SATORI 4

すでに本シリーズを含むこれまでの論説において、進化論の定番というか常識というかある意味ダーウィン進化論というよりもダーウィン進化論・原理主義とでも呼べるもののイカガワシサを徹底的とまではいかないがその悪質でインチキでウソ八百で極めて危険思想であることの一端を自分なりに暴くことで、少なくとも世の定説を盲信することの愚かしさの幾ばくかは皆さんに提示できたかと思う。

そもそもダーウィン進化論なる進化論を語る前に確認して強調しておきたい事はようは「生命はいかにして誕生したのか?」の①生命誕生の謎や「生命はいかにして進化したのか?」の②進化の謎にいまだに明確な解答などいっさい得られていないのだから、世に流布するこれら①②の問いに対する様々な学説などすべて仮説に過ぎず、だからこそどの学説も批判的な視点で自分なりに独自の検証をしていくのは当然の姿勢となってくるということなのだ。

生命進化が「突然変異と適者生存の原理に従い自然選択される」ことで起こるとするダーウィン進化論などいかに馬鹿馬鹿しい妄想の産物であるかなど、ほんのちょっと頭をひねれば誰でも分かることなのだが、洗脳教育の恐ろしさとはこうした常識的な価値観に批判を加える能力を暗記によってすべて削ぎ落としてしまうので、ここにおいて改めて柔軟な想像力をいかに確保するかという教育における重大問題を再認識する必要がある。

インチキで妄想の産物であるというよりも世界中の民の脳端末にある種の偏見のカタマリであり固定概念であるダーウィン進化論を植えつけることで、いったいこの地球文明のベクトルがどんな方向性を帯びたかと言えば、いちばんの弊害はやはり遺伝子原理主義的な極めて固形化した思想が蔓延し、遺伝子に変異が生じることですべてが決定されてしまうという遺伝子運命論のような概念が常識化してしまったことにあると思われる。

別にゲノムがすべてを握っているわけじゃあないし、遺伝子だけで生命現象が成り立っているわけでもない!

このようなゲノム偏重のトレンドはある意味セントラルドグマ原理主義とも呼べるのだが、つまり遺伝子やDNAという生命現象の設計図に関するゲノム学を研究すれば生命現象のすべてが分かる、などという恥知らずなナンセンスもこれまた解答を一つに絞らなければ気が済まない要素還元論・偏執狂の西洋科学の一側面が顔を出したと言える事象なのであり、別に原因など一つに絞らなくてもいっこうにかまわないし、

生命現象は本来的に複雑系でカオス(混沌)で人智の及ばない『ひとりする』世界なんだから、要素還元論などいう浅はかな視点だけでは「命の何たるか?」など読み解けないに決まってるのに、なにをそれほど西洋科学陣営は焦って結論なり定説なり法則を決めつけて上から目線で押しつけるのだろうか?

だいたいノーベル賞なんて賞のたぐいのアカデミックな権威などもすべからく盲信常識を醸成するためのシステムであり、別にノーベル賞なんてくだらない賞など授与されない立派な研究などゴマンとあるし、むしろそっちにこそ素晴らしいものがあったりするのだから、ノーベル賞の盲信も絶対にしてはいけません。ノーベル賞がこれだけ乱発されても地球文明はちっともこれぽっちも向上進化してまへんって、ほんまに!

さて新ダーウィン進化論というものはダーウィン進化論の進化形とでも呼べる進化の綜合説として今や医学界や生物界では揺るぎない地位を確保した進化論の王道とされているのだが、このネオ・ダーウィニズムの根幹概念とは「遺伝子の変異による突然変異によって生じた優れた個体が新しい環境に適応する適者として生き残ることで、自然界においてはこれらの適者が結果としてエリートに選択されて新しい種が生まれていく」という本家ダーウィニズムの言っちゃあ悪いが焼き直し二番煎じであり、

旧式のダーウィニズムをほんの少し現代のゲノム学で補強していかにも現代人がすんなり洗脳されるに都合の良いお色直しをしてはいるんだけど、これもまた極めて悪質で馬鹿げた危険思想であることは改めて強調することもないけど、やっぱり強調しておきます。

ネオ・ダーウィニズムも愚の骨頭!ようはダーウィン進化論も新ダーウィン進化論もダメダメであるという、ここね、ここのところをよくよく皆さんの脳裏にインプットしておきたいのです。

自然界においてこれまでに遺伝子がエラー変異したことで発生する突然変異という奇形が種全体に一斉に発生したことで、奇形個体ばかりの新種が環境に適応して自然選択圧の中を生き残ったエビデンスが本当に存在するのか?

