもないアッシの情報ですから、 

いかようにも好きなように記事内容をご活用下されば、

ありがや、ありがたや、でやんす(笑)



情報は公開してこそ意味がある。

非公開とか、秘匿とか、秘密保護とか、そういう言葉はあたしの脳端末のデータバンクにはござんせん。 



さいで、つまさき歩きで、体調が好転してほんと良かったですね。



女性の「血の道」を整える生薬はいっぱいあるけど、芍薬・シャクヤクにはヒートショックプロテイン濃度を上げるペオニフロリンという化合物が含有されているとのこと。

芍薬の根っこはそうそう摂取できかねるけど、 

お風呂の入り方とか、工夫してヒートショックプロテイン濃度を上げていけば、生理痛も軽くなるかも。



もっとも男子であり、野郎であり、おやじであるオイラのアドバイスではね、いかんとも実感、実践が伴わない。 



こういう領域は女性鍼灸師の専売特許。



日本古来の女性の腰巻きの赤色はこれは紅花・ベニバナの色素で染めてあるんだけど、これも優秀な活血薬にして生理調整薬。



紅花を乾燥させた花びらを浮かべたお風呂なんて、イイかも。やったことないけど(笑)



薔薇を浮かべたお風呂なんてゴージャスですな。これもやったことないけど(笑) 



きほん、アタシは烏の行水でして、昨晩からはこれに水行が追加されました!めっちゃ冷たいから、子供とキャーキャー騒ぎまくり。



副腎皮質強化合宿を丸二年は続ける予定です。



あっ、素敵なハンドルネームを、どうぞつけておくんなまし! 



2015/05/28 (木) 19:38:59 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

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2015/04/29 21:52 | ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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