活ッ 20(完)

『 ツボとは命が発する言葉すなわち生命言語である 』

2000年以上前の中国には近代的な医療検査機器であるCTスキャナーもMRIもレントゲンもなく、血液検査すらも出来なかったが、生命力の本質である気血の流れが健康のカギを握っていることをしっかりと認識し、五臓六腑の変動の情報はツボというカタチとなって体表にメッセージとして出現することを捉えて、

このツボという身体が発する言葉を鍼医が指先でよく読みこんで、そこへと鍼灸指圧を施すことで患者の身体と対話し、このツボを介した鍼医と患者のコミュニケーションによりお互いの心身が改善されるという、こうしたツボを通した命のやりとりの積み重ねにより東アジアに特有の「気の医学」が築き上げられたと言えよう。

ツボを発見したからこそ体表系医学としての東洋医学は、今現在もぶれることなくヒトの心身を操作することが可能なのだ。

東洋医学に遅れること2000年の西洋医学はいまだにツボや気の存在など無視し、ひたすら目に見える「血の医学」を追究し、今や細胞内をくまなく探索し、細胞核DNAが2メートルのヒモであり、1京8000兆個のミトコンドリアが全体で連繋を保ち棲息していることまでわかり、

細胞の質的悪化の原因には細胞内オルガネラの小胞体に変性タンパク質が溜まる「小胞体ストレス」が存在し、この小胞体に溜まった変性タンパク質をヒートショックプロテインによって分解する「小胞体ストレス応答」を促進することで細胞の質を正常化できることまで判明している。

「気の医学」が気血の滞りであるコリを取った瞬間に、「血の医学」においてはヒートショックプロテインが小胞体ストレス応答を引き起こしているのだ。

ようやく2000年を経て「気の医学」と「血の医学」はアヴァンギャルドな鍼医の魔法の論理によって目出度くここに融合しようとしている。

同じくヒトの身体を診て、東洋医学、西洋医学、それぞれに固有の医学用語を使用して、同じように治病メカニズムを説明できてはじめてそれは普遍的な医学真理となる。

東洋医学による説明と西洋医学による説明がまったく矛盾せずに整合性をもった時に、真の意味での「気血の医学」が誕生するのだ。

今まさにここに「気血医学」の新時代がスタートした!

中国哲学では古い事物が変じることを「変」と称し、新しい事物が生まれることを「化」と表現し、新しい事物が生まれる時には、すでに古いものの滅亡が同期していると説く。

宇宙万物は常に『変わらなくあるために、変わりつづける』アポトーシスとリモデリングの渦中にある。

西洋医学も東洋医学も共に「変化」する可能性を秘めたハリー流「気血医学」の誕生に幸あれ!

「陰陽互根相抱きてはなれず」
『類証治裁』(林佩琴・著 清時代 1839年)

『 心身気血(しんしんきけつ)が流水(りゅうすい)の如(ごと)くに清(きよ)らかであれば、ヒトは健康(けんこう)である 』

「活ッ」シリーズのご笑読に、感謝!

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2014.11.26 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

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