ガーディアン エンジェル 16

脳神経ニューロン1000億個のシナプス間をスパークするアセチルコリンと電流が今まさにヒートショック状態であり、新たなガンパラダイム回路が太いラインとなって脳内に形成されてきています。

さて、本シリーズもいよいよクライマックスへと突入していきましょう!

ここ数回の論考で見えてきた免疫とガンに関する事項で注目すべき箇所は、ようは日々、日産3000個から100万個も必然的に生じてしまうガン細胞、これを敢えて私の造語で

「自然癌(しぜんがん)」

とこれから呼んでいきますが、このヒトの体内に恒常的に発生する自然癌は通常は自然免疫であるNK細胞に発見され次第パーフォリンとグランザイムとフラグメンチンというタンパク質分解酵素によって

ガン細胞の細胞膜に穴が開けられて、ガン細胞の細胞核DNAが砕かれて、ガン細胞の細胞骨格のアクチンやチューブリンも細かく破壊されていき、

つまりガン細胞のアポトーシス(細胞に自然に備わった自死作用)がNK細胞によって誘導されることでガン細胞がアポトーシス分解されると

貪食細胞であるマクロファージがファゴサイティックキャップと呼ばれる細胞膜の口(くち)を使ってパクパクとガン細胞の断片を食べて消化することでガン細胞は跡形もなく消去されているということであり、

この自然癌の自然治癒メカニズムが日々滞りなく通常生理の中で行われていればヒトの体内に癌が病巣と呼ばれるまでの「不自然癌」にまで大きくなることは絶対にない、と言えるのだ。

自然癌の通常生理における自然治癒機構はもちろんすでに触れているようにこの①NK細胞経路だけではなくオプションも多数用意されており、

もっとも単純かつ効果的な方法はヒートショックプロテイン分泌を促進してガン細胞自体にHLAガン抗原提示を促して、

ガン細胞に「わたし、ガン細胞やってます!」と自分でカミングアウトさせることでキラーT細胞がこのガン細胞の告白を受け入れて、

「お前は偉いヤツやなぁ〜、よしよし今すぐにアポトーシス誘導してピカピカ新品な細胞に生まれ変わらせてあげっからな」

でNK細胞と同じく3種類のタンパク質分解酵素によりガン細胞が消去される②ヒートショックプロテイン・キラーT細胞経路があり、

この①NK細胞経路と②ヒートショックプロテイン・キラーT細胞経路さえしっかりと機能していれば①NK系はHLAガン抗原非提示タイプのガン細胞を選択的に処理し、②ヒートショックキラーT系はHLAガン抗原提示タイプのガン細胞を特異的に分解しの分業がうまく成立して、

すべてのガン細胞がもれなくこの2系統の自然癌自然治癒メカニズムによってキレイにアポトーシス誘導されてしまう、ということになる。

この①NK系と②キラーT系の2つのガン治癒システムをうまく起動させるには抗原提示系の自然免疫の免疫細胞の樹状細胞やマクロファージなどの

抗原提示細胞からのガン抗原提示のつなぎ役となるNKT細胞の活躍も見逃せないものがあり、NKT細胞はまず樹状細胞から癌抗原の提示を受け取ることで活性化し、

サイトカインと呼ばれる免疫細胞間の情報伝達物質インターフェロン・ガンマを通じてNK細胞とキラーT細胞とヘルパーT細胞( Th 1 )の3つの免疫細胞へと

アジュバンド作用(賦活作用)を及ぼして自然癌も不自然癌も駆逐していきます。ここでヘルパーT細胞に3種類( Th 1 、Th 2 、Th 17 )の3つがあり、

それぞれの出すサイトカインによってTh1はウイルス感染や病原菌に対抗する細胞性免疫に、Th2は抗体産生によるアレルギー反応の液性免疫に、Th17は自己免疫疾患に関わるサイトカインの分泌に関与と、

