食薬一如(其の十九、さて何を食べましょうか?)

人類史ってのは800万年くらいあるんだけど、最初の頃は猿人というかなり猿っぽい感じの人類。今から約320万年位前のアファール猿人の骨が発見されてルーシーちゃんって命名された猿人モデルさんがいてね。精巧な復元写真が表紙を飾ってる本を読んだことあるけど、まあなかなかの美人さんでね、これが、でも俺の趣味じゃあない(笑)しかし、見れば見るほど魅力的な容姿ではあるんだね。まだ二足歩行もそんなに上手ではなかったようだけどちゃんと大腿骨が歩行仕様に進化しているから猿時代のナックルウォーキングは卒業してて、すでにしっかりと二足歩行できていたのがわかる。でも体表部はまだ毛だらけだからやっぱサルでもヒトでもなくて猿人だね。彼らアファレンシスたちが二足歩行を始めて世界に人類は拡散していった。

そんでルーシーちゃんたちは何を食べていたのかな?って想像するわけだ。昆虫食は基本だったようだよ。今でもお猿さんはアリなんか食べてるよね。アリにはカルシウムが多く含まれており希少ミネラルの亜鉛が豊富に含有されているので漢方薬アリ丸は亜鉛の不足で発症するリウマチに絶大な効を発揮するとの報告も中国漢方界から聞かれる。

昆虫以外では草や果物とか実のたぐいだろうね。そんなもんで十分に命を養うことができたんだろう。質素な食事でもなかなかタフな肉体を維持していたと推測できる。映画「2001年 宇宙の旅」のイントロシーンではいきなり生肉なんか喰ってるけどね、アレはまあ人類が道具を手にした象徴を印象づけるためのシーンだろうから、食の正史として正確かどうかは不明だね。だって植物食からいきなりナマ肉食ってかなり腸管的にインパクトがあるでしょ?

少し前に新聞ネタになったけど1万年前くらいの人類が生活してた東南アジアの洞窟から大量のマグロやカツオの骨が見つかったというニュースも結構興味がひかれたね。マグロなんて時速80キロで泳ぐんだしカツオだって泳ぐのはメチャクチャ速いじゃん。そんな高速で泳ぐ魚をちゃんと捕獲する技能がすでにあったんだからさ、人類って賢いよね。で、彼らはさ、植物食っていうよりも魚食だったと言える。

日本じゃあ縄文時代はナウマン象なんか食べてたなんて言われるけどアレは本当かね?象って食べてうまいのかな?すっげぇデッカイ穴掘ってそこへ落としたらしいけどね。彼らは肉食オッケーで雑食系ってことになるのかな。クジラやイルカも食べたなんて言うけどこれもホントかね。クジラを捕獲するってアンタ相当の度胸がいるだろうに。まあデロリアンにでも乗ってタイムスリップしない限り真実は想像するしかないけどさ。

人間の成人の歯の構成比は今現在は臼歯20本、門歯8本、犬歯4本なんだから穀類を5、野菜類を2、動物類を1、の割合で食べるのがベストであるとする定説があるにはある。なかなか優れた見解でアッサリと納得してしまいそうになる。あるいは植物性食を7、動物性食を1ともう少し大ざっぱに分けて考えることもある。これも正論のような気がする。

でもルーシーは昆虫と植物食だからさ、この比率には昆虫が考慮されてないよね(笑)まあ人類史ってのは、ようは生き抜いてきた歴史であり、畢竟すれば食べてきた歴史であり、ウンコしてきた歴史であり、子供を作ってきた歴史であり、死んできた歴史であるわけだ。「喰って寝て起きてクソして子が親に子が親に」を延々と繰り返してきたのが人類ってこと。何もたいしたことしちゃあいないぜ、人類なんて。ウンコを積み上げてきたようなもんじゃんか。

さて、では、何を食べたらいいのか?という食の根源的な問題ってのは実に奥深いと思う。今の時代は何でも手に入るんだけど、じゃあ何を選択するのが一番いいのかとなるとけっこうムツカシイ問題じゃないかなぁ。人類史を俯瞰しても一定の見解はでそうにない。結局は生き延びるためにはあらゆるモノを食べてきたのが人類だろうね。ヒトのウンコをさ、薄めて口に含ませてね、片足を棺桶に半分突っ込んだ瀕死の重症者を救う方法が医心方という医学書には記載されているそうだけど、確かその薬方名は「破棺湯」だったかな。棺桶をぶち破って臨死者が這い出してくる様が目に浮かぶね。バックミュージックはマイケルジャクソンのスリラーでよろしく。

飲尿療法の方がまだカワイイわね。でもコアラなんかは赤ん坊コアラに母コアラが自分のウンコをなめさすんだよね。母コアラのウンコにはユーカリの葉を解毒する腸内細菌が生きたまま排泄されてくるから、赤ん坊コアラの腸内にその腸内細菌を定着させるため母コアラは自分のウンコを赤ん坊コアラに舐めさせるってわけなんだ。パンダも同じことをさせるらしい。腸内細菌ってのはビタミン合成、セロトニンやドーパミンの前駆物質の合成、解毒、消化吸収など実に多岐に渡る生体に有益な働きをこなす共生菌だからね。そういう視点に立つと、私たち人間も腸内細菌を豊かに元気にするような食がもっとも良いと言えそうだね。

ニューギニアなんかじゃあカブトムシの幼虫なんかナマで食べるけど、カブトムシの幼虫の体内にも共生菌がごまんと棲みついているからね、ニューギニアの人達はこの幼虫の共生菌を食べることで自分の腸内常在菌を豊かにしているのかもしれない。あの幼虫の白い体液はさしずめ乳酸菌入り飲料かな。ルーシーちゃんも飲んでた?

スポンサーサイト

2013.02.27 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 食薬一如

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

プロフィール

kouhakudou

Author:kouhakudou
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR