ぬくもり 12

「ガンは身体にできたコブのようなものですが、現代医学ではこのコブを完全に切り取ることがまず難しく、また抗ガン剤や放射線治療には致命的な副作用があります。抗ガン剤や放射線には体内の酵素活性を低下させてしまい、そのために代謝障害が起こり、そもそもガン細胞を抑えていた免疫力が弱められてしまうという欠点がつきまといます。漢方薬はガンを直接に退治する薬ではありませんけれど、患者の現にあらわしている症状に応じて、その病毒に抵抗して自然治癒力を強化するのには絶大な効果を発揮します。咽喉や食道のガンで、食べ物が下らないものにはリカクトウやハンゲコウボクトウを用いると同時に背中へお灸をしたり、胃ガンにはダイサイコトウ、センプクゲタイシャセキトウ、ブクリョウインハンゲなどを症状によって選択し、子宮ガンにはケイシブクリョウガンを、直腸ガンにはキギケンチュウトウを用いるといった具合です。それにガンによく効くヨクイニンを多量に加えます。漢方ではガンによく効く薬方はざっと数えただけで30種類以上あります。ガンをコブと見立てる象形薬理の思想から導かれるガン治癒の決めてとなる生薬は「似たものが似たものを治す」の理から、やはり自然界の中からコブのようなものを見つけ、それを生薬とします。例えば樹木の藤の樹幹にできるコブは、リンパ節に広がってできるガンのコブにそっくりなので、そのようなガンの場合に藤のコブをガンの特効薬として使用します。あるいはイチョウの木は樹齢が500年にもなると、ほとんど例外なく下枝の両側から、あたかも婦人の乳房のようなコブが二つ垂れ下がって、おまけに乳首のような突起までつきます。このコブを煎じて用いると、乳汁分泌不足によく効くばかりでなく、乳房の腫れ、そして乳ガンによく効くのです。イチョウの木を中国では公孫樹と呼びますが、婦人たちの乳の出を良くすることで、乳幼児をよく養うことからそう名づけられたのかと想像してしまいます。足のカカトの前方に公孫(こうそん)というお灸のツボがあります。太陰脾経(たいいんひけい、消化器系統)のツボで、よく胃腸を整えて、腸出血、脱肛を治し、ここへとハリをすると慢性便秘が解消する名穴です。明治44年刊、松元四郎平が著した『針灸経穴学』の公孫の主治症には、心臓病、胃ガン、嘔吐、腸出血と記載があります」参照「荒木正胤『漢方問答』柏樹社」

5年前に私はとあるサイトの常連として、様々な資料を公開しながら、東洋医学啓蒙の試みを開始していました。

その当時、そのサイトを通じて知り合った内科医がいたく、この冒頭参照本の資料に感激し、荒木正胤の言説が書かれた本を欲しがったのがまだ記憶に新しいです。

荒木正胤氏は知る人ぞ知る最後の漢方医です。略歴を見ますと、明治39年、栃木県芳賀郡二宮町の芳全寺(曹洞宗)の長子として生まれ、昭和4年、駒澤大学仏教科を卒業し、曹洞宗内地留学生に専任されて道元禅の研究に従事する。

旁ら、漢方の古典書「傷寒論」「金匱要略」に没頭し、奥田謙蔵、湯本求真らの大御所の漢方医に漢方を学び、また針灸は柳谷素霊、井上恵理、竹山晋一郎らの錚々たる昭和初期の鍼灸界の偉傑に手ほどきを受け、経絡治療を宗とした。