これは絶対に無い!と断言できましょう。だいたい生物のDNAは初めから本来的に遺伝子エラーが生じることを想定内としてあらゆる防衛策を先手必勝で打ってきています。つまり第一段階としてはDNA複製の際に生じるエラー対策としてはDNAポリメラーゼというDNA修復酵素が複製されたDNA鎖をまくり上げてエラーになっている塩基を除去し、正しい塩基を組み込むことでDNA複製の精度を10倍から数百倍にまで上げており、

第二段階のDNA複製後のDNA修復には、誤って組み込まれたDNA二重鎖の部分がコブのように盛り上がるのが目印となり、これはDNAポリメラーゼではなくDNAミスマッチを専門に修復するヒートショックプロテインHSP70などの生体防御タンパク質などがコブになった箇所にくっつきエラー塩基を取り除き、ここに再びDNAポリメラーゼが登場してエラー塩基を正しい塩基配列に複製するのです。

まずもってこうして細胞分裂時におけるDNA複製の際に生じるDNAのコピーミスは事前に予測された織り込み済みの事象として生命進化38億年史の中で充分に対策が講じられているのであり、だからこそ決してある生命種の中のすべての個体のDNAが一斉にコピーミスを犯し、それが奇形でなく優れた形質を発現するようなDNAエラー複製になるなど、まったく荒唐無稽な夢物語であることなど、こうしてつぶさに細胞の持っている本来的な驚異的な可塑性に目を向ければ誰でも理解できることでしょうが!

さらに驚くべき実験すらすでに行われています。タンパク質という複雑な分子を人工的に合成することはほとんど不可能に近いのですが、実は人工DNAはわりと簡単に合成できるのです。この人間が勝手に合成した適当なDNAの断片を使ってある実験を行いました。

DNAの複製には先程言ったDNA合成酵素のDNAポリメラーゼが必須ですのでDNAポリメラーゼの設計図となる遺伝情報とDNAポリメラーゼ発現調節情報だけを加味した人工DNAを作成して、この簡単なDNAポリメラーゼ内臓型DNAとDNA複製に必要な原料を混ぜるとアラアラ不思議!実際にこのDNAはDNA複製を開始して第2世代のDNAを合成するのです。

そしてこの第2世代のDNAを分離して、また同じように第3世代のDNAも合成するということを繰り返していけるのです。まずもってこのように人工DNAが生命の基本生理である「代謝」と「自己複製」のうちの「自己複製」をちゃんとこなすことに驚きを禁じ得ないのですが、この実験系を発展した次ぎの実験はさらに興味深い結果を生みました。

DNA複製が可能な人工DNAポリメラーゼ内臓型DNAの変異型であるDNAポリメラーゼの性能が劣る変異DNAをつくり、この変異DNAを正常なDNAと相互作用させました。普通に予測された結果は変異DNAは当然のこと邪魔なゴミのようなエラーDNAなのでヒートショックプロテインなどに解体されて排除されてしまうと思われたのですが、

さにあらず、なんと変異DNAを抱えたまま正常DNAは仲良く変異DNAと共存したというのです。ここにおいてダーウィン進化論の根幹概念である「劣ったモノは排除されて勝るモノが生き残る」という「適者生存、自然選択、自然淘汰」の原理が簡単なDNA分子レベルのリアルな実験で完璧に否定されてしまったのです!

ブラボー! 万歳! ダーウィニズムの時代は終わったぜ!

