ガーディアン エンジェル 3

地球に生命らしきものが誕生したのは今から38億年前とされ、一説によれば地下の鉱山温泉から見つかった好熱菌の1種であるアセトサーマスにバクテリア、アーキア、ユーカリアの共通祖先が持っていた代謝系が保持されているという。

好熱菌と言えば海底の熱水噴出孔から見つかったメタノピュルス・カンドレリという細菌などは122℃の熱水も平気で80℃付近の温度帯で最も活発に活動する超好熱菌であるし、

過酷な環境で言うと人間の致死量の500倍のガンマ線を浴びても平気な細菌であるデイノコッカス・ラディオデュランスなどを筆頭に、地球重力の1Gの40万倍の40万Gに耐性がある細菌パラコッカス・デニトリフィカンスなども忘れてはいけないし、

マイナス50℃で1ヶ月冷凍しても大丈夫な「白神こだま酵母」なども生命力の強さでは負けてはいない。

これら現生のイクストリーモザイム(極限環境微生物)もまた進化の系統樹の大元の根っこの最初の起点である一番バッター細菌であるコモノート(共通祖先)の末裔であるわけで、

わたしたち人類はこの進化の系統樹の上方は最末端の葉っぱの先っぽに位置するユーカリア(真核生物)の脊索動物門の脊椎動物亜門の最終走者で言わば宇宙の肛門にくっついた糞カスに過ぎない存在ではあるのだが、

やはり生命の大起源であるコモノートから引き継いだ途方もない可能性が私たち人間の体内にも秘められていると言っても過言ではないのだ。

多細胞生物の痕跡が地層から化石として発見されるのは6億年前の頃からであり、それ以前の地球にはバクテリアやアーキアのような単細胞生物しか存在しなかった。

つまり生命が誕生してから30数億年もの長いあいだ地球上はバクテリアのユートピア(桃源郷)であったか、もしくはバクテリアやアーキアの激戦地滞であったと言える。

地球生命はバクテリアのみの世界である最初の30億年余の長い長いプロローグ(序章)の後にようやく植物とも動物ともつかない海綿動物や刺胞動物の祖先であるエディアカラ生物群に進化し、やがて古生代カンブリア紀にいたりDNAが飛躍的なエピジェネティックな変動をもって全生物門38が開花する。

エディアカラ生物群もカンブリア爆発で発生した生物たちもやはり免疫力を手にしていたからこそ分化できたのだが、さて彼ら先カンブリア、後カンブリアの生き物の免疫系はどんなシステムで成り立っていたのだろうか?

自然免疫で活躍するマクロファージや樹状細胞や顆粒球がエディアカラ生物群の一種であるナメクジの親分みたいなディッキンソニアの体内ですでに活発に異物処理をこなしていたのか?

カンブリア爆発で誕生した現生のエビやカニの祖先となるカンブリア生物界の花形スターであるアノマロカリスはいったいどんな免疫システムを使って旺盛に食べ物や海中に含まれる病原バクテリアや病原ウイルスや病原タンパク分子を処理していたのか?

免疫の原意は「疫病を免れる」であるのだが別な言い方をすれば免疫とは「自己と非自己を弁別する」ことと言える。

地球生命が多細胞化する以前には単細胞生物のみで30億年ものあいだ生活していた。

単細胞生物が自己と非自己を見分けるためにはいったいどんなことをしていたのか?

つまり免疫の原点が多細胞化以前の30億年間に潜んでいると私は洞察したのです。

原初の単細胞生物であるバクテリアたちも現生のバクテリアたちと同じく自分たちの表皮である細胞壁を使って自己と非自己を見分けていたはずである。

地球生命の免疫システムの原点はバクテリアの「細胞膜による識別」にあると見て取ります。

生命は30億年間の長きバクテリア期における「細胞膜振り合う」異物弁別時代を経てようやく免疫力を手に入れることができ、その後になって多細胞化し、地球の隅々まで適応放散していった。

わたしたちヒトの免疫力もまた生命誕生からの38億年の免疫修行によって成り立っている。

スポンサーサイト

2014.06.27 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 免疫強化

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

プロフィール

kouhakudou

Author:kouhakudou
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR