SATORI 19

かなり気に入っていた本シリーズ「 SATORI 」も回を重ねてもうじき区切りの20回を迎えようとしておりますが、極大の銀河系から極微のナノレベルまでの62桁のブラフマンな俯瞰で養生を捉えて、

徐々に書き手の心も澄み切って本当に悟りの境地に達するかと思いきや、さにあらず、なんだかここにきて自分の内部からムラムラと過激な情動が湧いてきそうで、ワオッ、ちっと怖いぜ(笑)

まあ俺なんかは永遠に悟ることはなく、悶々とし続けて生きていくんでしょうね。というかヒトはみな死の瞬間には誰もが悟りの境地に達するのだろうから、

それまでは俺も苦悶して悩みに悩んでその中から何かを発信しないと、恐らくは人様にお読み頂くような文章なんか書けっこない。

ちっと高校生の頃の思い出で恐縮なんですが、私の通った高校はこのへんでは名の知れた進学校でそれなりに有名な歴史ある伝統校だったんですが、

作家で有名な故・小川国夫さんが我が高校の卒業生だったそうで、小川氏のご実家もまた我が高校の近辺にあったようで、

たまたま蓮花寺池公園の遊歩道を散歩していた小川氏とたまたまバスケ部の練習でそこを走り込んでいた高校生の私がバッタリと遭遇する機会がございました。

その時の小川氏の眼がね、何かもの凄い光りを帯びていた事が強烈な印象としていまだに脳裏にありありと思い起こされるのです。

眼の奥底から湧き上がる凄絶なる表現者としての格闘。そんなオーラを彼の眼から感じたことを昨日の事のように思い出します。

あの瞬間に彼は何を考えていたのだろうか?表現者とは孤独を背負って生きるものなんだろうと、悟りとは程遠い若造は最近ふと思ったりするのです。

東洋医学はとことんその地位を貶(おとし)められて今に至ります。鍼灸師などと言ってもまずほとんどの者は私の言葉などには聞く耳を持たず、

何を言ってもまだまだほとんど信用されません。これは別に私がコンプレックスのカタマリでひねくれて、いじけているからそう言っているのではなく、

実際にここ20余年間のあいだに色んな経験を何度も体験して、あああ、まったく何でこんなに俺や鍼灸指圧が信用されないのか?

とほんと心底つねづねイヤな思いばかり味わっている実感からそう言っているのですから、間違いありません。

いやそんな事はない。鍼灸指圧がたまらく好きで鍼灸師ももちろんラブマックスだぜ!という大変に奇特な御仁も日本中を探せばひとりくらいはいるかもしれませんが、ほんと99.9%の日本人は鍼灸指圧など医療とも思っておりません。

だからこそ東洋医学を差別するのです。でもね、おれらの国のご先祖さまたちはみんな鍼や灸をして風邪を治し、按摩や指圧で疲れを癒し、

鍼や灸をして逆子を正位に戻して、難産を安産にし、「子宝の灸」で不妊症を改善して子供を授かり、そうやって命をつないできたのが日本人という民族だったんだぜ!

インド伝来のエクササイズが若いおネエチャンたちには、やたらと流行りだけどさ、ちったぁ、自分っち国の伝統医学に関心持てや!おれらの国にも世界に誇る医療が連綿と伝わっているんだぜ!

細々だけどいまだに何とかわが国の伝統医学は鍼灸師たちのちからによってかろうじて存続している。だけど俺が「不妊症なんか温灸で簡単に改善できるんだよ」というとさ、

「嘘言うなよ、子宮なんかに針灸が効くわけないじゃん!」って言葉が普通に返ってくるのが現実なの。

わかんだろ、そんな事言われた側の心境がさ。泣けるよね、普通はさ。

でもそこで怒ってね、ガチンコバトルしても始まらないし、「鍼って痛くない?」「お灸って熱くない?」「なんで鍼灸指圧なんかが効くの?」

というこの習慣的に半ば軽く馬鹿にしたような質問にも、いちいちマジメに答えようとする俺ってほんと馬鹿でお人好しだよなって、つくづく痛感しているんです。

まあね、ほんとはもっともの凄く過激な言葉を使って表現したいんだけど、これでもリミッターマックスかけて語ってますがね。

ただね、俺だって別にたいした問題意識などなくてこの業界に入ったクチだから、実際に鍼灸業をやってみないと分からないことばかりだったわけよ。

で、これほどまでに鍼灸指圧の社会的地位が低くて、これほどまでに鍼灸指圧がたいして信用されていないなんて事も開業して初めて分かったわけで、

それでこうした惨(みじ)めな思いをずっとしてきてそれなりに屈折して、ではじゃあスゴイ不幸だったかというと、そんな事はないんですね。

なにがって、ほれ僭越(せんえつ)だけど小川国夫氏と同じなわけよ。そうこのどうしようもない孤独感ね。こういう心境って何かを表現するには絶対に必須な環境だと思うね。

それに少数だけど自分の治療を信頼してくれる患者さん、お客さんにもそれなりに恵まれてきたし、ブログを書いてみたら、けっこう読んでくれる人がいるわけだからね。

なんだかここまでのところこの記事はまとまりがないしょうもない記事で何だけど、この国が西洋医学に汚染される前にはまぎれもない日本独自の医療がほぼ完成されていたということだけは

丹念に日本医道史を振り返れば誰にでも分かることなんだから、もういい加減にグローバルから持ち込まれた西洋医学にペコペコするのを止めて、少しは自分たちの国の医療とは何だったのか?に

関心をもったらどうだろうと、提案したいわけです。グローバリズムってのは単なる植民地主義のことで、早い話しが白人が世界を支配するというそれだけの事なんだから、

TPPもそうだけど、こういったグローバル資本が世界中を食い物にする世界でいったいどうして我が身の健康を守り、幸福な人生を歩むか?という喫緊の重大問題に対する解決策を編み出すには

やはり我が身の養生法の探求は欠かせないのだから、今後とも本ブログにはご注目のほどよろしくお願い申し上げます。

いつも読んで下さっている常連の読者のみなみなさま、いつも変わりないご支援を頂きまして、まことにありがとうございます。

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2014.10.27 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

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