ブラフマン 19

按摩マッサージ指圧の起源がサルたちの毛づくろい&ノミ取り(グルーミング)にあるのでは?という視点での論説はすでに他者が展開済みなので、敢えてワタシがここに申しあげるまでもないのだが、確かにニホンザルが恍惚として毛づくろいをする姿からは按摩マッサージ指圧による快楽と共通する何かを感ずる。

もともとはサルであったヒトがグルーミングの習慣を重ねるごとに、その快楽の虜(とりこ)になり脳内オピオイドのβエンドルフィンや社会性ホルモンのセロトニンをもっともっとと要求していく過程で、むしろ体毛をいじることよりも、皮膚を直接に慰撫する方がより快感を得やすいことがわかり、ここにおいて脱毛を促進する何らかの遺伝子のトリガーが引かれて、按摩マッサージ指圧に「はまった」サルの一群から毛が抜けた無毛種のサルが派生した。

この按摩マッサージ指圧を養生のよりどころとしたサルは常に体内をβエンドルフィンやセロトニンで満たしていたがゆえに、内外の環境ストレスにも強く、βエンドルフィンはガン免疫においてその能力をいかんなく発揮する免疫細胞のNK細胞を賦活できるホルモンなので按摩マッサージ指圧フェチなサルはまたガンにも罹りにくく、つまりは自然選択としては按摩マッサージ指圧をしないサルよりも按摩マッサージ指圧フェチなサルが必然的に自然淘汰の原則で生き残った。

この按摩マッサージ指圧フェチなサルこそがまさに現生ホモサピエンスに連なる人類の祖先であった、と仮説を立てるのならヒトの無毛化を説明するアクア説に追加して、有力なオプション仮説として「按摩マッサージ指圧説」が浮上することになる。

恐らくは東洋医学界でもまだヒトの無毛化と按摩マッサージ指圧を関連づけて論説を展開した者はいないだろうから、ここにおいて不肖ワタクシが革命的な理論を打ち立てたことになるのです。

いやはや、皆様、ついにやりましたぜ!(笑)

ハダカデバネズミが真社会性動物であり、地中に器用にその出っ歯を使ってトンネルを掘り、まるで地底の要塞のような地底王国を築き、女王を中心にハーレム社会が築かれて、女王以外のメスは女王の分泌するフェロモンによって避妊化されて子育てに専念するようにシステム化され、オスたちもまた奴隷化してこのハーレム王国の保持に全力を尽くしているそうだが、

同じく裸のサルであるヒトもまた似たような社会構造を築いていることは興味深い。ハーレムと言えばかのモンゴルのチンギスハーンなどは大奥に500人もの妻女、愛人を抱えていたとされ、最近の調査ではチンギスハーンのY染色体を遺伝した者の数が何と1600万人にもなることがわかっており、そのたくましき自らの遺伝子を拡散しようとした精力には草食男子が充満したここ日本のワタシもまた感嘆の念を抱くわけだが、

それはともかくも、ヒトが無毛化したことと、ヒトが社会性をもつに到ったことの相関にβエンドルフィンやセロトニンや一酸化窒素が潤滑油の役目を果たしたことは間違いないだろうとワタシは推定した。

一酸化窒素NOという分子は生物体内においては神経細胞における情報伝達のメッセンジャーリガンドとして大変に重要なポストを与えられた分子であり、特に脳における情動安定に貢献しているリガンドが一酸化窒素であるとも目され、遺伝子欠損によりこの一酸化窒素を分泌できなくなったマウスは通常ならば途中で止める仲間のマウスとの喧嘩を止めることができずに、仲間マウスを殺すまで喧嘩を続けるようになるという。

一酸化窒素は指圧治療によって特によくヒトの皮膚と血管壁から分泌されます。

他者を思いやり、家族以外の者とも互恵的な関係を築ける社会性がなぜヒトに身についたのか?それはヒトとヒトが指圧グルーミングをしあうような習慣により一酸化窒素が旺盛にヒト体内に合成分泌され、ヒトの脳がヒトらしく発達したからこそだったのではなかろうか?

体毛を介さないで柔肌を直接に触れあうその感触からサルはヒトへと進化し、そのヒトの無毛化の影の立役者こそが按摩マッサージ指圧だった?とすると、私たち鍼灸指圧師のワザの歴史は中華2000年史よりもさらに大幅にさかのぼることになる。

按摩マッサージ指圧とヒトとの関わりは恐らくは700万年、いや1500万年もさかのぼれるのかもしれない。この地球破壊文明のベクトルをもう一度、優しさ溢れる環境共生文明に変える原動力はもしや按摩マッサージ指圧に、鍼灸指圧にある?

「少彦名(すくなひこな)の二が手にて 撫でれば落ちる毒の虫」

撫でて落ちたは毒虫のみならず、体毛と野獣のもつ攻撃性であったのか?現生のチンパンジーはいまだに同種である同じチンパンジーの仲間を殺す習性がある。チンパンジーとヒトは共通祖先を共にするが、もしもチンパンジー的な攻撃性という形質が何らかの原因で消失したとするのなら、まさにその原因こそが水圧による一酸化窒素の分泌能の向上や按摩マッサージ指圧的な「二が手効果」にあったと言えないだろうか?

生命進化はエピジェネティクスな環境適応とエピキュリアンな快楽追求を二大原動力として、より養生に適したライフスタイルを選択することでザバイバルを繰り広げてきた。

サルをヒトへと進化させた隠された第3の原動力こそが「撫でれば」グルーミングな東洋医学的な養生法により体内に旺盛に発現する一酸化窒素やβエンドルフィンやセロトニンによる情動の安定に伴う大脳の発達にあったのだ!

蝶の羽ばたきはやがて竜巻になる。

本ブログはついにここにおいて Evo Devo (進化発生学)なヒト進化論パラダイムシフトの小さな羽ばたきを開始しました!

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2014.09.08 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 免疫強化

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