エンタングル ⑯

邪気(じゃき)という言葉はいわゆる霊気(れいき)というか、何か得体の知れない邪(よこしま)なエネルギー体とか、邪気が憑いているなんて風にまるで呪いでも付着しているような使い方がされているようにも見受けられる。

ようは邪気なる用語は、霊障(れいしょう)なんて言葉と同様にスピリチュアルな領域と親和性があるようで、その手の詐欺師にも利用されやすい。

そんな状況をとても見苦しく思っていたので、あえて今までは真正面から邪気を取り上げたり、気問答を継続しなかった。

しかし、時期が来たのでこうしてシリーズが開始できて、喜ばしく思っている。

邪気という言葉は分子レベルな細胞生理学が発達していなかった古代において、古代人が想像で作り上げた病因の総称なのであり、分子栄養学が発達していなかった古代に食物の栄養素を「水穀(谷)の気・スイコクノキ」と呼んだのと同じく、まったくもって、ようは科学用語に変換がいくらでも可能な言葉が邪気なのです。

例えば風邪(ふうじゃ)という邪気などは、単なる自然現象というか気圧の変化により生じる大気の流動である風(かぜ)の事を言っているに過ぎないのですが、単なるカゼも「内因」である七情に乱れが生じた場合には、邪気となって背中の風門(ふうもん)というツボあたりから体内に侵入して熱病を発生させると、中医学では教えているのです。

「馬鹿は風邪を引かない」という巷間よく聞かれるフレーズの馬鹿とは、七情に乱れがない人間というか、鈍感というか、センシティブでないというか、デリカシーがないというか、そういう気が回らない頭の悪い野郎は気が回らないだけに精神的なストレスを感じない脳天気な馬鹿ということであり、そんな脳天気な馬鹿であるなら七情が乱れることはまずないから、馬鹿は風邪を引かないということになるということなのです。

まあ、馬鹿はそれでもいいんだけど、周りが迷惑をこうむって、周辺の者が気を使いすぎて心労で風邪ばっか引いてるなんて事になるから、馬鹿という邪気に対抗するには、あんまりセンシティブで気弱で優しすぎでもイケナイね。

図太いセンシティブが理想かもしれない、って図太ければセンシティブじゃあないね。

ヒトが健康であるとはひと言で言えば「ヒトのタンパク質が健康である」ということであり、ヒトのタンパク質が健康であるとは「タンパク質の形や機能が正しい状態にある」ということであり、正しいタンパク質を維持するには変性したタンパク質を修復し保守管理するストレス防御タンパク質のヒートショックプロテインが常に分泌されている、が正しいとなる。

清く正しいタンパクライフを送るには、常にヒートショックプロテイン濃度の高いライフスタイルを実践していく。

邪気とは、つまりはヒトタンパク質を変性させる因子の総称なのであり、気圧、気候の変動に始まり、放射線、紫外線、重金属、活性酸素、ウイルス、病原菌、化学物質、薬物、食品添加物、遺伝子組み換え食材、排気ガス、工場煤煙、高熱、極寒、圧力、天変地異、外傷、怪我、精神の変動など、あらゆる内外のストレッサーはすべて分子レベルにおけるタンパク分子を変性させるストレッサーとなる。

この分子レベルにおけるタンパク分子を傷つけるストレッサーこそが邪気の本体であり、癌をはじめ四百四病はみな邪気の産物というわけなのだ。

邪気の大親分が言ってみればガン細胞なのであり、邪気に適応して対抗して作られた防護壁がガン細胞なので「ガンは敵ではなく味方であり仲間」ではあるけれど、癌はできてみるとこれはかなりの厄介者というか、病巣が大きく成長するまでに至ると、やはり一大事であり、いわゆる「癌ボディ」と私が呼ぶ60兆個の細胞内が乳酸タンパク質という凝り物質で満たされた身体にまでなると、最早、そう簡単には可塑性(かそせい)のある柔らかい身体に戻せない。

私はガンのステージが上がって、ガンが深まった身体の恐ろしさを知るからこそガンへの畏敬の念を込めて「ガンは敵ではなく味方であり仲間」と言い続けているのであり、なにも「ガンと友達になろう」とか「今や国民の2人に1人がガンになる時代だからガンになってもいいんだよ」などと、どこぞの国の原発推進広報医がほざくのと、自分が同じ仲間と思ってもらっては困ります。

ガンほど恐ろしいものはない、いな、ガンが進んだ身体ほど固い身体はない、が正直な気持ちであり、ガンなどに決してならないために、あらかじめ、あらゆる「いまだやまいならざる」未病治の方策、養生法を提言し続けている、というわけなのです。

邪気や邪気の結果生み出されたガンに対抗する正気(せいき)は探せば、あなたの身心の内部、周辺にはたくさん、たくさん、ほんとうにたくさん、あるんですよ。

その筆頭がヒートショックプロテイン!であり、NK細胞やマクロファージやT細胞や樹状細胞やの免疫細胞であり、βエンドルフィンやエンケファリンやダイノルフィンなどの脳内オピオイドであり、プロスタグランジンなどの生理活性物質であり、小腸丹田で日々、毎食後に生み出される赤血球などなど、であるのです。

「ひとはみずからの内に百人の名医をもつ」 by ヒポクラテス

誰にも頼らずとも、うちなるカリスマドクターに任せればヒトは健康でいられるはずなのです。

邪気を吹き飛ばす、正気に満ちた養生を心がけましょう!



「邪の字は人身の正気に対して言うなり」『研経言』(莫枚士・著 1856年)

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2014.03.06 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 鍼灸指圧

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2014/03/06 (木) 23:35:54 | | # [ 編集 ]

了解です

サブタンさん、今まで通り、非公開コメで全然かまわないので、どうぞ、ファンレターを送ってくださいませ。

人生で2度目のモテキ到来か?(笑)

過去記事で過激な発言を存分にした(笑)ので、最近は実におとなしいというか、いや、大人になったというか、高度に過激というか、ようは、上質感を目指しつつ、その中に毒というか薬を含ませる、を狙って記事を書いています。

しっかし、国家が総力を挙げて、今や洗脳に勤しむ始末。

なんでも中学3年生に「ガンちゃんの冒険」なるDVDが配られて、国民の2人に1人が癌に罹る時代だから、癌を恐れなくていい、みたいなアニメでこの洗脳DVDは始まるとか。

これ、有名な原発推進広報担当医であるN川先生も監修に加わっているようで。

まっ、癌登録法プラス秘密保護法のダブルシフトで、水も漏らさない徹底した被曝による健康被害の秘匿化戦略がそろそろ開始されますしね。

今でこそ、福島18歳以下の甲状腺ガン確定数が75人との情報が公開されてますが、この先は、もうそういった情報すらおおやけになることもなくなるのでしょうね。

というか、恐らくは現時点でも、75人をはるかにしのぐ発症数ではありましょうね。

最初の段階で、とっくに確定数は75人を突破していたと思われますが、いきなり驚愕の発症数を公表したのでは、あまりに露骨に福島第一原発から放出されたヨウ素131のせいと、ばれてしまい、放射能のせいではない、と強弁できないので、徐々に公表しながら、お茶を濁してきたというのが真相ではないでしょうか。

とにもかくにも、最早、我が身を自分自身で守り抜く時代に、3.11以降は突入していることは確かです。

この時代状況を認識して、適切な未病治の養生法を実践した者だけにしか、健康な未来は約束されません。

その適切な情報発信の一助になるブログを目指して、今後も情報提供に邁進します。

2014/03/07 (金) 00:22:31 | URL | 養生法の探求 #- [ 編集 ]

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