ぬくもり 19

いやはや情報というタネも一粒万倍だね、っていきなり何のフリだよ?

でしょうが、医療ジャーナリストの船瀬俊介さんが、先日おこなった「新医学宣言」の英語版の記者会見で私が以前にいた古巣のサイトでまいた情報のタネである

5000年前の欧州において鍼治療がなされていた痕跡とされるタトゥーをまとったアイスマンについて、かのR.K氏が熱く語ってくれたのです。

彼の関連サイトである東洋医学交流掲示板に盛んに書き込んだアイスマンをはじめとする鍼灸ネタ情報が、こうした形で芽吹いてくれるとは、思いも寄りませんでした。

ただ氏はいまだにホルミンシス擁護派であったりして、そこは私としては大いに異論がありますが、それは今回はひとまず置いて、まずはアイスマンや鍼灸について触れてくれたことには心から感謝申し上げます。

これで私の東洋医学啓蒙ネット戦略もすでに5年前からの仕込みでありまして、ようやく仕込みの成果である萌芽が見えてきました。

春ですね(笑)

さて、しかし、こちら指圧道の危機に関しては、かなり急を要し、またもしかすると「手遅れ」となる危険性をはらんでいます。

よって、新たなミッションとしましては、今後、私は「指圧」の何たるか?を普及するために全力を注がねばなりません。

なぜ、これほどまでに指圧が没落してしまったのか?の一番の大きな原因は、ここ20年ほどは指圧界にスターが不在であったことです。

浪越徳治郎先生の亡き後に、まったく指圧の良さを世間にアピールする者がいなかった。

これが致命的な指圧に関する啓蒙不足を招き、ついにここまで指圧を没落せしめたと言えます。

その他の要因には、例えば鍼灸の専門学校から今から25年前頃にマッサージ科が無くなってしまい、本科がメインになってしまった事も一因でしょう。

マッサージ科がなぜ無くなってしまったのかの背景はよく知りませんが、もしもマッサージ科が残っていれば、少なくとも指圧師になる者を一定数は確保できたはずです。

またこうした制度的な流れから本科のみになり、鍼師や灸師にはなるが、手技三法の担い手である

按摩師、マッサージ師、指圧師になる者が激減したことは、やはり指圧の衰退と同期連動していると思われます。

さらに鍼灸界、東洋医学界に以前から漂う手技三法を幾らか下に見て差別するような風潮があったことも、指圧の衰退に拍車をかけたかもしれません。

鍼灸の専門学校に私が入学した際に、鍼灸学校の先生が言った言葉で印象に残ったのが、「指圧や按摩が上手でなければ、鍼や灸もうまくならない」でした。

まず按摩や指圧やマッサージを通して、この「二が手」の手指でヒトの身体の何たるか?を探る中で、

「手当て」の深い意義を自得し、「手入れ」の大切さを知り、「手助け」の真の意味を悟り、「手抜き」の恥を知り、「手遅れ」を回避する養生のスベを学ぶのです。

医療の根源こそがヒトがヒトに癒しの心をもって触れる「手当て」なのですから、なまじ手技三法を軽んじれば、いったいどんな東洋医学の未来が待っているかは自明です。

もしかすると、この国の指圧の危機とは、東洋医学界がみずから招いた大いなる失態だったと言えるかもしれません。

ここのところ、つらつらと、我が業界、いな、我が愛する指圧道の未来を思い、様々な思考を脳内に散乱させておりましたが、脳内でブラウン運動をしていた語句の粒々が収斂されて、

あるひと言に沈殿し、帰着しました。

そのひと言とは「自業自得」です。

浪越徳治郎先生が発火点となって指圧という言葉をブレイクさせ、増永静人先生が「経絡指圧」という言葉を創り、「医王会」という指圧の研鑽会まで創設し、

アメリカやカナダや韓国や中国など海外にまで講演に出掛けては「禅 SHIATSU 」として医療の中のクール・ジャパン「指圧」をアピール宣伝してくれた、

その後を引き継いで、さらに「しあつ」を日本国民と世界にアピールする作業を私たち指圧師は怠ってしまったのです。

ここ20余年間のこのブランクは余りに大きかった!

実は指圧ほど素晴らしい医療はありません。

なにせこの身体さえあれば、他に道具はいっさい要らないのです。

そう究極のエコ医療が指圧なのです。

エコロジーの言葉がもてはやされる今こそ指圧に注目すべきです。

つまりは、指圧こそがジャパンアニメや漆器やハイテク物作りやマツダのカーデザインに負けず劣らない

クール・ジャパンなんです!

声を大にしてシャウトしようぜ!

日本人なんだから、

せぇ〜のっ、はいっ、

「鍼灸指圧は日本文化! 鍼灸指圧はクール・ジャパン!」

浪越先生、増永先生、プレゼンが遅くなってほんと御免なさい。

日本が世界に誇る最上のおもてなし医療、

「 S H I A T S U 」の凄味をこれからとくとアピールしていきます。

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2015.03.27 | | コメント(3) | トラックバック(0) | 鍼灸指圧

コメント

物理化学とまた違う生命生物ってホント深くて‥

■生命現象は数値化しにくいものが多く、そういう要素が統合して根本治癒に向かうというイメージが自分の中にありますが今村先生が現代医学や科学で説明を凝らしても尚説明しきれない部分があり、そこにこそ宇宙、生命の真理や神秘が潜むわけでもどかしい限りです。
★アイスマンの経絡図も記録にない超古代先史文明の名残か何かかも知れず人類の文明もホントは凄い進んだものがカツテあったのかも知れません。
壮大な大自然のエネルギーを申し訳程度に利用する一方で悪魔の発明みたいな厄介なモノに手を染め抜け出しにくくなっているトホホ人類ですがミクロの世界では現代科学では尚も検知困難な微細エネルギーの存在も見逃せず生命現象の核となっているものがナニであるのかの解明のためにもこうしたエネルギーの研究に期待が寄せられるところです。
■機械や薬剤では出せないエネルギーが掌、指先から出ていることはキリストや仏陀の奇跡を見ても確実で一般人の多くも施術や孫の手を通して感じ取っているところです。 いづれにせよ科学的解明と人間対人間という二方向で作業が進められていく必要性は今後も変わらないんでしょうね。

2015/03/27 (金) 12:27:35 | URL | koganei #- [ 編集 ]

おっしゃる通り!

koganeiさん、いつも高度なコメントを頂きまして、ありがとうございます。

アイスマンと、船瀬さん、リチャードさん、ベンフルさん、の動画はこちらです。

https://www.youtube.com/watch?v=gJz9rlNj8Yo

この会見でリチャードさんが言っている「外部からクスリや何かをするのではなく、内部に備わっている自分のホルモンを活用すれば病院もクスリも要らない」

はまさに正鵠を射たコメントと感心しました。

本質が伝わるってのは、気持ちいいもんです。

俺はかつての党員ですからね(笑)

2015/03/27 (金) 19:14:14 | URL | 養生法の探求 #- [ 編集 ]

ホルモンと聞いて‥マタとりとめもないこと書きスイマセン

★リチャコシさんの言う通りホルモンが我々の生命現象から日常生活まで大きなカギを握ってるわけで身体と精神の不快症状なくそう、それもモットマット効率いい方法でやろうとして何か行き詰ったりトンデモ方向に行ったりしてるのが現代文明の大きな病巣の一つですね。
▲自分の体内から良質無害の天然の快楽ホルモンが出るのにそういう工夫や努力をせず怪しげなツカ非常に怪しいニセモン買って車でヤリ真昼間の街頭で一人異次元状態で泡吹きながら警察官に引っ張り出されるなどは例え親でも他人装って素通りしたくなる、虫にも劣る外道行為であり他人に被害まで与えるとなると居合わせた市民らによる超法規的制裁も許されるべきと思われ‥ちょっと息整えます。
■とにかく自分でカラダ鍛えるとか今村先生のようなベータエンドルフィンなどの快ホルモン分泌させるツボ心得てるプロに施術してもらうとか天然自然のホルモンの効用を得る道筋はあるわけでコッチは健康道に繋がる道筋なんだけど外からニセモノの快楽物質入れるのは薬物耐性とか依存の問題でいづれ地獄行きになるのは確実であり絶対やってはダメダメで人間止めるのクスリ止めるのドッチかにしろよコノヤローとなるわけですよね。
★先生のブロブではガンとか難病についての話が主体なんだけどホルモンとか聞くとツイこういう問題に意識がイッテしまい年ガイもなく血気に任せてマタとりとめもないこと書いてしまいました。酒場放浪記などのホルモンはマタ違う趣もありますけどね、あ、スイマセン‥

2015/03/27 (金) 22:07:33 | URL | koganei #- [ 編集 ]

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