命を耕す 19

「『気』を考える上で、宗教の動作がヒントを与えてくれそうだ。仏教も、神道も、キリスト教も、道教も、仏ないし神に向かう時、両手を合わせる。こする、たたく、にぎる、と形式は異なるが、いずれも合わせるのは甲でなく、手のひらである。

そこで、自分の『気』を感知することのできる最も簡単な方法を紹介する。両手のひらを無理なく、自然に広げる。それぞれの指はくっつかないほどに離しておく。ようするに自然体である。左右の手のひらを向き合わせ、ソフトボールがはいるくらいの間隔にする。両目をとじ、呼吸を深くゆっくりとする。

問題は意識であるが、手のひらに集中し、手のひらで呼吸をしている『つもり』になる。

それが実は気功の大きなポイントである。

これをしばらくつづけると、両手の間に一種の実在感が生じるであろう。両手を押しつけようとすれば抵抗感があり、逆に両手を引き離そうとすると粘着感がある。

たとえていうならば、ゴム風船を両手のひらではさんだようであり、その風船が手のひらにピッタリと貼りついている。そんな感じである。

それが『気』である。

この時、他人がそこに手をさしこんだら、温かさを感じるはずである。これ以外にも、意識を臍(へそ)の下の丹田(たんでん)や、ひたいの眉間(みけん)に集中した場合、独特の感覚が生じる。

さらに、息を吸うときの意識が、足のかかとから背中を通り、頭のてっぺんまで、じょじょに息とともに移動する段階になれば、全身的な『気』の流れを感知することができるだろう」

引用 池上正治「『気』で観る人体 経絡とツボのネットワーク」講談社現代新書







気を自分の感覚で獲得した場合の体感は『八触』と呼ばれており、つまり8種類の気の感じが通常はあるとされる。その8つの気の感じとは

①熱い(温かい)、②しびれる、③涼しい、④重たい、⑤かゆい、⑥虫がはう、⑦はれぼったい、⑧だるい、

である。

とはいえ、気の流れるボディに隅々までキレイに気が流れていさえすればイイわけだから、気感を味わえなくとも別に何の問題もないのです。

余りに気を求めすぎると体内の気の流れが乱れて気のコントロールを失って『偏差』という状況が生まれ、幻覚を見たり、精神状態が変調する『走火入魔』というダークサイドに陥る危険性もある。

あくまで自然体にして、ソフトに少しづつ修練を積むが宜しい。

手の平に意識を集中する訓練くらいなら、ほとんど何も問題はないでしょう。

気感を得ずとも、『気』は常にあなたの「敵ではなく味方であり仲間」です。

フォースと共に。

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2015.04.18 | | コメント(7) | トラックバック(0) | 鍼灸指圧

コメント

ウマシカコメ

先生、おはです。

『走火入魔』
詐欺系カルトや、メンヘラスピ系とか、こっちの面を異常に強調して信者を集めているよね。

神の声聞いて教祖に成りたい、幻覚見て預言者に成りたい、脳内救世主希望の困ったチャンも結構いるしね(爆)

「気」が胡散臭く見られているのは、先生の業界の責任も有るけど、それ以上に詐欺カルトやアホスピの影響の方が大きいと思うけどね、個人的にはwww

自分的には教祖とか救世主には興味ないですね。
おねーちゃんハベらしても楽しいの一瞬だし、凄くめんどくさいじゃないですか?(爆)
中庸が一番でつwww

2015/04/18 (土) 06:59:27 | URL | クチブラ #2JEUmp5Q [ 編集 ]

食育でも体育でも教育でもなく

医育か、養生育か、『気育』の大切さを、おれら鍼灸界は提言すべき立場なの。

だけど、そんなことを言うヤツはたぶん、俺ひとりくらいのものでしょうね。

気をね、利権にしちゃあイカン!

