間(ま)を制す

ヒトの耳が捉える事ができる音波域は50〜2万ヘルツであり、ネコの3万ヘルツやトガリネズミの6万ヘルツ、コウモリの10万ヘルツには及ばないが、フクロウの1万ヘルツやカエルの1500ヘルツよりは遙かによく耳は利く。意外にも鳥類や爬虫類、両生類の耳が遠いのは彼らの耳には耳小骨が1個しかないからだと言われる。

ヒトの耳にはツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨と3個もの小さな骨が鼓膜に付着し、ゆるやかに関節されており、鼓膜に伝わった音波をここで増幅しながら内耳に音を伝えるので2万ヘルツの音域まで音を感知できるのである。ヒトも歳を取ると耳がカエルなみに遠くなるのは、耳小骨の関節が硬化するからである。ここをほぐせる指圧や按摩を編み出せば年寄りには喜ばれるだろう。

東洋医学における最も特筆すべきセールスポイントは「未病治」という思想である。「いまだやまいならざるをちす」という事であり単純に病気になる前に予防的に治療する事と解釈されている。この未病治の思想もまた日本に輸入されると日本風に変容している。

漢方薬を扱う部門では「証・しょう」が重視される。この証という概念は患者に表出した症候群という事であり、ある生薬に適合する定型パターンな病症群と訳してもいいだろう。ようは患者が顕在化させている病症の事である。この証が顕在化するまでの間には時間の経過があるのであり、いきなり証としての症状が出現するのではない。生活習慣や恒常的な内部被曝に曝されてある期間が経過した後に症状が浮き出てくる。

証の訓読みは「あかし・明かし」であり、「暗し」に対立する用語である。まだ暗くてボンヤリとしか見えなかった病症がはっきりと明るく照らされて眼前に姿を現す。このような時間的な病態推移を日本漢方では「暗し」が「明かし」に変化したと捉えた。

「明かし」の原義は「窓から光を取って神明を祀る意」で、「暗し」の原義は「目に見えないもの、視覚ではとらえがたく、かすかに聴くことのできるもの」。

鍼灸師の耳は50〜2万ヘルツの音だけでなく、病気の主がヒト体内でささやく声を聴き、ベナール・レイリー対流に従い皮下を蠢く奴らの足音すら捉える。いやそれは耳というよりも指先の心で聴いているのだろう。心眼でなく心耳、指頭耳で私は患者と対峙してきた。

「暗し」が「明かし」になる前に、ずっと暗く静かなままでいるために311後、私は必死に内部被曝を防ぐ養生法を提言し訴えた。それは食事法であり、普段のエクササイズであり、心持ちであり、鍼灸指圧への誘いであった。

「明かし」と「暗し」の間(ま)を制した者のみがこれからを健康に生き延びる。あなたは間を大事に生きてきましたか?2年半の内部被曝の悪影響はこれから猛威を振るいます。健やかな間であり続けるために、これからも養生法の探求に勤しみましょう!

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2013.10.25 | | コメント(3) | トラックバック(0) | 内部被曝

コメント

駄文

内部被曝は、本当にヤバイよね。
プロトン勾配を、簡単に狂わすから。
漁船が必死に放電してる処に、巨大空母が乱入して桁違いの放電咬ます訳だから、漁船の放電なんて一発で掻き消されるよね。
空母の持っている重火器(放射線)も怖いけど、個人的にはプロトンの移動を狂わす、核種が持っている巨大な電気的エネルギーが怖いですわ。
では。

2013/10/25 (金) 19:32:49 | URL | クチブラ #2JEUmp5Q [ 編集 ]

ビンゴ!

ミトコンドリア内膜に付着するプロトンモーター(ATP合成酵素、ATPアーゼ)が水素イオン・プロトンによって駆動されるんだけど、この回転力がイコール生命力なわけでね。

で、生命を構成する分子結合ってのは微細な電気力でつながっているんだけど、そこへ何万倍もの励起能力を帯びた放射性同位元素が侵入すると、この微細電気力ネットワークで築かれた分子世界が木っ端微塵に砕け崩壊していく。

これこそが内部被曝の脅威!なんだけど、こういうミクロの恐ろしさを理解してる医療者がほとんどいないし、だから一般に内部被曝の脅威は啓蒙できずに、茹で蛙国民は今から凄絶な結末を迎えるのかもしれない。

唐辛子はたぶん相当な防御能力を有します。またそんなネタも記事にします。

最近、なんかあっちも忙しくて(笑)まあブラちゃんはどっちも読んでくれてるだろうけど。

2013/10/26 (土) 00:44:55 | URL | 養生法の探求 #- [ 編集 ]

UFOネタはわかりませんが

 この10日間くらい仕事でPC向き合う苦行が続いて記事が追えてませんでした。またぼちぼちお勉強させていただきます。

 放知技拝見してきました。イミフさんとの問答、さっすがぁって学ばせていただきました。メモメモ。。機序がわかってたら痛む前に予防だってできます。とても役立つ情報!

 この台風で滋賀のわたしのまわりでも体に痣ができたり不調を口にする人が増えました。前の台風以来やばい咳してる人やマスクの人も増えました。医大では結核の看護師さんがおられたそうですし、寒くなるとさらに悪化していかないかと心配しています。わたしは先日、気が緩んで疲れたしイオン系のレストラン(あとで知りました、会津米とか)で外食をした後、足に痣が複数出て、3日で消えましたが、内部被曝かもって怪しみました。(もちろんイオンが冤罪でほかの原因も考えられるけれど)

 このひどい生活環境、笑顔で過ごしたいけど緩めてはいけないポイントはおさえとかないと危険だと再認識しました。

 今から読めていなかった記事拝見していきます。ありがとございます。
 

2013/10/26 (土) 09:50:40 | URL | マツダマツコ #- [ 編集 ]

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