「生物間では『適者生存』というよりは、『競争的共存、あるいは、不愉快な共存』が実情で、そのような中で生物の多様化が起きる」

とは、この実験をした大阪大学大学院情報科学科教授の四方哲也(よもてつや)氏のたいへんに示唆に富むお言葉です。

だからもしもウイルスがメディアとなってDNAの断片を生物種間を飛び越えて運んだ場合には、そのどこかから持ち込まれたDNAの断片は恐らくは無駄なDNAとして排除などされずに、いつか環境の激変の際には役立つかもしれないDNAとしてホストのDNAに大事に保管されて、こうしてウイルスがベクター役となって様々なDNAチップのカケラを運ぶお陰で各生物のDNA内における遺伝子プールが豊かになり、地球生命はそれぞれのニッチ(生態的地位)に快適環境を見つけて「棲み分け」て、ここまで130万種の生物多様性を発展させた、と言えるのです。

生命進化は弱肉強食のグローバリズムな強者の論理では決して進行しない!劣った変異DNAすらも優しく包み込みその弱い力すらも必要なモノとしてプールし地球生命は豊かな生命相を築き上げてきたのだ。

アンチグローバリズム! アンチダーウィニズム!

もう一度、ローカルで個性豊かで健全な生物多様性が維持できる SATORI な地球を取り戻すためには、まずもってダーウィニズムとグローバリズムを排した正しい生命観による正しい文明観を構築しなければなりません。

生命進化ってほんとは共存共栄の原理に従った共生的な優しい系(システム)だったんだね!

ちょっとビックリ(笑)

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2014.09.25 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

コメント

雑文です

 次々に深い文章がアップされるので,数日ためると,追いつくのが容易ではありません。
 ちょっとまだ書けませんが,(←自分のブログは1ヶ月以上も更新しないで,こちらで本心さらしのコメント…こちらのほうが快適なのでココに机でも持ってきて生きて行こうかな~の…今日この頃)
 日本のヘソのような真ん中で←(その市の広報が,そう書いている。)ウロウロしていて本日戻りました。近くに行ったのに,牧之原には今回はどうしても時間がとれず残念。
 快適環境を見つけて「棲み分け」とかいうお話にグッとくる個人的な反応です。
 私達夫婦は,他の人と快適値が違うことで(普通の人は敬遠するような環境や住い好みで)お蔭で競争相手が少ないです。棲み分けは無駄な争いをなくすしいい言葉だなあって。
 これも どっきりのいい言葉でした。
 ↓
 生命進化ってほんとは共存共栄の原理に従った共生的な優しい系(システム)だったんだね!

2014/09/27 (土) 20:01:49 | URL | 南のおかん #- [ 編集 ]

今西イズムが降臨中!

南のおかんさん、例のアレがらみで近場に接近中だったんすね、フフ。

棲み分け、という言葉の持つ重みと広がりに私も今、大いに啓示を受けております。昨日の中日新聞・夕刊に次期・京都大学総長に就任する方の記事が掲載されておりましたが、この方もまた今西博士に薫陶を受けた今西イズムの体現者と見て取りました。

ここにきて、本ブログとも共時性、シンクロニシティーしてますね。なんでもゴリラの生態研究の第一人者だそうで、なかなか面白い対談でした。霊長類の仲間を通して人間をもう一度見つめ直し、次期文明の指針を探る。そんなニュアンスの要旨です。

ヒトとチンパンジーの祖先は同じと言われますが、なぜヒトはチンパンジーとかくも違う容姿に進化し、文明まで築いたのか?

これもまた「棲み分け」であったと今改めて思う次第です。地球生命種はみな競争を嫌い、共生の道としてそれぞれがニッチを求めて適応放散した結果、これほどの130万種を越える多様性を見せるにいたった。

山登りを趣味とした今西博士は山という神から何度も啓示を受けて、恐らくは「棲み分け」という概念を思いついたのでしょう。

大きな山も小さな山も「差別・さべつ」せずに、山ならどんな山でも登ることを良しとしたお人柄。まさに差別の対極の差取り(さとり)の中から導かれた進化論こそが「棲み分け」をキーワードとする今西進化論であったのでしょう。

TPPをはじめとするひとつの価値観を押しつけるグローバリゼーションから、いかにして脱出するか?

そのカギこそが「棲み分け」の中で異なる価値観を認めて、差別から差取りへといたる「棲み分けて悟るサトリゼーション」ではなかろうか?

そう時代はグローバリズムからサトリズムです!

まるで細胞膜の流動モザイク・モデルのように異なる価値観がプカプカとそこかしこに浮かび個性を主張しながらも共生していく文明。

これこそが次世紀の文明観のベーシック・パラダイムになります。

と大見得を切りまくり(笑)

2014/09/27 (土) 21:40:46 | URL | 養生法の探求 #- [ 編集 ]

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