The dawn of Harii 16

結核菌の菌体成分とくに細胞壁成分であるリポ多糖を使用した丸山ワクチンについてはその効能の賛否がいまだに定まらないのだが、ここ2回のガン免疫に関する集中講義で、すでに勘のいい読者は丸山ワクチンがなぜ効く場合があるのか?の

免疫メカニズムを類推することが可能かと思われる。レンサ球菌による丹毒というある種の感染症候群によって39℃以上の発熱が1週間も続くと、体内に出来ていた2〜3センチ以内の固形ガンが丹毒治癒後に消退した。

「コーリーの毒」と呼ばれる20世紀初頭にニューヨークの外科医ウィリアム・コーリーが行った先駆的なガン免疫治療により、化膿レンサ球菌とセラチア菌の死菌を接種されたガン病巣が縮小し、完治することすらあることが判明した。

この二つのガン治癒の実例からわかることは、つまり病原細菌の体内への侵入によって、もともと身体がもっていた防御機構である免疫力が高まり、

体内に侵入した丹毒の原因菌や人為的に投与された化膿菌やセラチア菌の死菌を免疫細胞の樹状細胞やマクロファージなどの自然免疫で最初に抗原を捕捉する免疫細胞が貪食して認識することで、

樹状細胞やマクロファージはヘルパーT細胞へといったいどんな異物、病原菌、ウイルス、癌細胞が体内にいるのかの敵状報告を、MHCクラスⅠ、MHCクラスⅡ、などの細胞膜による抗原提示という機序で伝え、

ヘルパーT細胞は樹状細胞やマクロファージから受け取ったこれら侵入者の情報を、今度はガン免疫やウイルス処理の主役となるキラーT細胞へと伝え、

また抗原にぴったりマッチした抗体グロブリンを産生するB細胞へも、ヘルパーT細胞はウイルスや細菌の情報を公開し、こうした一連の免疫機構が活性化する中では、

免疫細胞同士が連絡に使う信号分子であるインターロイキンや腫瘍壊死因子やプロスタグランジンやインターフェロンなどのサイトカインと呼ばれるリガンド(信号分子)が盛んに飛び交うことで、

さらに生理的な活性がますます高まり、またインターロイキンやプロスタグランジンなどの分泌によって体温中枢である脳の視床下部が影響されて、体温上昇の指令が脳から全身に発布されると、

60兆個の細胞内の細胞核DNAにあるタンパク質合成をコードする遺伝子が起動して、ヒートショックプロテインを産生する遺伝子が起動すると、この塩基配列の情報がRNAへと翻訳されて転写されて、

この情報が核膜を経由して核外のサイトゾルである細胞質内へと伝達されると、細胞内オルガネラの小胞体に付着したタンパク質製造工場であるリボソームでヒートショックプロテイン合成情報は読み取られて、

小胞体やリボソームでヒートショックプロテインが大量に作られたのちに細胞内の分泌顆粒に溜められて、その後はしかるべく細胞内の器官や細胞膜から細胞外へと分泌放出されると、

血液を介して全身にヒートショックプロテイン60や70が配布されて、ヒートショックプロテイン60はミトコンドリアを賦活し、ヒートショックプロテイン70は強力な細胞保護作用を有し、DNA修復まで行うので、

こうしたヒートショックプロテイン濃度の高まりによっても生体はさらに元気を増していき、このヒートショックプロテイン60と70を抗原提示細胞であるマクロファージはその細胞膜レセプターのTLR4で受容して、

また結核菌の菌体成分である丸山ワクチンも実はマクロファージの細胞膜レセプターTLR4やTLR1やTLR2が受容するからこそ、マクロファージをはじめ免疫機構のすべてが活性化して癌を消退させることができるのだが、

こうしてマクロファージが細胞膜レセプターTLRを使って様々な病原異物を捕捉し認識することで、マクロファージは元気100倍になって、やおらガン細胞もウイルス罹患細胞も古くなって使えなくなった老朽化細胞もどんどんと貪食されていき、