それぞれのヘルパーT細胞がもたらす免疫作用により、免疫それ自体が人体に害をもたらすという免疫の両刃の剣の考察をしなければいけないのがヘルパーT細胞に関する留意事項ではありますが、

今ここでその詳細を論じることは文脈上の流れからいってふさわしくないので、だからといって素通りはできないのがヘルパーT細胞の領域ですが、

ここを私流に極めて簡略にザックリと本質的にえぐるなら、ようは抗原提示細胞からの抗原提示→ヘルパーT細胞(特にTh1)への抗原提示→キラーT細胞の量産増殖のこの太いラインが常にシャンとしていれば、

他の2種類のヘルパーT細胞(Th2、Th17)の抑制もよく効いて、アレルギー疾患や自己免疫疾患の発症率は恐らくはグッと低くなるだろう、というのがヘルパーT細胞に関する私見であり、

免疫の原点には「単細胞30億年問題」があって、つまりは異物とはまず病原微生物であるバクテリアであったという記憶がヘルパーT細胞のメインの領域であるとまず言い切っておきます。

このヘルパーT細胞の3種類のアクセルとブレーキ問題はそれこそチマタの免疫学者たちが盛んに論議をしている箇所なので、今はこのくらいでスルーさせて頂きます。

さて、自然癌は自然治癒するという常識はいわゆる正統医学である現在の医学教育の世界でも常識なのですが、その意味解釈についてはまずほとんど深い洞察は得られていません。つまりどういうことか?

わたしに言わせれば

「ヒトは日々、毎瞬間、ガン細胞を生み出しながら、このガン細胞の生きる力によってその命を養われている」

ということなのであり、ガン細胞とは解糖系という糖質を主な栄養源として瞬発的にATPを産生する細胞であり、瞬発的なエネルギー補給が必要な際には絶対に必須なヒト生理にとってなくてはならない細胞がガン細胞なのであり、

もしもガン細胞がなければ原始的な初期人類であるヒトは息を殺して獲物に忍び寄りヘラジカを槍で殺して食べることも出来なかっただろうし、

後期人類である現代のヒトたちがパソコンに向かい身体を硬直させて沈思黙考して癌の真相をジッと思考することもかなわない、と言えるのだ。

わかりますかね?アタシの言いたいこと。

ガン細胞がなければ人類は、ヒトなどは、とっくのとうに滅んでいたということなのです!

極限環境に生まれた多細胞生命体は現在の南極の湖底に棲むコケ坊主と同じく複合的な異種の生物が共存する共生型の生命体であっただろう。

地球生命体はガン細胞的なるものをそのコケ坊主的な共生型のボディに棲まわせることで、無酸素、低温でもATPを生み出せるボディへと進化して、この過酷な地球環境を生き延びてきたのだ。

地球表面がすべてマイナス40℃に包まれた氷の地球世界でも絶滅せずに原始多細胞生命体が生き延びることが出来たのは、実はガン細胞がいてくれたからこそだったのだ。

現生のヒト自然癌もまた無酸素、低温でATPを生みだし続けている。

地球生命種の命をつむいできたのは、まぎれもないガン細胞だったのだ!

ヒトは癌によって生きている。ヒトは癌があるからこそ生きている。ヒトは癌のお陰で命を養われている。

癌なくばヒトにあらず。

癌こそ神なり。

癌こそが「ガーディアン エンジェル」であり、

人体を守護する内なる天使たちとはまさに癌そのものであったのだ!

今ここにおいて癌パラダイムは大きくシフトする。

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2014.07.14 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 免疫強化

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2014/07/14 (月) 19:51:23 | | # [ 編集 ]

様々な

世界情勢、私的な情報収集能力(笑)
国とか国境、人種、宗教の壁を取り払うには、30億年必要なんだろうかね。いざという時のために、種の入手経路、自家採取を考える今日この頃です。くよくよしても始まらないし、生きるしかないんですよね。ミトコンドリアをお手本に。(笑)

2014/07/14 (月) 22:30:47 | URL | 桑畑五十郎 #- [ 編集 ]

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