エッセンス 5

マウスの遺伝子をiPSなんちゃらみたいにいじくってアルツハイマーを発症するモデルマウスを作成すると、このマウスの認知機能はアルツハイマーを発症したヒトと同等レベルに低下する。

さてこのアルツハイマーモデルマウスにもうひと工夫して遺伝子を加工して、アルツハイマーモデルマウスでありながらヒートショックプロテインHSP70を普通のマウスよりもたくさん合成分泌できるマウス、つまりHSP70メガ盛りアルツハイマーモデルマウスを作成する。

つまりこいつはアルツハイマーでありながらヒートショックプロテインHSP70を大量に合成するという言わばアルツハイマー&HSPメガ盛りスーパーハイブリッドマウス!

さて、①普通マウスと②アルツハイマーモデルマウスと③アルツハイマー&HSPメガ盛りハイブリッドマウスがここにそろい踏みとあいなりました。

それでこの3匹を使って何をしたかというと、そう実験です。

水を張ったマウス用の小さなプールに水面からは見えない位置に一箇所だけ透明な台を沈めておき、そこに泳ぎ疲れたマウスが到達すると足が付けて「あ〜、ビックリした!やれやれここは安全地帯で泳がなくてイイからエエのぉ、ふぅ〜」で、

この3匹がどれだけ早く踏み台の位置を覚えて何回の訓練で最速でそこに到達できるかを競いましたとさ。

蓋(ふた)を開けた結果はというと、もちろん②アルツハイマーモデルマウスは残念ながら予想通りに何度泳いでもなかなか踏み台までの到達時間が短縮できなくて堂々巡りで散々な結果でご苦労さんだったんだけど、

実は①普通マウスと③アルツハイマー&HSPメガ盛りハイブリッドマウスの結果にほとんど差がなかったのです!!!

えっ、どういうこと?

つまり①普通マウスは脳内にアミロイドβタンパク質という変性タンパク質がHSPの正常なフォールディング作用によって蓄積しないので完全な認知機能があり、泳いで踏み台にまで到達する順路はすぐに記憶され到達時間の短縮は回を重ねるごとに縮んだのは当たり前なのですが、

②アルツハイマーモデルマウスの脳細胞内はアルツハイマーを発症しているのだから、つまりはフォールディング病に罹患しているわけで、

①通常はタンパク質の合成過程で必然的に細胞内のタンパク質合成器官である小胞体に溜まる変性タンパク質は「小胞体ストレス応答」の機序でヒートショックプロテインが合成されて必然で発生する変性タンパク質は分解処理されて滞りなく小胞体タンパク質合成ラインは機能しているんだけど、

②フォールディング病に罹患した場合はこの「小胞体ストレス応答」の機序がどういうわけか起動できずに、つまりは変性タンパク質が小胞体に溜まったままになってしまう。これがフォールディング病の正体であり、

だからもしも②アルツハイマーを発症していて「小胞体ストレス応答」が起動できなくても、どういうわけか③ヒートショックプロテインHSP70が普通マウスよりも大量に合成分泌できるように遺伝子改変された③スーパーマウスがいた場合には、

ヒートショックプロテインHSP70の応援を得ることができて、小胞体タンパク質合成ラインに溜まるはずの変性タンパク質は変性タンパク質になる前にちゃんとヒートショックプロテインHSP70のフォールディング介添えシャペロン機能によって、変性タンパク質にならずしっかりと正常なフォールディングが達成されて小胞体タンパク質合成ラインに変性タンパク質が溜まることはない、となるのです。

実験結果は見事に①普通マウスと③アルツハイマー&HSPメガ盛りハイブリッドマウスのグラフが重なったというわけです。

ねっ、この結果ってスゴイでしょ?ねっ、凄すぎでしょ?スゴイでしょ?凄すぎでしょ? クドイ(笑)

この実験の意味する重大性がわかりますか?ようはヒートショックプロテインが正常に機能することでアルツハイマー病を未然に防ぐことができ、かつ、つまりはフォールディング病という万病をすべて予防できる!ということなのです。

「神農曰く、百病癒えずんば、いずくんぞ長生を得んや」

百病という万病であるところの小胞体に変性タンパク質が溜まったことで発生するフォールディング病は実際のこれら ↑ マウス実験でヒートショックプロテインによって予防治療できることがわかったのです。

つまり私たちはすでに万病を未病治するスベを獲得した?!

そうついに現生ホモサピエンスは万病を予防するHSPメガ盛りスーパー人類に進化しました。

よっ、ラマルキアンの面目躍如!

ヒートショックプロテインに満ちたボディへと「獲得形質の遺伝」を達成した新人類が3.11後の未来を築きます。

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2014.09.14 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 細胞宇宙

コメント

ヒートショックプロテインばんざーい♪

アルツハイマーねずみの実験を見てると
外食が少ない家の子供や、夜早く寝て体を冷やさず
健康に気をつけている家の子供が理解力が良いのと一致します。

人類発生以来の仕組みが、ここ3、40年の習慣が
遅寝と外食に傾いても、本来の体の仕組みは
おいそれとは変わらないということね!


2014/09/14 (日) 07:39:29 | URL | 大阪のおばちゃん #- [ 編集 ]

生活習慣病って被曝隠しにはとっても便利な言葉

大阪のおばちゃん、毎度っす!

さすが塾の先生だけあって、子供たちをよく観察されてますね。たぶん、そういうことでしょうね。ヒートショックプロテイン合成力や小胞体ストレス応答を低下させないライフスタイルを実践している家庭の子供は必然的に脳細胞内のアミロイドβタンパク質も常にクリーンに一掃されていて、認知機能全開で理解力バリバリ!

反対の腸内部の温度を冷やすようなジュースにアイスに氷に、おまけに細胞リモデリング力を落とす寝不足なんかを続けてた日には、脳神経細胞内にアミロイドβタンパク質というゴミが溜まって、キレやすい落ち着きのない子供になりかねない。

まあアミロイドβタンパク質が脳内に溜まり出すのは40代からだから、最低でも40歳を過ぎたらお抱えの鍼灸指圧師をつくって、藤原定家みたいに長く侍医として付き合い、ヒートショックプロテイン分泌に励むが宜しいおますな。

ウチの子らには、最近はツボ(身柱と命門)に灸などしてます。ヒヒヒ。

2014/09/14 (日) 08:43:55 | URL | 養生法の探求 #- [ 編集 ]

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