ブラックパール 15

本シリーズも今回で15回を数えるにいたっておりますが、そもそもはマクロファージの細胞膜と細胞内エンドソームに存在し体外から入りこむ様々な抗原を認識する受容体であるトールライクレセプターTLRの類(たぐ)い希(まれ)なる実力に開眼したことを発端に、いっちょ免疫に関して再考してみようと始めたのがこのシリーズのキッカケでありました。

ということで、前シリーズの「ガーディアンエンジェル」と本シリーズの「ブラックパール」は通しで今回までで35回の論考を重ねてきたことになります。本ブログ記事のこれまでの連続モノと比較してもなかなかの長期戦になってきておりまして、実はこれでもまだまだ免疫に関しては書き足りなくて、自分的には10のうち、ようやく4くらいを書き出せたかなくらいの感想を今抱いております。

免疫とひとことで申しましても、やはりそのカバーする領域は非常に広く深く、生命進化の考察を推敲反芻し、癌の真相をさらに追及し、またまだ未着手ではありますが、根源的な細胞の品質管理に関わるオートファジー免疫に関してなど今後もニッチ(すき間)を埋めるが如くに論考を進めてまいる所存です。

免疫(めんえき)とは「疫病(えきびょう)を免(まぬか)れる」が本義であり、「自己と非自己を見分ける」作業を指し、「細胞の品質管理」が根本の機能であることは論を待たないのですが、よりわかりやすく言えば免疫とは「病気にならずに健康でいること」なのであり、つまりは「生(せい、いのち)を養(やしな)う」の養生と同義であると言えるのです。

ですから、免疫を考察しつつ万事を俯瞰してつれづれなる思いを綴る本シリーズこそが実は本ブログの真骨頂ではと今改めて思う次第です。もしかすると、このまま題名を変えつつ、本年の後半もずっとこの感じでいくかもしれません。それもまあいいでしょうね。なにしろ3.11免疫不全カタストロフィー(破局)がすでに視野に入ってきています。

この暑い夏の過ごし方で、その後の秋冬の体調が左右されてきますから、実は、今ここ!の養生がかなり重要となってきます。まずもって細胞質にヒートショックプロテインを満たすようなアダプティブサイトプロテクション(適応的細胞保護)なるライフスタイルを実践することで、

常にヒートショックプロテインを体内に満たすように心がけたなら、あらゆる抗原に打ち勝つことが可能な明るく健康な未来が見えてきます。是非に油断なさらずにここ一番、今の未病治に励みましょう。

葉ショウガが美味しい時期です。生味噌を付けて辛味に唸るなんてのもオツな免疫賦活ですよ。ショウガの黄色色素のクルクミンなどの抗ガン作用は半端なく強力ですし、クルクミンにはヒートショックプロテイン分泌を促進する作用があることが判明しており、またNF-kB(エヌエフカッパービー)なる「かっぱえびせん」みたいな名前の聞き慣れないタンパク質があるのですが、

このNF-kBなる物質は転写因子と呼ばれて細胞質に存在し、活性化すると細胞核に入りこみ遺伝子の転写に関わるという非常に重大な局面で働くリガンド(信号分子)でありまして、どうもこのNF-kBがあまりに活性化し過ぎるとガン細胞が増殖したり、リウマチなどの自己免疫疾患が発症すると言われており、

であるからしてNF-kBの過剰な活性化を抑制できれば癌やリウマチの克服が見えてくるなどとも囁かれているのですが、実はヒートショックプロテインにNF-kBを抑制する能力があることがわかっておりまして、ここにおいてやはりヒートショックプロテインの実力の一端がまざまざと見せつけられるというわけなのです。

ヒートショックプロテインはガン細胞内においてHSPユビキチンの力でガン抗原提示を促進することで、キラーT細胞にガン抗原を見つけてもらいガン抗原提示ガン細胞はアポトーシスされてマクロファージに貪食され、

ヒートショックプロテインはNK細胞を活性化することでガン抗原を提示していないガン細胞がNK細胞に盛んにアポトーシス誘導されてマクロファージに貪食され、

このキラーT細胞とNK細胞のふたつのガン免疫により通常発生する自然癌はすべて消去されてしまうし、

ヒートショックプロテイン60、70が細胞外へと分泌されるとマクロファージの細胞膜レセプターのトールライクレセプターTLRがこのヒートショックプロテイン60、70を受容することで

受容したマクロファージは活性型に変化して免疫活性を高めるサイトカインを放出してインターロイキンや腫瘍壊死因子やインターフェロンを分泌することで、①自然免疫と②ガン免疫と③獲得免疫のすべての免疫系が賦活されて、

ヒートショックプロテインは炎症疾患や癌などほとんどの疾患に関係するNF-kBなる転写因子を抑制することですべての疾患の抑制に関与できるのであり、

ヒートショックプロテイン分泌を促進できるクルクミンを含むショウガや、βグルカンを含むキノコ類などの食材はまさに3.11後の免疫多難時代を生き延びようとする私たちにとって宝物のような食物なのであり、

またヒートショックプロテインを自在に操る鍼灸指圧術は日本で洗練されたまことに日本民族を3.11後の絶滅の危機から救う救世主のような医療であったと再認識できてくるのです。

免疫の手綱はヒートショックプロテインにあり!

昨夜の葉ショウガのクルクミンは今頃アタシの肝臓でヒートショックプロテインを分泌させて肝臓マクロファージのクッパー細胞や肝臓に多く存在するNKT細胞を刺激する免疫賦活なイイ仕事をしていることでしょう。

さて、朝は納豆と味噌汁とぬか漬けで腹腔マクロファージのTLRに活を入れます。

実践に役立たねば養生法とは言えん!

実践オンリーな養生法と言えばここを置いて他にはありゃあ、しまへんって!ウフフ(笑)

スポンサーサイト

2014.08.04 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 免疫強化

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014/08/04 (月) 12:30:24 | | # [ 編集 ]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014/08/04 (月) 12:31:57 | | # [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

プロフィール

kouhakudou

Author:kouhakudou
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR