ソモモン 6

『 Q. そもそも東洋医学の素晴らしさって、どのへんにあるの? 』



まあ東洋医学とひとくちに言ってしまうと少し大きなカテゴリーなので、話しを絞って手の内の鍼灸指圧領域に集約すると、例えばいわゆる「ものもらい」専門用語では「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」とも言いますが、

目に痒(かゆ)みと痛みが来て、なんか目の縁(ふち)が赤くなってきて、目ヤニがたくさん出て来て、そのうち目が腫れあがって別人のような顔貌になってくる、あの一連の目の症状は、

細菌感染が原因として今では眼科に伺うと即座に抗生剤入りの目薬を処方されて、それを点眼すればまあだいたい数日を経て目の症状は沈静化して解消されるんだけど、

こんな便利な抗生剤入りの目薬がまだ開発されていなかった、ここ2000年の東洋医学においては目の疾患であれ、歯の痛みであれ、口内炎であれ、頭痛であれ、こういう一見するとたいしたことのないような症状だけど、いったん発症するとけっこう治すのに苦労して、

また口内炎なんか何を食べても浸みて痛いの何の、そりゃあツライもんだし、頭痛が続くと生きているのもせつなくて「首から上を取ってしまいたい」とのたまった患者さんもいますし、歯の痛みもね、歯医者で診てもどうにもならない歯茎の根っこがうずくようなのはね、これまた難儀なものでね、

こういうメジャーな病名が付かないマイナーな不定愁訴のたぐいを治すという時に、実は鍼灸指圧術は絶大な威力を発揮するのです。

「一発灸」とは「いっぱつきゅう」と読みますが、読んで字の如く、ようはお灸をすると即座に一発で症状が解消されてしまう灸術が「一発灸」ということで、

ああ、目やにが出て来て目がおかしいわ、と相成りました私の連れ合いは、ソッコーで目医者に行って抗生剤入りの目薬をもらい、点眼したのですが、あろうことか悪くなった目に点眼したら、良かった方の目にまで「ものもらい」の症状が出て来て、目が腫れてしまい大層気の毒な状態になってしまいました。

さて、ここでおもむろにハリィ〜が参上し、「ものもらいに効く一発灸を試してみる?」で「やって」となり、手の人差し指にある二間(じかん)というツボに灸点紙のうえから三壮(さんそう・モグサひとひねりを一壮と数える習わし)、両手に施すと、「あら不思議!なんだか目がスッキリしたわ!」となり、

翌日も、その次の日も同じ箇所に点火して、とてもスムースな経過をその後はたどり、完治したのでございます。

まあ、これをね、そりゃあちょうど、目薬が効いてくる時期と重なったからだよ、とかイチャモンをつけたい御仁が多数おられる事は充分承知しておりますが、例えプラシーボ(偽薬効果)が多少は効を奏したとしても、現実に治ればいいわけでね。

もっと言うと、自分自身の体験として「ものもらい」になりかけの時に、二間の一発灸で今までに何度も未病の段階で治してきた実績があります。

ほれ西洋医学全盛の時代にはね、そうそうこちらが全面に出るわけにもいかないじゃん。だからコソッと後からね、伝家の宝刀をちらつかせてさ、だんだん脱洗脳をしていくってことで。

いや、しかし、「二間のモノモライ一発灸」ってのは歴史があってね、本当に即効で治っちまうんだよ!

ただね、眼科疾患が人差し指の第2関節の内側に灸して治る、なんてのは現代人には理解しかねるから、今じゃあこんな叡智もほとんどの者が知らないという時代を迎えてしまったんだけどね、

その昔は抗生物質なんかなかったから、こんな一発灸治療が本当に重宝されたんだよね。

ようはヒートショックプロテインが仲介役になって、免疫細胞が活性化してNK細胞やマクロファージやT細胞の貪食能力が上がって、目の縁にウヨウヨと増殖していた病原菌が食べられてしまって治っていくというメカニズムが一発灸治療では発動しているから、別に荒唐無稽なプラシーボ全開のイカサマ治療ってわけでは毛頭ないんだけど。

まあ、こういう分子レベルの分析はさておき、一発灸の気持ちよさは経験してみないことには、話しがはじまらない。

で、本日の結論は、




『 A. 鍼灸指圧の素晴らしさは実際に味わってなんぼです』

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2014.04.25 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

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