昭和33年5月から昭和50年6月まで漢方書の「類聚方広義」の講義を続け、その門からは幾多の漢方家、薬剤師、鍼灸師が育っていった。

昭和50年8月22日、示寂。

とあります。

この「漢方問答」という絶版の書籍は二冊組であり、前編『漢方問答』の副題が「東洋医学の世界」、後編の『続 漢方問答』の副題は「食養生の思想」です。

どちらも300ページを越える大冊コンテンツですが、まさにその内容は本邦、東洋医学界の至宝と呼ぶにふさわしい内容となっております。

この続編「食養生の思想」中に展開された論説の中に

「東京大学薬学部の秋谷教授の研究によれば、猛毒のストロンチウム90をネズミに注射すると、投与量の5〜6割がネズミの骨の中に濃縮することがわかりましたが、このネズミにクエン酸ソーダを皮下注射すると、クエン酸を注射したネズミの骨に蓄積したストロンチウム90の割合が50%ほど減って、つまりはクエン酸によりネズミの骨のストロンチウム90が排泄されたことが確認されたのです。梅干しを食べることは、放射能の解毒剤としても効果的と予想されます」

という主旨の記述があるのです。

ホンモノはホンモノにしか萌えません。

えっ、俺がホンモノかどうかって?

さあ、そりゃあ、みなさんの、ご想像にお任せしますわ、ウフフ(笑)

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2015.03.16 | | コメント(6) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

コメント

この辺で一回ソーカツしておきますねw

■確かにガン末期で動けない状態の患者にアレいいコレ効くもないもんでちょっとでも楽になればいいってことで
最終兵器オピオイド系で桃源郷気分になってもらうしかなく今村先生でもお手上げである。 
★問題はその手前の“コレで奇跡のカムバックいけるんじゃね”みたいな段階の本人や周囲の今次元執着や迷いであり詐欺師が入り込むのもここらで更に死生観など説きになんかの信者やってる親戚が突然遠方から来たりもするから迷惑この上なく人生を振るかえるなどの余裕は裕次郎やひばりの歌の中だけの話でホント大変である。

■やっぱ今村先生が説く未病の手当て、養生こそ人生の秘訣であるがそんな悟った人生の達人も滅多におらず消費社会だケーザイに貢献だムツカシイ話嫌われるぞ飲めや歌えでやってきた人間が主流でありカラダが中身の魂の不自然な生き方に警告発して初めて右往左往するのが通常である。
★要するに知恵が足りず欲深でドーパミン回路の低次元充足で人生の殆どを費やしてきた生き方のツケがきただけであり何でオレが私がと悲劇ぶっても自然の摂理の前では滑稽で無意味である。

 ■そこで生きながらのオピオイド極楽往生も自分から見れば決して悪いことでなく大往生の序曲みたいなもので結構なことだが今次元の毒社会にモットマットしがみ付きたい人間は今スグ対策をとった方がよく、その意味ではシロートでも犬でもわかる簡易検査法として血液が酸性傾向になっていないかを気にかけ黒酢でもクエン酸でも飲んだらどーよということでありアクマでも今村先生に何とかしてもらうという段階以前の話である。
★が、こういうアレいいコレ効く話聞いてガッテンして感動したりソコまででなくとも賛同するのもその時からほぼ3日間位のオモイッキリ期間限定であるから医療専門家も安心である。 まあ、人間動けるウチにセイゼイ動いて筋肉量や基礎代謝キープすることでありそれがムリになったら次のカラダや転生もあるから慌てずサンタ待つみたいに楽しみに寝て待つことである☆

2015/03/16 (月) 16:46:57 | URL | koganei #- [ 編集 ]

うんうん、かなりツボな総括でやんす

koganeiさん、イイですねぇ〜、この感じ、ありがとうございます。

ドーパミンもセロトニンも腸内細菌が前駆体を産生して、それが脳へと回された後に、

脳内でドーパミンとセロトニンがその前駆体から合成されるわけだから、

脳よりも腸にこそ、多幸感の発生源があるってのも、そろそろ常識かな?

