癒しの原点 10

「楽しみはこれ人の生まれつきたる天地の生理なり。楽を失わざるは養生の本なり」


ここからは、コメント欄の常連さまへの返答コメを本文として少し書き連ねます。

三十路さまへ

ハンドルネームが微妙に違ってましたね。すまんこって、ペコリ。

糖質うんぬん論というのも、これはようは1対1の要素還元論と同じ線形ロジックを踏襲する文脈上にある論争であって、

糖質の本質を追及する流れとは違って、ガン細胞は糖質を好むとか、糖質の摂り過ぎは糖尿病の原因とか、糖化が促進されるから万病の原因になる、という結局はワルモノとしての糖質という側面のみを強調するワルモノ探しごっこの世界が展開されているんです。

でも、どう考えても糖質は細胞生理に必須の栄養素なのは、グルコース・トランスポーターが細胞膜に存在することから見ても明らかだし、そもそもミトコンドリアは居候のパラサイト(寄生体)であって、今は単なる細胞内オルガネラのひとつ。

とはいえ、かなり重要というかもの凄く重要な器官であることは論を待ちませんが、指揮系統が多すぎたら細胞生理は混乱するから、ミトコンドリアは12億年前の共生時に細胞核本体に遺伝子のほとんどを移住させているわけです。

そんでほんの少し残ったミトコンドリアDNAの遺伝子ってのは、ミトコンドリアの呼吸酵素に関係するタンパク質の設計図面なんだけど、ミトコンドリアの役割はATP産生だけじゃなくて、細胞核DNAを守る防衛網という非常に重要な側面もある。

ミトコンドリアは核の周囲に本当に毛細血管かクモの巣のようにネット状の構造物として築かれた細胞核シールド、核の防波堤でもあるのです。

実際の防波堤は津波などを防ぐためですが、ミトコンドリア防潮堤は津波を防ぐのではなく細胞核DNAを傷害するジノトキシック(遺伝子毒)作用をもたらす放射性同位元素や有毒性の化学物質や重金属などを防ぐ目的で築かれたもの。

ミトコンドリアは細胞というホテルに居候として転居すると、ATPというホテルを運営するためのあらゆるエネルギー源を生み出す「千と千尋の神隠し」のあの「釜じい」役をかって出てくれて、

そして、あらゆる有毒物質をミトコンドリア内にあるチトクロムP450という解毒酵素で分解処理する凄腕の用心棒として核DNAを守り抜く核のガードマンとなってくれているのです。

それからして、糖質とATPについて話しを戻すと、細胞本体であるところの細胞質で酵素反応によって糖質が分解されていく過程がATP産生の第一段階のインジェクション(発火装置)となり、この解糖系のATP着火をスタートとして、

次なるメインエンジンであるミトコンドリアでのATP産生が起爆されるというのが、通常生理におけるATPプロダクションの流れ。

ということは糖質を基本としてATP産生が行われていると極論できるわけです。

だから糖質をもしも制限したら、ヘタをするとミトコンドリアも共倒れとなります。

もちろんバックアップとしてミトコンドリア優位でATP産生をさせるために、アミノ酸と脂肪酸をのみミトコンドリアに配給させようとするタンパク質過剰な肉食的レシピを推奨する医師なども間々見受けられますが、

これも局部的な線形ロジックにとらわれたトンデモ栄養法としてやがて紅茶キノコと同じく歴史の闇に埋没していくことでしょう。

ワールブルグはベジタリアンというかヴィーガンでしたね、たぶん。

私はかつては厳格なマクロビアンでヴィーガンであった時期もありましたし、断食も経験しておりますが、

こういったマイナス栄養論はもうとっくに卒業しまして、今じゃあヴィクトル的な快楽追求型のエピキュリアンな食生活となっております。

三十路さんの仰るとおり、身体60兆個の細胞に、ミトコンドリア1京8000兆個に、そしてお腹の腸内常在菌と腹腔マクロファージに耳を傾ければ、その時の自分に何が必要な食物であるかはおのずと分かるはずなのです。

そうして脳端末に上がってきた「ああ、あれを食べたい」と思いついたものを、美味しく有り難く頂けばそれがいちばんの命の滋養になると確信しております。

だって人類は飢えない為に定住・農耕・酪農を開発し、ようやく飢えないで済むだけの文明を築くことに成功したのですから、何をもって一食だの少食だの、食べなくていいだの、と言えるのか?

食べるためと、子孫繁栄のためだけに生きるのが生命の本質です。

ヒト以外のすべての動植物はこの食と性の二相のみのライフサイクルを延々と繰り返しております。

なぜヒトだけに、食を減じ、糖質を制限せよ、と言えるのか?

もちろん私もラーメンもお肉も大好きですよ。そのかわり、肉にはタンパク質の分解を促進するタンパク質分解酵素を多く含む野菜や果物や薬味類やキノコ類や海藻と一緒に食べるという「食べ合わせ」という食べ方があり、

脂肪はもっとも消化が難しい成分で、脂肪を分解する酵素は胆汁に含まれるリパーゼのみなので、これも同じく野菜やフルーツと共に、大根おろしやユズやレモンなどの柑橘類やハーブや生姜や胡椒やトウガラシなどを使って油消しをする「食べ合わせ」の工夫を加えるのです。

こうした料理、調理の知恵をもってしてヒトは自在にあらゆる食材から必須成分を取りこむ食文化を築き上げたのです。

マクロビオティックの言葉に「料理こそ最高の芸術」なる言葉があります。

なにも制限せずに、あらゆる食の中において健康を確保するのが真の食養道であり、養生法です。




陣中見舞いさまへ

これからはマスター・ジンと呼ぼうかな(笑)陣さんとも、しかし、長い付き合いになりますね。何を隠そうウイルスの水平遺伝ネタで某サイトのコメント欄に「極意は横に飛ぶ」と書き込んだ陣さんのコメを読んで、

ムムム!とんでもない御仁がこの世にはおる、と唸ったあの5年前からのお付き合いですからね。その後、自分があちらを退会してからは、Kさんブログのところでとても良くして頂いて、

こちら自ブログでの情報発信に移行してからも、ずっと見守って頂いておりまして、こうした年齢も上で、人生経験も豊富な年配の後見人に、アッシはどうも恵まれております。

この場をお借りして、いつも多大なる叱咤激励のお声かけをして下さる皆様にあらためて感謝を申し上げる次第です。

さてマスター・ジン、癌の原因も糖尿病の原因も無論アレに決まっているのですが、世に流布するワルモノ探しでは何と糖質にその原因があるという倒錯まで引き起こされて、養生法論にも糖質うんぬん論の混乱の余波が押し寄せてきております。

って、アッシは端っから糖質制限なんか眼中にねぇっすけどね(笑)まずもって養生道はこれで安泰です。なんじゃそりゃ(笑)

貝原益軒の名と「養生訓」は人口に膾炙しておりますが、彼と彼の思想の真価はまったく伝わっておりません。

益軒先生と比較して人口膾炙率がグッと下がる漢方家であり思想家であった安藤昌益と自然哲学家であった三浦梅園を合わせて、

この益軒、昌益、梅園は江戸期の世界に誇る偉大なる三大思想家と位置づけられております。

安藤昌益と、中国は孔子と並ぶ思想家・墨子に目を開かせてくださったのは他でもないマスター・ジンのお導きです。

今年はマスター・ジンとの出会いを演出してくれた「ウイルス水平遺伝」も自分なりにもう少し咀嚼して公開できればと思考しております。

本シリーズでは、マスター・エッケンの比類なき養生論のコアテイストを損なわずに、そこにオレ流の味を注入していきますので、よろしくご堪能下さりませ。




ジェミニさまへ

本当にいつもありがとうございます。数字の間違いや誤字脱字はその都度、指摘して頂くとほんと助かります。これからも細部までチェックをよろしくお願い申し上げます。くりせんの真相がひとつ解明できましたかね(笑)



というわけで、どういうわけか久しぶりに私のコメント投稿がブロックされましたので、本編記事にコメ欄への返信コメをアップした所存です。

益軒先生は冒頭言において

「楽しむことが身体生理の滋養となり、楽しむことが養生の根本である」

と申しております。食も医も本来は楽しむものではないでしょうか?

