ぬくもり 22

「あんた、今書いてる Kさんって、いつからのお客さんなの?」

「えっ、だからこの指圧シリーズを始めてから、フラッと飛び込みで来院した患者さんで、ええと、初診がこの3月の26日で、次が28日」

「そうなんだ、なんかスゴイね、シンクロニシティーじゃん!」

「そう共時性だね。この指圧ネタのために登場してくれたみたいね。でもよくあるよ、こういうこと。だってこの宇宙は粒子性と波動性の量子真空の情報媒体だから、ひとつのネタが播かれれば、それがどこかで芽を出して、アンテナが合う者が吸い寄せられてくるわけ。あっ、それでさぁ、 Kさんってば、足の裏がメチャクチャ柔らかいから、何かやってるの?って聞いたら、専用のグリグリ棒で毎日、足裏の硬いところをほぐして溶かしてるんだって」

「ヒョエー!あんた、ほんとにそのヒト、仙人みたいだね!」

「そう、市井のプチ仙人と名づけたけど、早い話しが養生の達人ってこと。また Kさんはさぁ、話しを聞くと、小さい頃からもの凄い苦労をしてるの。なみの苦労じゃあない。そういう苦労の多い人生の中から、きっと自分の健康は自分で守る、という自立心のようなものが醸成されて、ホンモノの養生法を見抜く眼力が育ったんだろうね、おっと、話しが長くなるとアレで、次の患者さんの予約があるから、もう切るよ」

「はいね、アリガトー!」



昨日、私の身内から治療院に電話があって、こんな会話をしました。

世に養生法のコンテンツは多々ありますが、理屈ではなく、実際の実践例というか生きた証拠、リアル・エビデンス、生き証人の話ってのは、やはり非常に人々の興味をそそるようで、

私の身内もあまりに興味をそそられたようで、いてもたってもいられずに、私に電話をかけてきたというわけです。

おいおい Kさんがなぜ、これほどまでに素晴らしい自分独自の養生術を体得したのか?については、治療のたびに聞いてみようかと思っております。

実は、私は Kさんのような、こういう自分独自の養生術を体得して欲しくて、こんなブログを開設し、養生に関する情報コンテンツを公開しています。

ですから、つまり Kさんは、もうこのブログなど読む必要はありません。

また、ここを読んできて自分独自の養生術を体得した読者のみなさまも、ある意味、自己流養生術が完成すれば、ここを卒業すれば良いわけです。

あくまでこうしたネット情報は素材に過ぎませんから、素材をもとにして、いかに自分に合った養生術を編み出すか、は素材の受け手のセンスに任されていると言えるのです。

さて、ネットには非常に多くの情報が散乱しており、その中にはビックリするような奇跡的な治癒を謳う治療術を披瀝する者もあるし、またガンをはじめ、難病など簡単に治る、と豪語するサイトも多々見受けられます。

しかし、私からみれば、こうした誇大広告や誇大妄想とも取れる文言が羅列されたサイトはまったくもって信用ならない、と断定できます。

まずもって、こうしたサイトにはその治術の有効性を証明できるエビデンスのたぐいが一切、提示公開されておりません。

治った、という以上は、治ったデータを公開しなければ、誰にも信用されないというのは、EBM(証拠にもとづく医療)の時代には常識です。

また、細胞がガン化するメカニズムについても、あくまでそれはPC上の空論というか、脳内バーチャル理論であって、実際の臨床におけるガン患者のガン細胞がすべてある単一の原因をもとにガン化した、というエビデンスなど取れないわけです。

いな単一の原因がもとで細胞がガン化することなど、恐らくは絶対にあり得ません。

私はこれまで何度も申してきたとおり、生命現象とは複雑系で非線形性でカオティックで、粒子性と波動性をもった量子のような矛盾した振る舞いをする奔放な「ありよう」が

命のありのままの姿なのですから、文字列が生み出す整合性のある論理が、そのまま生命現象に適用できるほどに、命はチャチなものではない、とこれまで通り、断言しておきます。

なぜ、私がここまでくどく、命の何たるか?に言及するかと言えば、それは毎日、指圧という日本が世界に誇る最上の「おもてなし医療」の実践を通して、

ヒトの身体に触れて、ヒトの身体を治療して、ヒトの命の何たるか?