そうなってくると、やっぱり腸内細菌の量やバラエティーがヒトの精神状態や健康を左右するという

キョウビのトレンドネタと重なってくるわけで、

アタシはトレンドの先を行きたいアマノジャクなんで(笑)

ぼちぼちと、次なるトレンドの芽を育てていきますわ。

おいおい公開していきますので、気長に待っていてください。

2015/03/17 (火) 00:48:48 | URL | 養生法の探求 #- [ 編集 ]

ワンカップ健康法とかあればいいけどワン超えていくのが問題で、

■どうも。 ハラに生命や宇宙の法則を感じるツボがあるのは日本人が一番よくわかってるようであり専門化、複雑化する医療を統合、統一的に掴むことも出来る今村さんの様な日本人専門家が新時代の医療のフロントになってくれれば進歩も加速されるわけですけどね。 
★ウチラは客席から好き勝手言ってワンカップ呑んで騒いだりタマに乱れて通路這い回ったりしてますがセイゼイ行っても元野球選手が専門超えてスポーツ全般に口出してアッパレだカツだと万能評論家ぶる程度であって気楽なモンでありマア話半分で頼みますよ(笑)

2015/03/17 (火) 08:35:12 | URL | koganei #- [ 編集 ]

期待してまっせ(笑)

なんだか、やけに仕事が濃くて、ここんとこ、睡眠時抗ガンリモデリング機構の確保のため、朝もしっかり熟睡中でして、記事を更新できません。

そのぶん、kogane節などが炸裂してくれれば、アタシとしても嬉しいっすね(笑)

koganeiさんのコメ内容は養生法の探求的には、セミプロ級で、かなりユニークですから。

よろしくお願い申し上げます。

2015/03/18 (水) 06:07:51 | URL | 養生法の探求 #- [ 編集 ]

今次元的にはやっぱストレス耐性アップですかね、ウム

■そんな持ち上げられると却って大上段になってボロが出そうで汗も出そうでw 外野から好き勝手の続きなら適度にやらせてもらいますよw
★ともかくデータとパソコンパチパチで患者の方向いて患者のカラダを殆ど診てくれない医師が多くなった現在、カラダに直接触れて筋肉の状態やむくみや色など体調全般を診る東洋医学は益々重要な役目を帯びてきてると思います。
■とくに見えないカラダであるアストラル体に属する経絡を扱えるというのは古くて同時に今の科学が追いつけない新しい技術であり興味深深です。それでツイツイ話が医療超えて異次元や転生みたいなことに及んでしまいご迷惑かけてますw まあ客席の自分が言う分には仕方ないと大目に見てください。 
★科学が進歩し東洋の知恵が証明される日もいづれ来ると思います。それまでは毒社会適応を主眼に置き食と運動でHSPやPOMC分泌能力アップでストレス耐性つけていくのが肝要でしょうね(笑)

2015/03/18 (水) 12:43:51 | URL | koganei #- [ 編集 ]

医の堕落

手当て、から遠ざかる程に医は医でなくなります。

アタシも開業当初は遠赤外線治療器なる器具を併用したのですが、

ソッコーで廃棄処分にしました。

そんなの使うのは、手抜き、以外の何物でもない!

それで、かれこれ23年の余、手当て、のみでここまで来ました。

医療機械や医療機械モドキを、なぜ、極度に嫌うか、がこれでお分かり頂けると思います。

ジェダイの騎士がライトセーバーのかわりに、マシンガンやバズーカ砲を操ったら、あのスターウォーズ・シリーズには観る価値などないでしょ?

それと一緒よ。おれら鍼灸師が鍼を持たず、灸も据えず、指圧も按摩もしなければ、いったい、おれらのどこに存在価値があるのか?

ないよね。

おれらには明治維新で抹殺された2万3千人の漢方医、鍼医の悔しい思いを永遠に背負って生きていく宿命と誇りがあるからね。

これでけっこう古くさく、誇り高いのよ(笑)

2015/03/18 (水) 21:05:49 | URL | 養生法の探求 #- [ 編集 ]

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