制限する食や、苦しんだりする医が、楽しむというベクトル線上に位置しているのかどうか、よくよく胸に手を当てて沈思黙考すべきかと存じます。

マスター・エッケンの視点はさすがに鋭く、奥が深いです。

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2015.01.12 | | コメント(4) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

コメント

フォースと共に(笑)

ウイルスがどうも地球生命種のDNA情報をこれまで絶滅した30億種も含めて、現生130万種の細胞核内にシャッフル挿入し、プールし、ゲノム・データを多倍体化して拡大し、

例え地球環境の猛烈なストレス刺激によって少しか多くの種の絶滅があったとしても、

それを真逃れた他種を生き延びさせることで、DNAデータを死守する堅固なゲノム・データ保護のガードマンであり、ベクター(運び屋)であることが、

近年のウイルス水平遺伝の解明で見えてきた新しいゲノム・パラダイムである。

いわゆるゲノムの垂直遺伝とは親から子へと遺伝子を生殖細胞を介して伝える伝達法を指し、水平遺伝とは例えばウイルスが個体から個体へと遺伝子を伝える方法を言う。

私が推測するに、地球生命種の源はまずこのウイルスに根源があり、その後、少し複雑化したバクテリアに進化し、ウイルスが盛んにゲノムを種から種へと運んだことで、

バクテリアがやがて多細胞化し、真核生物が多様化していき、ついに現生130万種の精鋭種に洗練され収斂されたと仮説を立てております。

驚いたことに、この昨年来すでに言及していた私の仮説とまったく同じ仮説をある新進気鋭の売れっ子・生物学者が提言していることを昨日に知り、かなりビックリしました。

マスター・ジンとの出会いから5年。ついに時代が我ら「自然真営道」のジェダイの騎士たちにほほ笑みはじめたかのような嬉しさを今、味わいつつあります。

安藤昌益、三浦梅園、貝原益軒、新宮凉庭、墨子、etc、みな「ひとりする」自然を師と仰ぐ偉大なる先達です。

ガン細胞だって、あくまで「ひとりする」自然な細胞です。この自然なるガン細胞を師として仰ぐことなくば、医の道はこれからも永遠にワルモノ探しの迷妄に苦しみ続けることでしょう。

すべての存在に理をもたらしているのが62桁のフォース宇宙です。微細な一点はマイナス35乗の素粒子とプラス27乗の極大にフリーアクセスする通過点、プロセスに過ぎません。

そうフォースと共に我らは存在するのです。

2015/01/12 (月) 10:41:41 | URL | 養生法の探求 #- [ 編集 ]

ここ6、7年

我が家では風邪気味になった者はおりません。
フォースを味方につけたのかも。(笑)
自分で作った野菜、加工品、それだけで生活できるって
ハッキリ言って最強です。(笑)
それがあるので、少し鼻がおかしいな、なんて時も
ワシは風邪など引かん、引く訳がないと強く思えるようになりました。
それもフォースのようなものではないかいなと、
一人悦に入る次第でございます。
今、自ビール仕込みの最中なんですが、発酵容器で発酵中のビールも
生き物というか全体として意志があるような発酵の様子に気づいて、
今年もいい事に出会いそうな予感にワクワクしております。

2015/01/12 (月) 14:21:34 | URL | 桑畑五十郎 #- [ 編集 ]

おお、ここにもマスターが(笑)

あんまり言いたくないけど、桑さんちの野菜は、はっきり言って凄すぎだから。

でも、少し言わせて頂くと、実はウチも昨秋からまだ誰も風邪を引いておりません。

たぶん通年と違う点は桑さん畑の野菜を昨夏以降に美味しく頂いたから。

いつもなら秋の11月頃の同時期に必ずみんな風邪を引いていたんだけどね。

これはもう理屈とちゃうねん。身体が感じる身体知だから、科学的には説明しようがない。

でも、そういう世界があってもエエねん。

なんでも科学でイケルと思うから、原発みたいな間違いを侵すんだからさ。

そう「我以外皆師」。アッシは敵も味方も師に恵まれちょるわい。まっ、大自然こそが最大の師ではありますがね。

自ビール作りっすか?まんず「大草原の小さな家」のインガルス一家のオヤジみたいでんなぁ(笑)

マスター・クワさん、本年もよろしく頼みます。

2015/01/12 (月) 14:58:09 | URL | 養生法の探求 #- [ 編集 ]

食べて

身に付くフォース。お手軽でイイすね。(笑)
こちらこそ、よろしくお願いします。m(_ _)m

2015/01/12 (月) 16:45:03 | URL | 桑畑五十郎 #- [ 編集 ]

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