を教えられ、悟らされているからなのです。

つまり私は、命の何たるか?をみなさまに伝えるメディア、シャーマン、巫女の役目を仰せつかっているということなのです。

モノ言わぬ指圧師が多い中で、これだけモノを言う指圧師も珍しいでしょうね(笑)

ヒトの身体を触ったこともないような者に、いったい命の何が分かるというのでしょう。

医療者であろうと、シロウトであろうと、ヒトの身体に触れていない者の意見を私はまったく聞く気にはなりません。

この命の「ぬくもり」に触れなければ、命の何たるか?など決してわかりはしません。

そして、いくら触っても、実は命は不可思議で、いったい命とは何なのか?など、なかなか、分かるものではない、こともわかってくるのです。

貝原益軒がなぜ『養生訓』の2大キーワードに「畏れと慎み」をもってきたのか?

それは命こそが「畏れと慎み」をもって対峙すべき

神聖にして不可侵な領域だと言いたかったからなのです。

「指圧のこころ、母心、押せば、命の泉湧く」

浪越徳治郎先生のオハコのこのキャッチフレーズはまさに、

命を触る実感から芽生えた命の何たるか?のひとつの悟得の到達点だったと言えましょう。

「 クール・ジャパン・S H I A T S U 」の復権に向けて、

さぁて、だいぶ、ヒートショックプロテインしてきたよぉ〜ん(笑)




※ ここ日本において「手当て」を行える医療者は「医師、柔道整復師、按摩マッサージ指圧師、鍼師、灸師」の国家資格を有する者のみです。その他のニセ代替医療ビジネスはすべて無資格者による「手当て」モドキです。施術や治療を治療者に請う場合には、国家資格を有するのか、無資格なのかを、よくよくご確認のうえ、くれぐれも誇大広告に騙されませんように、各自、お気を付けください。

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2015.03.30 | | コメント(5) | トラックバック(0) | 鍼灸指圧

コメント

自分のカラダ以上の宝などないわけで決定権も自分にあることを先ず知るべき

 ■オレら医療のプロだ、エビデンスも出せないで知ったかぶりすんなという今村先生の怒りは当然でネット世界は百貨楼蘭の医療健康情報まみれ花ざかり状態で今の時期の日本の野山みたいである。 中には末期資本主義、強欲資本主義そのまんまの騙したモン勝ちカネ払ったモン負けみたいなトンデモ商品がらみのサイトも満載だから医療消費者としての医療、健康リテラシーが以前にも増して求められる。
 ★結局は自分のカラダのことは最終的に自分にしか分からないのであるからカネ儲けや色恋沙汰やグルメ、温泉
以上の関心や意識を持って或る程度のことはカラダについて学び知っておくことである。今まで無関心無頓着だった人も本屋の健康コーーナー立ち読みから始めればいい話である。少なくとも健康レベルの話なら最後の決定権は自分にある。
■一方で医療専門家とか関係者の人も立場でモノを言う場合と本音で言う場合のセメギアイとか葛藤に今まで以上に苦しみモガクことが人間というか魂の成長に役立つことを知るべきであり謙虚さや真摯さというアノ世に持っていける財産についても考えておくことである。

2015/03/30 (月) 17:45:28 | URL | koganei #- [ 編集 ]

駄文・ウマシカ

先生、ばんわっす。

前コメありがとうございました。
鼻の方は順調です、再発の予定も無しでwww

最近はドック(安衛法の縛りで強制)の数値が悪くても、何となく原因が想像できるので、自分成りの対処療法で行けるなと、考えられるように成りましたわwww

駄目なら駄目で、パラダイスもしくはヘルに行けば良いだけだし(爆)

治療も、ねーちゃんも、エロも、触れてナンボが大原則でしょうwww
どちらも能書きさんは、滅茶苦茶カッコ悪いですから(爆)

