ノミ取りボンド

お猿さんのノミ取り行為や毛づくろいはグルーミングとも言われます。このグルーミングが実は按摩マッサージ指圧の起源ではという見解もございます。たしかに仲むつまじくノミ取りに勤しむお猿さんからは恍惚感を感じないわけでもありません。タッチケアの原点であるグルーミング。ここにも皮膚科学の光が当たっています。

近年の研究から催乳ホルモンとして有名なオキシトシンというホルモンを皮膚が合成できる事が発見されました。このオキシトシンというホルモン。実に重要な役割を担っています。ホルモンが血液中で働くのは通常の生理学では常識ですが、何とこのオキシトシンを人間の鼻に向けて噴霧すると、その噴霧された人間は他人を信頼するようになったという結果が一流雑誌のNatureに掲載されたそうです。

またオキシトシンを注射すると不安感が軽減するという報告もあります。情動の安定、他者との関係性の維持にきわめて重要な役割を果たしているのがオキシトシンというホルモンなのです。オキシトシンも皮膚というクスリ箪笥の「引き出し」に仕舞われた「宝物」のひとつです。

皆様、少し「青い小鳥」のしっぽが見えてきましたか?(笑)

「青い」と言えば、最近見たDVD「アバター」の登場人物?たちは青いボディでした。この映画のメッセージは「ボンド」という語に集約されているように感じました。311後に盛んに使われだした言葉である「絆・きずな」。英語になおすと「ボンド」。

東洋医学では古くから天(外部環境)と人(内部環境)が一体になることを理想とし、その境地に至る事を「天人合一」と表現し、そこへ至る道を「タオ」と呼びました。天人合一すなわち天人ボンドですね。

草木と一体になるのが漢方薬治療。人と人が触れあい一体になる医療が鍼灸按摩。

鍼灸指圧治療がうつ病に効果的である事は最近は少し常識となりつつあります。なぜ精神の安定に鍼治療が効くのか?答えは、鍼治療によってオキシトシンやβエンドルフィン、ドーパミン、エンケファリン、サブスタンスP、プロスタグランジンなどのホルモン類が皮膚から分泌されて全身の内分泌器官や脳も刺激を受けて同じようなホルモンを分泌するからだろうという事、です。

子宮では臍の緒でつながれていた母子は、出産後は授乳というつながりで「きずな」を共にします。そしてようやく独りで立てる頃に離乳します。独りで立ち歩けるようになっても「おんぶ」に「だっこ」で「きずな」が切れる事はありません。この「おんぶ」に「だっこ」も実はとても大切な行為なのです。母子の「きずな」形成には目に見えないお互いの匂い物質が関与しているとの意見も散見します。

お猿さんは、熱心に「おんぶ」に「だっこ」してますね。よっぽど人間よりも子育ては上手かもしれません。

青い惑星とのボンドもそろそろ取り戻す時代です。

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2012.01.16 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 細胞宇宙

コメント

みじかく

 311後のキズナはオキシトシンの悪用ですね。赤子の手をひねるように。。。
利用されているのに、気づきません。お~い。

2013/02/02 (土) 21:25:41 | URL | マツダマツコ #- [ 編集 ]

おなじく

まったくですね。放射能付きガレキを受け入れれば受け入れ自治体と搬送元の自治体に絆が生まれて両住民の体内にオキシトシンが分泌される?いやいや分泌されるのは産廃処理と健康被害に伴う醜いオカネだけですねん。いやはや、まったくトホホな世界っす。

2013/02/03 (日) 04:11:18 | URL | 養生法の探求 #- [ 編集 ]

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