体内からは劣化した細胞が跡形もなく消えていくのがガン免疫ワクチン的な病原異物の効用と言えるのである。

つまりは、このような連続したカスケード(なだれ式)な免疫反応を引き起こせる療法だけが、ガン治癒が可能なのだ。

生理現象とはすべての糸がつながった一連の命のネットワークであり、それは分子レベルではリガンドという信号分子が飛び交う情報戦であります。

そのリガンド情報交換の中においてヒートショックプロテインが果たす命の賦活作用に注目すれば、おのずと自然治癒力の本源が何であるのか?は悟得されるのです。

鍼灸指圧は人類の発祥以来、ヒト族ホミニンを救ってきました。按摩マッサージ指圧の起源は人類よりもさらに遡り、サル時代のノミ取りグルーミングにまで遡れます。

またβエンドルフィンという麻酔性ペプチドの起源は原始哺乳類の恐竜が跋扈していた中生代の原始ネズミの乳汁内にあると見なせます。

鍼を打つと脳内や腸上皮や皮膚から分泌される快感ホルモンであるβエンドルフィンは、ガン免疫の主役であるNK細胞を賦活します。

鍼灸指圧が今後、ガン予防やガン治療で果たす役割は計り知れない程に大きいのです。

ネット上には覚醒者気取りのエセ健康指南番が大量に棲息しています。誰がホンモノで、誰がニセモノか?

ホンモノを見極めるリテラシーを是非に本ブログで養って下さい。

ホンモノは決して安易に「癌を治す」と謳(うた)う言説には飛びつきません。

なぜなら癌とは何なのか?その指をもってこれまで苦悩してきたからです。

命とは何なのか?それは涙を流すような苦悩の中からしか解答を得られません。

たったひとりでも三大療法の渦中にあっても救えないか?

そうした壮絶なる格闘の中で、わたしはヒートショックプロテインの真価をつかみ取りました。

抗ガン剤を投与されようと、放射線を照射されようと、外科手術で女性の大事な部分をすべて抜き取られようと、術前、術後の鍼灸指圧によってQOL(生活の質)を高めれば、余命は伸ばせるはずだ、

との確信でおこなった闘いは見事に実を結び、彼女を職場に現役復帰させる奇跡を生み出しました。

「癌の治療ではなく、癌よりも恐ろしいガン治療との闘い」の結果です。

三大療法を信じる世論との闘いは、いまのところこの一勝のみです。

たったひとりでもヒトを救うことはとてつもないエネルギーが要ります。

ミトコンドリアも細胞も常在菌も、身心のすべてを救って、はじめて治療です。

ヒートショックプロテインに導かれた魂の軌跡を本ブログで、とくとご賞味あれ!

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2014.12.16 | | コメント(8) | トラックバック(0) | 鍼灸創世46億年記

コメント

感動

はり~先生こんにちは。その女性、先生に巡り会え先生に治療してもらい、まさに奇跡ですね。ここ何日かのブログは本当に素晴らしいです!!!(いつも素晴らしいのは言わずもがな)先生のブログで勉強させて頂きとったノート3冊目が終わろうとしています。大事な大事な教科書です。。。

2014/12/16 (火) 15:42:21 | URL | かおちゃん #tJwXaRLI [ 編集 ]

おひさっす!

彼女の場合は術前から鍼灸指圧をやり出して、自分でもフコイダンとゲルソンジュースを励行して、わたしが推奨した多糖体レシピを取り入れて、

婦人科疾患のガンに常用する抗ガン剤のシスプラチンの神経毒性が手足のシビレとなって発現している最中にも、

副腎を焦点に温灸をしてヒートショックプロテインHSP70で傷ついた神経細胞のDNAの修復に努めて、

抗ガン剤の投与や放射線照射が終わった後も、ずっと定期的に継続して鍼灸指圧をし続けて、今の今まで続けているという

この本人の努力がいちばん大きかったと感じています。

触った感触ではガンのステージはほんの初期だった。それは西洋医学的な所見でも明らか。

卵巣の中にほんの初期のガンが見つかったといって、卵巣も子宮もすべて外科手術で切除されてしまった。

アタシは余りに残酷な処置に嗚咽しましたよ。

これなら恐らくはそんな処置などせずに、鍼灸指圧だけで充分にいけただろうって。

でも、そんな事を言っていても三大療法を盲信する世論に打ち勝つことなどできないから、

それじゃあ三大療法の渦中にあって闘ってやると心に誓ったのです。

でも本人がね、とにかく私の治療院に通い続けてくれたのがやっぱりいちばんの成果。

ソケイ部のリンパ節も切除されたから、のちのちに下肢に腫れがでるかも、と言われたけど、それも一度も出ずに、シスプラチンで傷害された末梢神経の神経細胞のDNAも回復して、痺れも完治。