でも、なんでも利権にして、既得権を作るのが、悪しき資本主義社会ってわけで、

25年前の気功ブームも、にわか気功利権の創出であったと見なせる。

この第一次気功ブームにうちら鍼灸界は乗っかることは無かったけど、本当はこの時に、

もっともっと自分たち鍼灸医療、指圧医療こそが気功治療そのもの、なんだと世間にアピールすべきだったんだけど、

その機を逸した罪は大きいよね。

狭義での気功はいわゆる太極拳的な気功エクササイズという一つの健康法だけど、
広義では、中医学体系に属するすべての養生術、つまり鍼灸、すいな、按摩、指圧などの物理療法と、湯液の漢方薬療法、医食同源の食事療法、

導引、行気などの呼吸法や運動法のすべてが本来的には気功であるわけです。

気をコントロールすることが気功であり、生命力を賦活する方法が気功なわけで、

第一次気功ブームは、狭義での気功法に注目したけど、広義での気功の本質には到底、到達しなかったと総括できる。

この広義での気功の意義を世間にアピールする役目を俺ら鍼灸界が任ずべきだったのに、なにもそういうアピールをしなかった。

まったく、いつも時流に疎い、超プレゼン下手のこの業界体質は、ぜんぜん改善されないね。

まあ、業界うんぬんを言ってもいつも何も変わらないから、俺が変わるしかない。

日本に初めて風水学を紹介した荒俣宏によれば、中国本土にいる本式の風水師も、すでに絶滅の危機を迎えているというしね。

ここ日本における指圧という手技も全盛期を過ぎて、ほとんど息絶えた感がある。

ホンモノが消えると、ニセモノが跋扈するのは、無資格インチキ代替医療ビジネスが大流行しているのを見れば一目瞭然。

あのユルユルの素人按摩を本式の東洋医学と思う者が増えれば、それは東洋医学の死滅を意味するわけ。

もうそういう時代になってきている。

100均文明の到来だよ。すべてが劣化した世界。

まあ、俺は俺でホンモノを追及し、ホンモノ情報だけを今後も発信するけどね。

2015/04/19 (日) 06:06:54 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

ウマシカコメ

おはです。

悪の組織キリスト教とプラトニズムベースのワンワールド企画展開中の世界では、支配階層の進める文化支配に邪魔なモノは、排除したいでしょうね。
自分達のビジネスに影響を与える、可能性のある良質な文化ほどね。

けっして自称ユ●ヤ教人さんじゃ無いですから。
D党さん辺りは、寸止めユ●ヤ陰毛論のオウム返しだけどね(爆)

針灸、指圧、風水(地磁気)読みとかされたら、支配階層の人達困るでしょう(笑)
そりゃマガイモぶつけて、徐々に潰しに来るよね。
先行して関係者及び業界の劣化作戦の展開。

こうして下層階層に恩恵を生む文化は世界中から、消えていくんじゃないですかね?
残るのは糞みたいな、商業ベース共通文化という事で(笑)

2015/04/19 (日) 06:47:49 | URL | クチブラ #2JEUmp5Q [ 編集 ]

ハダカデバネズミって

哺乳類最強の抗ガン体質だっていうから、最近は朝食に必ず人参ロースティックをね、

食べてるけど、もともとウンピーの出はイイんだけど、さらに良くなってきてるかも。

これぞ抗ガンならぬ耕運もとい幸運体質への変貌か(笑)

しっかし、問題は山積してるね。ワンワールドの思うつぼに、どっぷりと嵌ってまってさぁ、ほんと、ヤバイよ!

