ガーディアン エンジェル 15

今回の免疫再考シリーズを始めるにあたって、私なりの極私的な狙いというか以前からもう少し掘り下げたいと思っていた領域がございまして、

そのへんのトピックが記事を書いているうちにうまく脳内に浮游して、なにかエクスタシーな電流が発生すれば面白いと思っておりました。

それでちょいとここんとこ電流がスパークし始めまして、イイ感じになりつつあり、ネタがまだ温かいうちにご賞味頂きたく、さてどんどんと放出していきましょう。温かいものは温かいうちに、まさに懐石の心(笑)

そういえば懐石料理の懐石(かいせき)ってのは、そのむかしの中国医学の治療術あたりが語源だろうね。ほら温(あたた)めた石、温石(おんじゃく)を懐(ふところ)に当てると、

腹(はら)が温まって腸管内臓の調子が良くなる、なんていう原始的かつヒートショックプロテインな治療法がまずベースにあって、

「はらわた」を温めるような食事法も温石療法にザックリと含めましょうなる意図があって懐石料理なる用語に進展していったなんてのは、これ常識か、あるいは俺の思い過ごしかは定かではない。

医食同源という言葉は日本で造語された言葉なんてのは知っていてもいい豆知識けど、このへんも昔、本ブログ記事でネタにしたね。

えっと、スパーク電流ね、そうそれでね、免疫細胞の起源というか、そもそも免疫細胞のような細胞がいったい地球生命史38億年間のいつ頃に出現したのか?という素朴な疑問がアタシの脳裏にはずっと浮游しておりまして、

ではまずもって細胞(さいぼう、セル、cell )のようなものが地球に出現したのはいつかと言えば、もしも単細胞バクテリアのようなものを細胞と見立てるのなら、細胞の誕生は38億年前ということになります。

それからの約30億年間は年代的には「顕著な生物化石が多数発掘される時代」の顕生代よりも前の「冥王代、太古代、原生代」と呼ばれる時代であり、この時代がようは細胞の細胞による細胞のため細胞時代であったと言えます。

カンブリア爆発前夜の今から5億7000万年前から5億4000万年前の3000万年間においてようやく多細胞化した生物層であるエディアカラ生物群が化石として見つかってくるのであり、

つまりはエディアカラ生物群が分化してくる以前の生命誕生からの33億年間は間違いなくバクテリアのような単細胞のみの時代が長らく続いていたと見られます。

この「単細胞30億年問題」と呼んでしかるべき生命史の初期にいったいどんなスッタモンダが起こって嫌気性バクテリアがミトコンドリアと共生するはめになり、ミトコンドリアハイブリッド型の真核生物に進化したのか?

またスノーボールアース(全球凍結)という地球表面がマイナス40℃の超低温状態になり、大陸表土はおろか海洋も水深1000メートルまで氷に閉ざされたまさに

「エルサの魔法」にでもかかったような氷の地球時代が23億年前と7億年前と6億5000万年前の少なくとも3回はあったのだが、

いったいこの「氷の微笑」な地球時代をどんな荒技でしのいで原始的なバクテリアたちは生き延びたのか?

この後に氷の魔法が解けて雪解けの地球には大量の酸素が発生していくのだが、酸素は嫌気性バクテリアにとっては猛毒であったが、

ミトコンドリアの祖先であるαプロテオ細菌のような好気性バクテリアにとっては酸素は酸素呼吸によりエネルギー源となるわけで、

ミトコンドリア内臓型の嫌気性バクテリアがこの機において絶滅をまのがれて生き残るには有利であったことは事実だろう。

地球の酸素濃度が上昇するという大酸化イベントを経て、真核生物が誕生し、多細胞生物が誕生してコラーゲン繊維の合成ができるようになったというが、

コラーゲン繊維の合成にはヒトの場合にはヒートショックプロテイン47が欠かせない。

地球環境の激変期とも呼べる「単細胞30億年問題」期においてヒートショックプロテインの機能も訓練され強化され、ヒートショックプロテインの種類が増していった可能性がある。

細胞接着はまだ緩かったユルユルなエディアカラ生物のような軟体性の動物の一種が現生の海綿動物であり、この海綿動物の成分である

アルファガラクトシルセラミドという糖脂質にのみヒトの免疫細胞であるNKT細胞は反応するが、もしかするとエディアカラ生物群が繁栄した前カンブリア時代にNKT細胞の起源があるのだろうか?

例えばエディアカラ生物群の中に獰猛な何でもバクバクと貪食してしまうような増殖オンリーなガン細胞か、はたまたモンスターのような海綿動物が大発生してしまう。

だから、このモンスター海綿を即座に見分けてその襲撃から逃げて生き延びるために免疫細胞のNKT細胞のような細胞を発生させる必然が生じたのかもしれない。

いやモンスター癌海綿を食べて食べて食べまくった種族が生き残り、彼らの体内にトラウマの如くNKT細胞のような自己と非自己を弁別できる免疫細胞が発生分化したという仮説も面白い。

駿河湾や相模湾に棲息するヤマトカイロウドウケツという現生の海綿動物はそのガラス質の構造体が美しく干したものが装飾品として売られるというが、

ラッパ状に口を開いた花瓶(かびん)のようなナリはいささかユーモラスであり、この花瓶には花は生けられずにドウケツエビという小さなエビが普通は雌雄1組棲みついているそうだ。

夫婦和合の縁起物として珍重されているという。俺もそろそろ買った方がエエね(笑)

現代の地球においては南極がスノーボールアースな地球の面影を遺す地帯と言えるが、このゴンドワナ大陸の末裔大陸である氷の南極世界においても氷ではなく水が通年存在できる場所があり、

その南極の湖の中にはコケ坊主と呼ばれる地球のどこにでもいるコケの種類が棲みつき円錐状のコロニーを1000年間かかって80センチ大にまで太陽光を求めて上へ上へと上昇し、

バクテリアやダニやクマムシを共生させながら原始的なコケ坊主城を築きあげている。

このコケ坊主のナリが海綿動物の形状に似ています。コケ坊主の内部はバクテリアに浸食されて中空であり、ようは花瓶の口が開いていない花瓶とでも形容されるフォルムなのですが、

もしもコケ坊主あたりが地球生命史の最初の多細胞生命体の原初の姿だと仮定すると、単細胞から多細胞への進化のヒントが見えてきそうです。

地球生命界はスノーボールアースな極寒時代をエルサとアナとの姉妹愛ならぬ、生命体同士の共生愛で生き延びたのではなかろうか?

共に棲むことで栄養やエネルギーを与え、分かち合い、生をしのいだ地球の生き物たち。

ユーカリア(真核生物)の命はバクテリア(真正細菌)やアーキア(古細菌)によっても支えられてきたのだ。

わたしたちヒトの免疫系もまさに免疫細胞という単細胞たちの共生愛によって成り立っている。

自己と非自己を免疫細胞たちが見分けながらも実はガン細胞も正常細胞も仲良く棲み分けて、ヒト細胞60兆個はみんなで力を合わせて生き延びているのだろう。

この肉体の奥に今も生命史38億年が脈々と躍動している。

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2014.07.13 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 免疫強化

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