すべて抜け落ちた頭髪も生えそろって、ヨガに励んで元気にお仕事に勤しんでおります。

これはガンの治療ではなく、三大療法に対抗する延命治療だったと述懐する次第です。

ガンを含め、すべての疾患を治す秘訣はヒートショックプロテインの湧出にある、

という考えが一般化するまで、今後もわたしの闘いは続くと予想されます。

まあ気楽に挑戦しますわ。

かおちゃんにとっての教科書なんて、こそばゆいっす(笑)

2014/12/17 (水) 05:12:18 | URL | 養生法の探求 #- [ 編集 ]

あっ かおちゃんありがとう

 ノートにとる←すごいです 早速マネします。
コピペでしまっといちゃだめってことね。

2014/12/17 (水) 07:13:04 | URL | ばっちゃんわらす #- [ 編集 ]

そうですね、焦らず地道にやるしかないですね。看護する側として、リンパ節郭清後のリンパ浮腫への対応はとても難しかったのです。鍼灸指圧が効果的ってこれは素晴らしい。しっかりノート。今度、そんな患者さんにこっそり(笑)耳打ちします!知覚障害や感染症も悩みのたねだったのだけど、これで治療法が見つかったー!!
日頃、肩凝ったっていう患者さんの肩もみながら「鍼やお灸や指圧ってすごーく効くんだよ~」って天の声みたいに囁いています。。。肩もみながらってのがいいみたい(笑)結構紹介したよ。
まだまだだけど、出来ることをやっていくしかないからね。。。

ばっちゃんわらすさん、お久しぶりです。読んだだけじゃ頭に入らないんですぅ。最近じゃ書いても忘れちゃうってことがあって、自分でびっくりなんですが。。。ははは。。。

2014/12/17 (水) 13:27:03 | URL | かおちゃん #tJwXaRLI [ 編集 ]

さらにパラダイムシフト!

かおちゃん、鍼灸指圧の普及、まことにありがとうございます。

さて、クエン酸も抗酸化物質もビタミンもミネラルも水素イオンも電子も補給したわけでもないのに、

丸山ワクチンやコーリーの毒や丹毒によって、ガンが消退するってのは、これはやっぱり驚異!でそのメカニズムや如何に?

そう、それで、なんで発熱や感染によってアッサリとガンが消えたか?と言えば、

これはヒートショックプロテインや細菌の細胞膜多糖という抗原が、マクロファージの細胞膜レセプターのトールライクレセプターTLR4にヒットしたからってわけです。

であるのなら、最も簡単なガン予防とは、つまりはヒートショックプロテイン分泌を促す生き方に尽きる、となる。

そんで多糖体ってのはヒートショックプロテインを発現すると共に、トールライクレセプターTLR4にもヒットするという一石二鳥のスグレモノ!

この多糖体レシピに鍼灸指圧ヒートショックプロテインを追加すれば鬼に金棒。

で、ばっちゃんわらすのおかんは、すでにネバネバヒートなライフスタイルを完璧にものにしちゃってますわい。

アッシのブログフリークは現生人類ホモサピエンスはじまって以来のハダカデバネズミに負けず劣らずの抗ガン体質に変貌しつつある。

ホモ・サピエンス・サピエンスならぬホモ・サピエンス・ネバネバヒートが次世紀の文明を築きます(笑)

2014/12/20 (土) 13:16:34 | URL | 養生法の探求 #- [ 編集 ]

ガンを消す方法

ってのは、免疫学の常識によれば、まずは抗原提示型ガンがキラーT細胞によるアポトーシス誘導、

次ぎに非抗原提示型ガンの無標識タイプのガンはNK細胞が分解誘導、

さらにガン細胞それ自体がみずからアポトーシス機序をP53遺伝子やTNF遺伝子やHrk遺伝子を起動して、DNAを細かく切断して細胞を小片にすることで、マクロファージに貪食させるという睡眠時のリモデリングによるガン細胞の消去、

さらにミトコンドリアが主導でチトクロームCという赤いタンパク質をミトコンドリア外へとミトコンドリアが漏出させることで、カスパーゼという分子を起点にカスケード反応がアポトーシスを誘導するミトコンドリア式のガン細胞消去法、

あとは噂ではオートファジーという自食作用という細胞内リニューアル機構により、細胞内をリニューアルするよりも細胞それ自体をそっくりとリモデリングした方がいいと判断された場合に、オートファジー誘導によるアポトーシスがガン細胞においても起こっているかもしれない、