例えば鍼灸界には西洋医でもお手上げの難病をアッサリと治せるような名人が今も少なからず現存してたりするわけだけど、

こういう名人芸をいくら宣伝しても、日本の養生文化の底上げにはつながらない。

誰もがその名人芸の恩恵にあずかれるわけではないしね。

でね、実はこれまで日本の養生文化を下支えしてきたのは、街中で超ジミ〜に、「指圧」の看板を出して、

細々な営業だけど、もの凄く丁寧な指圧治療を常連客に施していたおじちゃん指圧師、おばちゃん指圧師たちがね、本当の意味で日本の未病治医療を実践していたの。

これは最近になって俺の治療院の常連さんになってくれたお客さんたちが、口々にそういう昔のエピソードを披露してくれるから、絶対にリアルな史実。

だけど、こういった街中の名も無き指圧師たちが一般大衆の未病を治して、予防医学の重要な一端を担っていたなんてことに、

これまで一切誰も目を向けてこなかったわけよ。

それで浪越先生亡き後に指圧界にはスターが不在で、ずっとこの業界は自分たちの医療の良さをアピールしないで、

ここ30年ほどボンヤリ過ごしてきたから、アッという間に、ここ数年で無資格インチキ代替医療ビジネスに天下を取られてしまったというわけ。

もうね、これは完全にうちらの啓蒙不足もあっての完敗。もちろんワンワールドのアジェンダの一環という視点も必須だけど。

だから俺が今やってるのは、単に負け戦もいいとこの悪あがき(笑)

でも、負けいくさもね、けっこう面白いよ。

そうそう、気功修練の参考書として出色の作品とも言えるのが

中健次郎さんの「病気が治る『気功入門』DVDブック」マキノ出版、という本。

これはDVD付きだから、実際の身体の動かし方も動画で理解できて素晴らしいと思う。

俺はあまりまだ参照してないけど(笑)自分で独自のやり方を開発したいから。

でも、そろそろ二層目も攻略していきたいから、ようやく丹田呼吸法とか、ちょっとした動功を始めた。

この本にも書いてあるけど、鼻で大気を吸い込む際に、舌ベラで上の歯の後ろを触ってつなげると、身体前後の正中線の経絡がそこでつながる、

なんてのは、これ西野流に通っていた鍼灸学校の学友もコッソリと教えてくれた秘技というか密のアドバイスで、

経絡をつなぐというよりも、この方が腹の方に気が入りやすく感じるね。

つうことで、まだまだ、言い足りない(笑)

2015/04/19 (日) 13:58:27 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

ウマシカ

チーす(笑)
人参は毎日1本いってますわ。
自分のお腹の中のビフィズス菌には、リンゴとバナナよりかは人参が合うみたいです。
人参食べないと、調子が悪くなる傾向が多々あります。
腸内フローラにしても1年前比較で、最新の情報では色々と違う視点が流れて来てますね。
乳酸菌サプリは、ほぼ効果無しで確定だしさ(笑)
頭の中のOSの書き換えは柔軟にアップデートしないと、
生き残れない厳しい時代に突入してますね。
情報戦の世界だから、気を抜いたらバッサリやられますわ、どの業界でも。

中健次郎さんの「病気が治る『気功入門』DVDブック」マキノ出版
この本購入してみます。
後、舌の使い方情報ありがとうございます。
早速実践してみます。

2015/04/19 (日) 15:15:51 | URL | クチブラ #2JEUmp5Q [ 編集 ]

人参スティック・シンクロニシティー?

わお、もろに共時性現象?

ユングの言う、意味のあるシンクロっすね!

舌使いの呼吸法の感触、何度も確かめたけど、思いっきり吸い込む場合は、

舌なしの方が吸い込める感じ。

そんで、ちょこっとうっかり吸い込む時は、舌使いの方が気が入りやすいのか?

まあ、これから20年かけて、丹田を練る気で、気長に呼吸と向き合いますかね。

中さんの本は、初級から上級まで幅広くストレートゾーンって感じの内容です。

それぞれ受け手の度量で、吸収できるコンテンツは変わるでしょうね。

それは、どんな本でも媒体でも同じか。

アタシは、自分の創作ダンスにね、ちょっと気功的な動きを追加し始めました。

2015/04/19 (日) 20:12:53 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

インターフェロン・インデューサー

ってのは、腹腔マクロファージに抗ガン、抗ウイルス性のサイトカインであるインターフェロンを、

バンバンと分泌させる力のある素材をそう呼ぶんだけど、

その筆頭が根っこ野菜の皮の部分。

だっから、ハダカデバネズミはそんなもんばっか食べてるから、

哺乳類最強の抗ガン体質ってわけ。

俺もブラちゃんも今じゃあすっかり、ハダカで出っ歯なネズミだわさ(笑)

2015/04/19 (日) 21:17:54 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

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