ジャンピング ボール 9

1985年、「科学万博つくば85」の政府テーマ館に1本に1万2000個もの実をつけたトマトの木が出展され話題を集めた。

その農法はハイポニカと呼ばれる水耕栽培であったが、この水耕栽培を追試した者がすべて同じように1本のトマト木を巨大な樹木に成長させるのに成功したわけではなく、

そこにはこの水気耕栽培の開発者であった野澤重雄氏の独自の哲学が介在していた。この農法の細かいメカニズムの解読は専門家にゆずりたいが、

わたしが注目するのは、トマトが芽を出した頃にこのトマトの世話をしている者が

「どんどん伸びていっていいんだよ、何も心配することなどないんだよ」

という情報を入れて幼児教育をしてあげるとその後にこのトマトは巨木にまで成長すると、野澤氏が発言しているくだりだ。

ただの、「言葉がけ」あるいは「念じるチカラ」がトマトをあそこまで巨木に成長させる原動力になるというのだから、

もしもこれがトンデモでもインチキでもなければいかにヒトの意識というフォースフィールド(力場)が植物の成長発育に影響するか、という事実にあらためて驚きを禁じ得ない。

この宇宙にはいまだに解けない謎が残された多くの未開の領域が存在するのだが、ヒトや動植物の意識や心というフィールドもまだまだ未知でありこれから解読される領域かと思われる。

アフリカはインド洋に浮かぶ大きな島マダガスカルは今から3億年前にゴンドワナ大陸からプレートテクトニクス(大陸移動説)により分離して、

そのまま洋上に浮かび続け古生代の記憶を色濃く遺す貴重な動植物群が独自の生態系を築いているが、

この島に住むオンビアシーという伝統的な治療師たちは、日本や中国の漢方医と同じくその島に自生する何千種類もの生薬を巧みに使い悩める病者の治療にあたるという。

このオンビアシーは患者の証(病者の顕す症候群)に見合った適薬の選択に迷うと、ふいに思い立ったようにブラリと野山に散策に出掛けるという。

それは日頃の仕事のストレスを緩和する気晴らしを兼ねている行為なのかどうかは定かではないが、

そうしてある植物が発するフェロモンがその治療師の鼻腔のヤコブソン器官に感知されたか、あるいはその草木から原初的知覚を介してプライマリーパーセプションな意識伝達があったのか、

フッとある薬草に意識が向かうと、適薬に迷っていた患者にマッチしたドラッグピクチャー(生薬が発現する治病効果)が一瞬にして脳裏にひらめき、しかるべき生薬の組み合わせのアイデアがはっきりと花開くというのだ。

彼ら伝統的なマダガスカル治療師はこのような生薬との一期一会な出会いを

「草が自分を呼ぶ」のだと表現している。

こうしたオンビアシーと生薬との長年の暗在系(インプリシットオーダー)なる交感によって、多くの生薬の叡智が見いだされ蓄積されてきており、

当地では伝統的に白血病の治病薬にはマダガスカル・ニチニチソウを使用するのであるが、今ではスイスの製薬会社の白血病の定番薬ビンクリスチンがニチニチソウの成分から抽出した成分を利用していることが判明しており、

オンビアシーによる薬能解読と現代化学による薬理学的手法の到達点が合致することから、オンビアシーと生薬たちとのバイオコミュニケーションに一目を置かざるを得ない事態が起こっている。

ポリグラフ(ウソ発見器)をヒトの皮膚の2点間に電極を取り付けて皮膚電位の変動を観察し、その他に脈搏計や心電計のデータなども加味して

総合的に被験者の心身の状態を客観的に観察することで、被験者が尋問官の質問にウソを言っているのか?真実を述べているのか?を判定する方法が

アメリカなどではすでに1960年代から軍事機関を中心に開発されてきたが、このウソ発見器であるポリグラフの第一人者と言われる科学者クリーブ・バクスター氏が

事務所のデスク脇で来客やスタッフの眼精疲労を緩和し、幾ばくかの光合成による酸素放出で酸素供給に勤しんでいた観葉植物ドラセナに、

ほんの出来心でポリグラフを装着したエピソードは実に衝撃的である。バクスター氏はもしかしたら、植物にも心や意識のようなものがあるかもしれないと、

遊び心でドラセナに電極を装着して、はじめはコーヒーの熱い液体を葉に浸したが無反応、しばしの後にふと

「そうだ、葉っぱをライターの火であぶったらどんな反応をするか?」と氏は脳裏で思念してみた。

すると5メートル離れた位置にあったドラセナがバクスター氏の頭の中で思った意識に劇的な反応を示したのだ!

その証拠はバクスター氏から1.5メートル離れた位置に設置されたポリグラフの記録表に鮮やかな記録ペンの波打つ躍動となって刻まれたのだ。

バクスター氏はこの衝撃的なドラセナ実験を皮切りに、市販のヨーグルト内に棲息するラクト・バチルス菌すらも仲間の菌が抗生物質で殺される危機を2メートルも離れたビーカーの中で感知できることを発見し、

またヒトの口腔内の免疫細胞がホストと物理的に500キロもの空間を隔ててもコミュニケーションが可能なことを見いだして、

厳密な40年に及ぶ様々な実験からバクテリアや植物、動物の地球に生きとし生ける生き物のすべてが

何らかの意識をもち、相互にコミュニケーションが可能であるとの認識にいたり、

ついに「生命には原初的な知覚であるプライマリーパーセプションが存在する」との仮説を打ち立てるにいたった。

中国気功界の伝説的な気功師である厳新(イエンシン)は広州から外気功(人体から外部へと気を放射すること)によって、

2000キロ離れた北京の実験室のシャーレの酵母菌RNAに気を当てて、酵母菌の活性化に成功したという。

物理学者であるデーヴィット・ボームはこのわたしたちが住む宇宙構造を、

目に見える系である明在系(エクスプリシットオーダー)と目に見えない系である暗在系(インプリシットオーダー)の二重構造によって成り立っていると

と説くことで、新しい概念の枠組み(ニューパラダイム)を提示した。

しかるに、ここモンスーン地帯の東アジアは四季折々の気候変化にはぐくまれ、そこに住む草木虫魚は「生・長・化・収・蔵」のバイオリズムのうねりに従い、

生々流転、栄枯盛衰、生と性の二相のライフスタイルを反復し繰り返し続けていることから、その原理が古来中国の易経においては万物が陰陽によって成り立つとされ、

その妙なる律動は道(タオ)の原理であると解読されたが、見えるものと見えざるものの相補的な関連性はこのような陰陽セオリー・ワールドである

中国や韓国、日本において頻用反復される既知でクラシックでベイシックでスタンダードなオールドパラダイムですらあった。

ヒトの心身が見えざる経絡場と見える肉体場の互換的な二重構造であることにはすでに触れたが、

意識や心が万物に宿り、万物同士が相互に交感可能だとする様々な実証からは

道教(どうきょう)の創始者ともされる老子の唱えた「万物と春をなす」の言葉を想起する。

我が家の庭の小さな畑もどきに植えられたトマトも、わたしの「言霊(ことだま)」や意念により

いつの日にか雲を突くような「ジャックと豆の木」の豆の木のような巨木にまで成長するのかもしれない。

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2014.06.09 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

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