ぬくもり 14

「Q. あなたのご意見では、ガンの治療には、玄米正食法と漢方薬さえあれば良いというように受け取れますが、それで良いものでしょうか?

A. 誤解をされては困ります。私はなにもガンの治療に現代医学がまったく不要であるなどということを主張しているのではありません。私は現代医学については、まったくの門外漢で、そちらの知識は全然ありませんので、現代医学について、とやかく批判がましいことを言う資格はないのです。しかし、ただひとつだけ、ガンの治療には現代医学だけではイケナイという強い印象を受けた事実があるのです。それは何年か前に、ガン学者の最高権威であった田崎勇三博士が、歯肉ガンで亡くなられたことです。それは申し分のない早期発見であった。2年間のラジウム療法、外科的処置(手術)、コバルト照射、マイトマイシン(制ガン剤)の注射など、ありとあらゆる十二分の現代医学の抗ガン三大療法による手当てを尽くされながら、とうとう他界されたのです。当時、国立ガン研究所所長であり、また対ガン運動の総帥として、「早期発見、早期治療で、ガンは退治する」と、全国各地を講演して廻り、講演会場はすべて満員になる程の対ガン国民運動の盛り上がりの立て役者であった博士だけに、全国民のショックは大きいものがありました。田崎博士の死は、例えガンが極めて早期に発見されても、現代医学の三大療法による抗ガン対処療法だけでは、絶対にガンは治らないという事実を我々に教えてくれているように思われます。

これに対して、笹の抽出物を使用した大島光信博士の治験は意外なものを感じます。博士は次の事実から笹の抽出物バンフォリンの研究に打ち込むようになったといいます。当時、成分もなにも、まったくわかっていなかった笹の茶褐色の抽出物の粉末を、上顎ガンに罹(かか)ったために外科手術をしてガン病巣を取り除き、その後、放射線をかけたが、再発してしまった、どうしようもない状態のガン患者に投与したということです。その結果は、2ヶ月くらいで猛烈な再発ガンの激痛が取れてきて、ガンが小さくなりはじめ、半年ぐらいあとには、ついにガンらしいものがスッカリ無くなって、上皮がかぶってきた、といいます(引用『主治医』第10巻第6号)。

こういうのが天然の生薬である漢方薬の妙味でしょうね。また「『日本医師会雑誌』第41巻・第12号(昭和34年6月10日発行)によれば、千葉大学医学部外科の中山恒明教授が、『漢方薬療法の経験』と題して、4ページ半にわたるスペースで、近代化学療法のガン療法とはまったく対照的なガンの民間薬である藤瘤(ふじのこぶ)、訶子(かし)、菱実(ひしのみ)、薏苡仁(よくいにん)を各10グラムずつ煎剤として用いた結果を発表しています。中山外科で扱った168例のうち、これらの民間薬を使用したものには副作用がほとんど見られず、全例の20%が有効例として認められたと言います。

薏苡仁(よくいにん)は江戸初期の神医と称えられた漢方医、永田徳本翁のガンの特効薬として有名で、薬学部のヨクイニンの実験では、ハトムギのヨクイニンにはガン細胞をアポトーシス誘導することが確認されています」
参照「荒木正胤『漢方問答 東洋医学の世界』柏樹社」


たぶん、ここを訪れているコアな本ブログ読者の皆さんは、この荒木師匠による名講義をまだもっともっと読みたく思っている方が、多数おられると想像します。

この第一級の養生コンテンツが内包された書物が今や絶版で、入手が困難なのですからね。

それはともかく、私がこうしたガンがらみの論説の中で一番みなさんに言いたいことは、日常のありふれたごくごく普通の食材の中に、ガンを予防し治療できる可能性を秘めた象形薬理(しょうけいやくり)な食材がきっとありますよ、というポイントです。

しょうけいやくり、ショーケーヤクリ! これが、ここが、キモ中のキモ、あるねん!

荒木師匠は「ガンは体にできたオデキ、コブである」と見立てを立てて、象形薬理で「似たものが似たものを治す」のだから、樹木にできるコブやオデキがガンを治す可能性があるとして、実際にそれを使用して効果があった実例を挙げているのです。

サクラや梅や桑の木に自生するキノコの類を昔からサルノコシカケと称します。

桑の木に生えるデキモノのようなキノコは別名をキクラゲとも言います。

中国最古の薬物書にはキクラゲが最初のサルノコシカケとして記載されています。

マイタケもまたサルノコシカケ科に属するキノコです。

このようにそのへんのスーパーマーケットに普通に売ってる食材に、実は象形薬理な宝がいっぱいあるのです。

どこに目を付けるか?

決して「養生法の探求」は難しくはありませんが、少しだけコツがいります。

そのコツを身につけるために、本ブログはこうして日夜、コツコツと情報公開に励むのです。

すべての者が自分自身の上医になるために。

今後とも本ブログをよろしくお願い申し上げます。

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2015.03.21 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

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