と、まだあるかもしれないが、ガンの自然免疫機構ってのは、少なくともこの5種類からそれ以上はオプションがあるってわけ。

それでコーリーの毒治療や丹毒や丸山ワクチンは、ようはマクロファージの細胞膜レセプターTLR4が細菌の細胞膜多糖やヒートショックプロテイン60、70をキャッチして、サイトカインが分泌されて、ヘルパーT細胞やNKT細胞が活性化してNK細胞やキラーT細胞が賦活誘導されることで、最終的にガン細胞がキラーT細胞やNK細胞に分解消去されたという実に正統な免疫機構を利用したガン治療だったということですな。

チマタにはこういった正統な免疫から解読したガン治療の話しなんかほとんどないじゃん。

いわくクエン酸、水素、電子、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質、そんなんばっか。

で、これらの物質や栄養素の供給で本当にガン細胞が消去できたというエビデンスがあるのかってこと。

つまりね、こういった言説はどこまで信用できるのか?

ガン細胞を消去する方法は上述したような正統なアポトーシス誘導以外にはないわけでね。

つうことで、みなさん、無駄な努力よりも真に必須のガン対策養生法を会得すれば一番経済的で合理的で楽ちんだからね。

つまりは、ネバネバヒートがいっちばん楽ちんってわけ。

2014/12/20 (土) 20:21:24 | URL | 養生法の探求 #- [ 編集 ]

参考になるかならないか…

 先生の情報は 実践していくうちに,これはただならないものだと直感し…
 今年の1月に初めて直にお目にかかり,早や12月。今年最大の嬉しい出会いでした。

 夫があまりに若くて「誰かと思った…」と代表に言われたのは今年の7月。毎年参加するヨーガの合宿のことでした。お蔭さまで毎日毎日の丁寧な食事が体をつくることをまざまざと実感させられた今年1年でした。先生本当にありがとうございます!

 新聞もとらず,TVもやめた生活で,ネットと書籍だけで情報入手ですが,メルマガなどに月5000円以上を支払っています。無料の先生からの情報はそれらのどれよりも大事で濃いです。だからたとえ有料になっても私は買うと思います。
「いつでもそこにある」と思えば扱いがいいかげんになります。かおちゃんに頭をガツンとやられました。大きなものを得ていたのに扱いがテキトーだったからです。

 愛用のMy「ポメラ」に私に必要な部分の文章を抜粋して残すことにしました。「ポメラ」は私には使い勝手がいいです。これのおかげで5~6年前から私は鉛筆やノートを持たずに,生活の大部分の記録を「ポメラ」に託して生きています。
参考になるかならないか… こんなものもあるということで

http://kamumi.blog24.fc2.com/blog-entry-331.html

2014/12/21 (日) 22:48:12 | URL | ばっちゃんわらす #- [ 編集 ]

タダマガのまんま行きまっせ!

いまんとこ、有料メルマガにする予定は無いっすね(笑)

ばっちゃんわらすのおかんは、お歳に似合わずにPC関連に強いというか、メカに精通していて、そのへんもアタシにはとっても魅力的です。

そんで、おとうちゃんの若さはこれ誰が見ても驚異的!

やっぱりネバネバヒートな実践がモノをいってると確信します。

もちろん、おかんさんもとっても若いっす。

私にとっても今年の出会いの中では一等嬉しい出会いが、おかんさんとおとうちゃんとの出会いでした。

これからも、よろしくお付き合いの程お願い申し上げます。

そいで、今年は反対の出会いもありまして、その際にはガン関連において異議申し立てを直接喰らうという、とんでもないストレスを味わいました。

だからというわけではないんですが、この際だからキッチリとガンメカニズムを解読詳説して、完璧に反論する体制を今回のシリーズからスタートしております。

何があったかは詳細は記しませんが、異論に対しては反論として応えるまでです。

正統な免疫学も遺伝学も存在しないガン論争など、医学の素養がある者からすれば取るに足らない妄想にしか思えません。

アッ、個人的な問題をつい、熱血おかんさんへのコメで吐露してしまったわい(笑)

いやほんと、アタシは素晴らしいフォロワーに恵まれております。

そうじゃないヒトもいますけど(笑)だいぶこちらもイイ感じに、コンテンツが充実して、ヴィクトルまではいかないけど、嗅覚遺伝子が復活してきております。

まっ、ドグマを反芻するだけのワカランジンには何を言ってもわからんからさ。

では、気楽に余話を続けますか!

2014/12/22 (月) 05:24:52 | URL | 養生法の探求 #- [ 編集 ]

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