夜明け余話 3

チマタの本屋のダイエット本コーナーには、それこそこれでもかと様々な食餌法が書かれた本が並び、その脇には「こうすれば健康になる」というキャッチーなコピーを全面に押し出した本が大量に山積みされている。

少し興味本位に東西医学の両者を幅広く俯瞰する視点をもった希有な治療家が書いた、なる宣伝文句につられて、その内容をパラッと立ち読みしてみたが、あまりに貧弱なコンテンツにいささか万歳であった。

だいたいこういった方面の本には正統なホンモノが姿を見せることは一切無いというのが、これまでに感得した私の嗅覚遺伝子の記憶であり、ホンモノはこういったペテンな健康法の世界ではなく、

もっと学術的なカテゴリーにおいて、その真価を発揮している場合が多い。ただこういった健康法ではない部分に書かれた命の真相の断片を、一般の皆様が見抜き、見つけるのは実際には至難のワザなので、

本ブログなど参照いただければ、実はそういった賢者たちからのデータがちゃんと転送されておりますので、そのへんも本ブログのウリと言えましょう。

さて、ダイエットつまり人間が何を食べたら健康になるか?という一大テーマはこれまたずっと取りざたされている問題ですが、わたしが思うには、所詮人間も生き物の一種であり、

生きるためには何でも食べてここまで進化してきたので、本当のところ何を食べようが身体というものは何とかその食べたもので命をつなげようとするわけで、

つまり、何を食べたらいいのか?という命題には答えなど存在しない、というのが私の気持ちです。

しかし何でも食べたいものを食べればよろしい、では養生法の指南にはなりませんから、少しだけコツのような物言いをしてみます。

コツというのは免疫力を高めて万病を予防するという視点からでありますが、これはすでに勘のいい本ブログフリークにはここまで本シリーズを熟読していれば、またアレかと即座に連想できるそうアレです。

ようは腹腔マクロファージの細胞膜レセプター・トールライクレセプター・TLR9種に抗原として認識される物質を含む食餌法であれば、これは間違いなく腹腔マクロファージからの免疫カスケード賦活を誘発できて、

ガンをはじめとする免疫疾患のすべてを未病治できると言えましょう。その筆頭食材こそがβグルカンなどのネバネバ多糖体を含む食材と言えるのです。

βグルカンというのは細菌の細胞膜をシールドしている粘液成分ですが、これは菌類であるキノコの表皮に構造化されていますから、普段からマイタケやシイタケやエノキやエリンギやナメコやシメジを食べていれば、自然に腹腔マクロファージのTLRは刺激されて、パワー免疫な生活を手に入れることができます。

またネバネバと言えば、納豆やオクラやヤマイモや里芋やキクラゲなんかも忘れてはいけない良質素材です。こういったネバネバ食材の積極的な摂取などは誰がやっても、まず「 + 」効果が実感できる究極のダイエットと言えましょう。

あっ、なんだかチマタの本屋に並んでいるキャッチーなコピーみたいな表現に成り下がってます!

それで実は多糖体という成分はキノコとかネバネバ食材だけに構造化されているわけではなく、発酵食品の菌膜には普通にあるし、植物の細胞壁はほとんどすべて多糖体だし、海藻などに到ってはこれまた多糖体の宝庫ときております。

なにしろ現生人類は海藻を食べたから、脳がメガバイド化して、腹腔マクロファージの免疫力が高まって、海藻を消化する腸内細菌がウイルス水平遺伝した、との仮説を私は抱いているくらいですから、

人類が何を食べて進化したのか?の命題のひとつの仮説として、多糖体によって人類は進化した、という「ネバネバ人類進化論」をここに提示してみたく思います。

いやネバネバだけでは少し物足りないので、やはり鍼治療を手にしたから人類は無敵の免疫力を獲得したという一説を付け足して、ここはひとつ「ネバネバヒート人類進化論」とバージョンアップいたしましょうね。

だいたい人類の食についてはこんな感じでしょうかね。原始人類が「はじめ人間ギャートルズ」のようなマンモスハンターだったという固定概念は、人類遺跡に遺された食餌の痕跡からアッサリと否定されてしまいます。

特に海沿いを渡航ルートに選んだ場合には、海産物や海岸線で入手できるあらゆる食材を食べた事がわかってきております。ここ5万年の海岸線の上下はそれはそれは激しく変動しており、

海の水位は最高で140メートルも下がりました。この氷期における極冠の氷の増大に伴う海水面の低下によって、今の海岸線のはるか何十キロの先まで陸地が過去にはあり、

そこにはラグーンがそこかしこにあり、マングローブの森が生えて、まるでエデンの園のような美しく豊かな生態系に彩られたエッジエフェクトな海岸が広がっていたのです。

ペルシャ湾の海底からは今も真水が湧出するポイントがありますが、これはかつてそこに湖があった証拠とされます。

今は海底となっている沿岸部がかつてはエデンの園だった。人類はそこで美味しいウニや牡蠣や蟹や海老や、タコやイカやサザエやアワビや、海藻や海鳥や魚たちをタップリと頂いて、必須ミネラルや必須アミノ酸や必須脂肪酸をその細胞内やミトコンドリアへと蓄えて、頭の良い知恵のある「サピエンス・サピエンス」なホモ属へと進化していったのです。

「海鮮祭りヒト進化論」なんてのも面白いかもしれません。

内陸部へと向かった人類は肉食に適応したし、海岸線を進んだ人類は海鮮食に適応した。さらに昆虫食には海・山ルートの人類共によく適応したであろうし、ミミズやモグラなどの地底の生き物もまた良き食材だったろうし、

スペインはジブラルタル海峡を望むゴーラム洞窟でエデンの園を満喫したネアンデルタール人などの主食はどうもウサギだったようだ。

なんでも食べてここまで人間は大きくなって、進化した。これが古生物学や化石が教える人類の食の真実だったのだ。

実は狩猟採集生活から定住農耕生活に移行すると、一時的に体質が劣化した徴候が当時の人類化石から読み取られるという。意外にも定住農耕という安定は健康効果をもたらさなかったのかもしれない。

定住安定が続いてほぼ1万年が経過した。そりゃあ少しは人類の体質も劣化するわな。

ヨーロッパバイソンに馬乗りになって、心臓を木の槍でひと突きに射殺していたであろう逞しいネアンデルタール人は怪我も骨折も多かったかもしれないが、総じて強靱で健康であっただろう。

筋トレを欲するのも、内なるネアンデルタール人のDNA遺伝子〜4%が起動した結果かもしれない。

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2014.12.23 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 鍼灸創世46億年記

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