牧之原行ったら、ポテチとわかめせんべいです。
鰻は、その次以降の楽しみにwww
ではでは。

2015/03/30 (月) 20:00:16 | URL | クチブラ #2JEUmp5Q [ 編集 ]

駄文、返信

koganeiさん、アッシも最近はマメに本屋の健康コーナーをチェックしてます(笑)

まあ、オッと思うような言説に遭遇する機会はほとんどありませんがね。

ただ、ワタヨウタカホという医師のガンに対する食養生に関しては、けっこうイイ線行ってるかなと。

でも、あんまり細かくチェックしたわけではないので、絶大なる推薦はしませんが。

いちおう、トレンドチェックというか、ネタがかぶってるものを探すようにしてるんだけど、

いまんとこ、モロにこことかぶるような言説は見あたりませんね。

結局は養生の指示は出せても、実践するかどうかはそのヒト次第ですから、最後はいかにして自分が自分の身体に責任を持てるかどうか。

その自立心、自律心さえ、獲得できれば、後は本能さえ磨いていけば、ニセモノとホンモノを見抜く眼力は養われるでしょうね。

いつも、有益なコメントを頂きまして、ありがとうございます。



ブラちゃん、それなりに体調が良好のようで、なりよりです。

そうっすね、触ってナンボの世界が「手当て」医療の世界。

その中でも一等、優れたものが指圧ってことになると思うね。

指圧の世界を熱く語る、なんてのも、ここんとこの健康本のトレンドには無いね。

アヴァンギャルドでユニークを信条にしてますから、Kさんの出現も、神の采配か、はたまた量子真空の情報場のなぜるワザか、なかなか、もってこいの展開っすね(笑)

2015/03/31 (火) 00:34:02 | URL | 養生法の探求 #- [ 編集 ]

そうだ、ポカリつか人参、リンゴ、レモンジュース飲まないと、

■ワタヨー先生はガン患者の人に人気があり時々本の中で引用される師匠筋の京大名誉教授の和田洋巳先生の考え方もいいですね。即ちガンは強い治療で叩かれるたびに遺伝子を変えて生き延びようとするから三大療法で叩く場合も全力でやり過ぎて免疫系を壊さないことだ、と肺がん標準治療の権威だった方にしてはシゴク当然なことを言っておられます。 
★そういや80年代に米国NCIのヴィンセントデビタ所長の議会証言とかもありました。
今村先生も言われてましたがガンも自分の中から必要性があって出来たものだから敵視してやっつければいいという発想ジャダメだということでアポトーシスというか自然に消えてもらう道筋づくりが肝心ですね。
■抗がん剤の少量投与で消せなくても現状維持できるならコレも評価してもいいのではという温和なw考え方や免疫に特化した取り組みなど西洋医学のガンの見方も柔軟多様になってきました。
★自分自身で対策する際は今村先生が説かれている多糖類含む食や温熱や運動でHSPを分泌させる取り組みが大きなカギになることは間違いなく西洋医療でも今後さらに研究されていく分野だと思います。マジメモードですいません。

2015/03/31 (火) 09:09:39 | URL | koganei #- [ 編集 ]

ゲルソン・ジュースね

うちの常連さんのガンの既往のある御婦人が、今も毎朝、リンゴ皮付き、人参皮付き、レモンは薄皮付きの果肉を専用のミキサーでゲルソン・ジュースにして、飲んでいます。

この御婦人は、抗ガン剤と外科手術を経て、今も非常に元気なのですが、

影の功労者は何と言っても、もちろん、私の温灸と指圧っすよ(笑)

抗ガン対策ってのは、結局は、いかにして免疫細胞を味方に付けるか、がキモになるわけで、

だからこそ「ネバネバヒート養生法」なんすよね。

まっ、そういうこって、早、明日から4月です。

明日からは、ハンドルネームを刷新し、お題も新しくして、指圧に関して、ガンガン、と記事を書いていきます。

こう、ご期待ってことで、みなさん、よろしく!

2015/03/31 (火) 20:00:14 | URL | 養生法の探求 #- [ 編集 ]

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