兼愛 13

「もし心に善を楽しまず、また、養生の道を知らずして、身にヤマイ多く、その果ては短命なるヒトは、この3楽を得ず。ヒトとなりてこの3楽を得る計(はかりごと)なくんばあるべからず。この3楽なくんば、いかなる大富貴を極むとも、益なかるべし」『養生訓』巻第一・総論・上22

つまり善行、健康、長寿の3つの楽しみは、億単位の収入を得ることができる植民地恐喝型グローバル強奪盗人かっぱらい悪徳企業のCEOに君臨しようとも、

いやそれだからこそ、決してそんな手合いには手に入らないシロモノだ、と益軒先生は申しているのです。

19世紀以降の地球は徹底的な西欧の植民地政策によって、アジア、アフリカ、中東、南米をはじめとする非欧米圏の国々があの手この手であらゆる謀略によって侵略されて、自治的な統治権を奪われて、

法律を改正しては根こそぎその地の資源資産が奪い取られ、もとからそこにいて自給自足的に大地と共に「ウイルトピア」な環境共生型の楽園を築いていた高潔なる土着の民を、

プランテーション経済の奴隷としてこき使うことで巨万の富を築き上げたまさに資本主義の名を借りた「人口淘汰と強者生存」の偽ダーウィニズムが世界をメチャクチャにした歴史だったのだ。

こういう悪党の中のトップの極悪野郎こそが1%と揶揄されるグローバリズムの頂点に君臨するブラック・グローバル企業のCEOどもなのだ。

悪魔も舌を巻く強欲で残忍なクソどもがどれほどの汚いゼニを積もうとも、だから99%の一般庶民はなんも羨ましがる事はないのだ。

残念ながらこういう手合いはどこぞのリゾート地でワイングラスを片手にシャトーマルゴーの69年ものを舌で転がして飲み干しても、

なぜかのど越しがそれほど爽やかでもなく、酸味が妙にピリッと口腔粘膜に痛くしみ込んできて、ちっとも旨いとも感じないものなのだ。

そりゃあそうだよね!ヒトサマを不幸にしながら幸せを感じることなんかできっこないわい!

西欧社会の幸せは非西欧社会の不幸の上に成り立ってきたのだ。

今も19世紀以降からまったく変わらない西欧グローバル企業による植民地からの搾取構造がさらに先鋭的かつ内在的に暴力性を増して進行している。

日本という国の別名が「アメリカ領日本人居留区」であることは常識であるし、いつから欧米グローバリズムにお手をしてしまったかと言うと、恐らくは明治維新からということになるだろう。

すでに日本の医療がいったいどのような変遷を経て自国の伝統医学を捨て去り、売薬至上主義のアロパシー医学に取って代わられたかについては、本ブログでも再三にわたりトピックとして議論したので、

ここでまた日本医道史をおさらいするまでもないのだが、明治維新を機に日本国が独立国を終えたことは誰が見ても明らかだ。

西欧列強と呼ばれる貴族気取りのグローバリズム主義者たちは「ウイルトピア」における基本ルールである「棲み分け」の掟(おきて)をことごとく破って、ヨソサマの国に土足で踏み込んだ。

この「棲み分け」タブーの侵犯によって、本来ならその地には発生しておらず、それゆえにその地に棲む民の免疫系に抗体がまだないウイルスが外人から内地の者へと感染してしまったのだ。

スペイン人が入植したことで天然痘ウイルスが持ち込まれインカ帝国が滅び、メイフラワー号がやって来たことでネイティブインディアン達も天然痘ウイルスで絶滅に追い込まれた事は記憶に新しい。

天然痘ウイルスの発生場所はカスピ海地方とされるが、実に紀元前1100年のエジプト王ラメス五世のミイラのご尊顔にも痘瘡の痕が残っている程に人類は長きに渡り天然痘ウイルスに悩まされてきた。

人類はこの天然痘ウイルスをワクチンという手法でついに完全に封じ込める事に成功したのだが、実はウイルスをワクチンで撲滅できたのは今のところ、この天然痘ウイルス「ただ一つ」だけであるのだ。

ヒトのみに感染し、その症状が非常に客観的に分かりやすく、潜伏期間も無く感染すると即座に急激に症状が発現して皮膚に痘瘡が出現することで、

感染者の特定が容易で、それゆえに新規感染者が発生した感染地帯の周辺への集中的なワクチン接種を徹底することで、

ついに天然痘は1979年に撲滅されたのだ。

しかしウイルスには非常に重要な役目があるはずで、もしかしたら天然痘ウイルスにも何らかの役目があったのかもしれないと、

今や「ウイルス原理主義者」になった私などは天然痘ウイルスの撲滅を医学の勝利と諸手を挙げて称える風潮に幾ばくかの疑問を感じている。

ヒトゲノムには内在性レトロウイルス配列が9%もの膨大な領域を占めていることはゲノム・コンテンツにおいては常識であるが、レトロウイルスのレトロ(逆)とは何に対して「逆」なのかと言うと、

これはようは遺伝情報は普通はまずDNAの遺伝子が起動してその部分の情報がメッセンジャーRNAにコピーされて、

このmRNAというRNA分子を使ってリボソームと小胞体で必要なタンパク分子が合成される正規の流れの「正・順」の「セントラルドグマ」に対して

「逆」の流れということで、それがレトロウイルスの場合にはまずウイルス側からウイルスのRNAがホストの細胞核DNAに逆転写酵素を使って

RNA情報が転写されていき、ホスト細胞のDNAゲノムにウイルスの遺伝子が挿入されることで、このレトロウイルスに必須なタンパク分子をホストDNAの機能を使って合成する機序をレトロと呼ぶのである。

レトロウイルスの代表はあの恐ろしき免疫不全をもたらすエイズウイルスが有名であり、こうしたエマージングウイルス(新興ウイルス)は

ホストとの共生期間がまだ短いので、共生初期は「攻撃的共生」の側面がモロに発現して、宿主を感染症で苦しめるのだが、

共生期間が持続するごとにウイルスとホストは寄生や片利共生を越えてやがてお互いが共に生き残ることが出来る相利共生の道を選択して「共進化」を果たして、

ホストはついに新興ウイルスに対する免疫寛容を獲得するものである。

このような経緯でつまりレトロウイルスはホストのゲノムにやがて安住の地を確保して、完全にホストゲノムに融合同化してしまうのだ。

これまでの進化の過程でヒトのゲノムにはこうしたレトロウイルスが約200ファミリーほど感染入植した痕跡が発見されている。

ここまで辛抱強くクドクドとした私の論説を読んでくれた読者の皆様の誰もがここで抱く大きな疑問のひとつが、

「ではいったいゲノムに同化したウイルスたちはゲノムを利用して何をしているのか?」

になるかと思うが、ヒトが妊娠して胎盤を合成する際に最も重要な組織となるのが胎児の抗原と母親の血液が接しないことなのだが、

そのためには子宮内膜直下筋層を構成する細胞が融合して、全体で1枚の薄いプラスティック膜のような膜を合成する必要がある。

この個々の細胞核は残っていながらも細胞膜同士が融合してひとつになっている膜を「合胞体(シンシチウム)」と言うのだが、脊椎動物の細胞には元来、シンシチウムを合成する能力は無いと言うのだ。

では何がヒトの妊娠時のシンシチウム合成を取り仕切っているのか?

これこそがレトロウイルスに備わった遺伝子機能なのだ。

ヒトゲノムに存在するヒト内在性レトロウイルスのHERV-W、HERV-FRD、ERV3の領域にシンシチウム合成に関わる重要なタンパク質のシンシチンを合成する機能があることがすでに判明している。

レトロウイルスがヒトゲノムに融合同化してくれたお蔭で、わたしたちは子供を授かることができて、お蔭でホモサピエンスという種を存続できてきたのだ。

セントラルドグマを規定したからレトロという呼称が後付けで付けられたのだが、実はRNAウイルス同士がRNA情報を交換する仕組みがレトロウイルスの機能であり、

このRNAウイルス間におけるRNA分子の水平移動が結果としてDNA型ウイルスの進化を促したと見るのも面白い。

さらに言えばレトロウイルスに備わった合胞体形成と言う機能は、単細胞生物が多細胞化する際にも大いに役立ったことだろう。

海洋ウイルスのミミウイルスはまるで100種類ほどのウイルスをひとまとめにしてくっつけたのでは?と思える程に巨大で遺伝子ビットも通常の100倍もの大容量を有している。

もしやレトロウイルスのシンシチン合成能力によってたくさんのウイルスが集合したことでミミウイルスが誕生したとすると、まるで千島学説のAFD現象がまさに自然界で発生している証拠になりそうだ。



『深海底の熱水噴出孔の地下にいる地球のすべてのウイルスの母となる「マザー・ウイルス」

彼女のもとにはみずからの子となる地球中のすべてのウイルスから地球環境の変動や人間の行動のすべての情報がリアルタイムに集まってくる。

今まさに海洋が恐ろしいまでに汚染されていることをもって、いったい彼女はいかなる戦略を巡らせているのか?

どうかマザー・ウイルスよ、聖なる慈母ウイルス様、もう少しだけ時間を下さい。

いまだ無名ではありますが、日本国という某国の属領において植民地主義にあえぎつつ、

すべての生き物が幸せに暮らせる文明を構築せんと日夜、ない頭を絞っているある鍼灸師が

必死こいて、今、近代文明のプロトコルを修正し書き換える作業をしております。

ナノ・ゴジラ・ウイルスを放ち、人類を滅亡させるのをもう少しだけ踏みとどまって下さい。

「オマエ デ ダイジョーブ カ ?」

「へぃ、なんとかやってみます!」

「ワカッタ アト スコシダケ ジカン ヲ ヤロウ」』


俺たちは「ウイルトピア」の一員なのだ。


※ 本記事から「ウイトピア」の表記を「ウイルトピア」に変更しました。
ウイルスの意味にプラスして、私たちの we や、未来形の will や、希望の wish の意味を持たせたつもりです。

スポンサーサイト

2015.02.14 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

プロフィール

kouhakudou

Author:kouhakudou
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR