ぬくもり 5

「人間の体というのは、医学でいうそんなちゃちなものじゃない、と思ったんです。宇宙体であるからには、我々の存在理由ということも、気づいていないものがある。・・・、体の中をエネルギーがどんどん回っているときには、壮麗な光となって見えるんですね。そのエネルギーが脳天に来ますと、いままでエネルギーの感じだったものが、今度は意識のベースに変わるんです。非常に意識が明るくなる。そのときはっと気がついたのは、いわゆるエネルギーというものと、意識は同じものだということですね。大学に入るとき考えた意識への疑問は、このときヨーガによって解決したわけです。それからもうひとつは、先程のようにバイブレーションが空間を行きますとね、額や脳天の辺りから熱い卵大の光りの玉が出るんです。それが空間を離れて動いているのが、はっきりとわかるんです。目をつぶっていても。その大きさから、温かさから、距離までですね。ということは、空間に意識がある証拠なんです。大体何センチぐらい離れてバイブレーションが伝わってくるかという、厚みもわかる。今まで考えもしなかったことですね。皮膚の中にだけ自分の実在があると考えていたのが、そうでないことがわかったんです。しかし今度は怒濤のように入ってくる空間のエネルギーの流れですね。これも意識の流れとして感じられるんです。」横尾忠則『宇宙瞑想』平河出版より

この言葉はグラフィックデザイナーの横尾忠則氏と対談している現代ヨガ実践家の山手国弘氏の発言である。山手氏は人間の意識と社会の関わりを研究しようと東京大学医学部に入学するも、大学では生きた意識の研究はできないと判断して医学部を中退し、

在野にてヨガを実践する中で、仙骨に眠るクンダリニーというエネルギーの解放が始まり、この内なるクンダリニーとの出会いによって生死の間を何度もさまよい、そこを乗り越え、やがて冒頭の言に見られるような超絶な体験知を積み、これまでの医学の常識で語られる意識や身体、生理観とは異なる生命観を獲得し、

生命や宇宙に対する理解が拡張していったことを、横尾氏との対談で語っております。対談内容は非常に興味深くそのすべてを引用公開したいくらいですが( ※ この本は現在、絶版)

まずは、新しいコンテンツへの移行として冒頭部分を引用しました。

民間の皮膚科学者の傳田光洋博士によれば、ヒトは誰もが周囲2メートル範囲に電気を飛ばしていると言います。これは精密な観測機器をもって測定できる科学的な事実です。

古来、ヒトは気配(けはい)という言葉を使ってきましたが、確かにヒトはその周囲2メートルに自分の気を配り、電場を保持しているようです。

全米で10万部を越えるベストセラーとなったカウンター・メディスン(東西医学の境界を越える医学)の先駆的啓蒙書の著者の内科医で、大学で代替医学の教鞭をとる医学博士のリチャード・ガーバー博士が著した『バイブレーショナル・メディスン』によれば、

ヒトの体は物質的身体だけで構成されているのではなく、ある種の周波数のような微細なエネルギー構造に多層的に覆われており、その微細エネルギー場は下部構造からエーテル体、アストラル体、メンタル体、コーザル体と階層的に配置されているとされ、

モデル像としては、ソリッドな固体としての肉体の周囲を光りのミスト(霧)のようなこれら微細エネルギー場が、繭(まゆ)のように重たい密度の下層から軽い密度の上層へと広がるように何層もの微細エネルギー場がヒトの周囲をくるむイメージとして描かれている。

そう、まるで旧ソ連のセミヨン・キルリアン、ヴァレンチノ・キルリアン夫婦が発見したオーラ(生命体が周囲に発する髙周波のエネルギー)のように、ヒトの身体の周囲には意識か精神かココロのような、バイブレーションが漂っているようだ。

脳科学が一世を風靡し今やヒトの意識やココロや情動の様態を、すべて脳神経系のニューロン活動や脳神経伝達物質の量やレセプターの反応という物質間の問題として還元し論じるのがトレンドだ。

しかし、果たして脳神経細胞を活性化して、脳神経伝達物質のセロトニンやドーパミンなどを増量できれば脳も活性化できるなどと本当に断言できるのだろうか?

冒頭の山手国弘氏が垣間見た「ちゃちなものじゃない」ヒトの身心の「ありよう」とはいったい何なのか?

いきなり、本ブログコンテンツを『養生訓』からスーフィーダンス的に急旋回しまして、スーパーサイエンスな世界に迷い込んでみました。

ただその場で回転するだけのスーフィーダンスが、なぜあれほど美しく、そしてこれほどに魅了されるのか?

山手氏によれば宇宙の根源には「渦(うず)」があると喝破しております。

「変わらなくあるために、変わりつづけ」る「ひとりする」カオス(混乱)な宇宙に

コスモス(秩序)な平衡をもたらす本質こそが「渦」なのでしょう。

ヒトの身心の構造も核となる物質的身体を中心に微細エネルギー場が周囲の外殻で渦を巻く、まさに身体銀河系です。

そして細胞内の細胞質は原形質流動をして渦を巻き、

原子の中心の原子核の中心では素粒子たちが激しく渦を巻いています。

ミクロからマクロまでの永遠の渦バイブレーションの只中で私たちは生かされています。

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2015.03.07 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

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