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千島学説リボーン祭り ⑩

千島学説の第1原理において、いわゆる赤血球の分化したものとされる白血球。

この白血球と総称される細胞群は、別名を免疫細胞とも言いまして、文字通り、「疫病(えきびょう)を免(まぬか)れる」つまりは、「感染症に罹患しない」、というのが原意であり、今やこの原意はより広く拡大解釈されて、免疫力という言葉は、病気全般にかからない、という意味で使用されております。

さて、免疫細胞は様々な呼び名を冠された一連の細胞群であり、その働きにより自然免疫と獲得免疫などの2群に大別されておりましたが、免疫細胞の研究がすすむにつれて、自然免疫で活躍するお馴染みのマクロファージ(大食細胞)にも高度な記憶・学習機能があり、マクロファージの細胞膜の外側と内側にそれぞれ特異的な異物分子を受容できるレセプターが発見され、マクロファージが非常に高度な知性とも呼べる能力を保持していることが判明しております。

今まではマクロファージと言えば、ただ、やみくもに、バクバクと何でも異物を食べてしまうだけの、いささかマヌケなフードファイターのイメージしかありませんでしたが、抗原を分類し記憶し、獲得免疫の主役であるヘルパーT細胞に異物の標識を提示する重要なメッセンジャー役を担っていることがわかってきております。

このマクロファージの細胞膜に存在するフック状のレセプター・タンパク質はToll Like reseptor 呼ばれ略して TLR と呼称されています。

マクロファージが TLR で病原細菌の何を認識するのかというと、病原細菌の細胞壁多糖であるリポサッカライド、ペプチドグリカンなどであり、ウイルスにおいてはウイルスのRNAが標的となります。

マクロファージはある場合にはその細胞膜表面で病原菌を特有の多糖体を認識することで判別し、またある時はマクロファージはその細胞膜をアクチンというヒトの筋肉組織と同じタンパク質でまるでパックマンの口のようにチューをするように突きだして、ウイルスを食べると、食べたマクロファージの内膜にある TLR でウイルスの種類を把握して、T細胞へとサイトカインなどを使い「やばいウイルスが侵入しましたぜい!」と情報伝達をします。

マクロファージには、このような精密なセンサーがあるわけであり、こんな機能を持つ素晴らしい免疫細胞が、なぜ赤血球が脱核した核をムシャムシャ食べるという粗雑かつ余分な仕事をするというのでしょうか?

するわけねぇって(笑)

あまりにも、既存医学の赤血球とマクロファージについての関係性モデルは、不合理であり、整合性に欠けると言わざるを得ません。

樹状細胞、ランゲルハンス細胞、定着性と浮游生の各種マクロファージ、好中球、好酸球、好塩基球、ヘルパー、サプレッサー、キラーの各T細胞、B細胞、Bプラズマ細胞、NK細胞、NKT細胞など多くの呼び名がある免疫細胞たちの性能も、千島学説からパラダイムシフトして捉え直せば、ひとえにその前駆細胞、いや前駆血球である赤血球の質にかかっていると言えます。

3.11後の危機的な状況とそれに伴う被曝による免疫低下が懸念されておりますが、免疫力の維持もまた、赤血球の質すなわち腸造血の活性化によって達成できる、と予測できてきます。

南米の森に棲息するナマケモノの第1胃には、非常に多くの細菌が棲み、1日にたった8グラムしか食べない葉っぱのセルロースをこの胃内常在菌が分解消化すると言います。

ナマケモノは日に20時間もぶら下がり続ける、とてつもない耐久生活を送る鉄人ならぬ森の哲人です。

昆虫の体重の30%〜50%は共生菌たちの重さであり、その常在菌の大半は腸内に棲んでいます。

下等、高等を含め、生物界はその能力の多くを共生菌に依存しています。

恐らくはヒトの腸内に棲む常在菌もまた、腸の造血機能に有益な作用をもたらしていると思われます。

外来性の乳酸菌食品を摂取すると腸内マクロファージが活性化するという事象は、外来性の乳酸菌の細胞壁多糖が腹腔マクロファージの TLR によって認識され、腹腔マクロファージが異物多糖に対して抵抗活性を示すと言うことなのでしょう。

発酵食品を推奨する運動は結果として、腸造血を促進し、マクロファージをはじめ白血球群の活性化につながったと推定できます。

なにしろ本シリーズはコンテンツが多すぎるからさ、

怒濤の連チャン投稿にただいま挑戦中(笑)

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2014.02.09 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 原初免疫

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