ほとけだらけ

「衆生一切仏なり、と仰ったのはかの500年にひとり出るか出ないかと言われた高僧である白隠禅師その人。白隠さんはね、他にもこんなニュアンスの言葉を遺しているそうだよ。「迷中の是非は是もまた非なり、悟中の是非は非もまた是なり」。現代医学は完全に迷中の隘路に紛れ込んで迷子の迷子の子猫ちゃんになっちまったんじゃないかって俺は東洋医学の対岸から観てしまうね。だってさ、ガン細胞もウイルスも「おともだち」であり仏さん。それをまるでテロリストの如く忌み嫌い徹底的に殺し続けてきたのが近代医学なんだからさ。衆生一切敵なり、とでも思っているように観えてしまうよね。迷中の是くらい怖いものはない。その迷いを生じさせた一因こそが実は日本が世界に誇る高レベル家畜教育なんだ。白隠禅師のたった7文字の言葉から万物の真理、宇宙進化の法則を悟ることが可能なのに、ガッコウではそんな事教えないでしょ?何をガッコでやっとるかって言うと脳端末にデータをぶち込むだけの作業だもん。俺は高校はシンガッコウだったけどさ、そこで力つきちまったもん。まあ早い話しがさ、高校で落ちこぼれちまったってわけ(笑)でも今となっては自分の感性、いい加減さに感謝しているよ。じゃなければ白隠和尚の言葉の真理を悟ることはできなかっただろうからね。白隠禅師の絵画、書画はギッター・コレクションが来日した際に静岡県立美術館で観たけど、すんげぇ破天荒な禅画の世界でね。一見の価値ありなんだよ」

「先生ってさ、何か爺むさい所があると思ったけど、すでに高校時代に仏門に入っていたんだね(笑)今じゃあ、スッカリ見た目も仏門じゃん(笑)」

「頭丸めるのが流行ってるのか女子48楽房の一員も最近ボウズになったそうじゃん。あれって何なのかね?反省の意味で坊主って意味がわかんねぇよ。だってそれじゃあほとんど全員坊主になんなけりゃあイカンじゃん。つうかテレビなんか見ないしさ。まったく世間の動向には頓着しないけど」

「でもひそかに気になってるみたいじゃん、先生(笑)さて枕は済んだようだけど本講義のお題目は何かしら?」

「枕で話したように迷中の近代医学について語ろうかとも思ったけどそれは今までも随分と批判してきたからさ。軽く飽きてもいる。そんで昨日の朝ね、早速、アッチンチンレンジチンタオル鼻スチーム法を試してみたんだけど、これなかなか快感で効果ありそうなんだ。水に浸したタオルを絞って丸めてラップでくるんで電子レンジで2〜3分でアッチンチンになる。それでラップをほどくとモワ〜と湯気が出てくるんだけど、この湯気をもらさず吸い込むんだよ(笑)鼻を近づけてさ。そうすれば湿度100%の熱いスチームが鼻腔内へと侵入できるでしょ。もらさず吸い込むの。それでウンと湯気が出ている蒸しタオルに鼻ッ面を最接近してね蒸気を味わうのではなく嗅ぎ続ける。あんまりイイ匂いじゃないから興ざめだけどね、そこは我慢のしどころ。それで少しタオルが冷めてきたらね、おもむろにタオルを鼻に押し当てる。さらに熱気が鼻腔内へと流れ込む。丸まっていたタオルを広げ、まだ熱いタオル部位を同様の方法で押し当てる。特に適度に熱いタオルを鼻梁付近、目の付け根の辺りにあてがうとスコブル気持ちいいことも発見した。一連の鼻蒸しが終わるとね、それなりに赤っ鼻のトナカイにはなるんだけどね、スグに発赤は解消されるから気にしなくていい。さて効果の程はいかようか。迷中の鍼師が開発したアッチンチンレンジチンタオル鼻スチーム法、ブレイク間近の報告でした」

「さすが実践から理論を導くセンセの真骨頂が垣間見られる実験という所でしょうか。アタシもやってみようかしら?でも何だかあんまりオシャレな感じじゃないね、先生の表現だと。こういうのはさ、女性誌なんかに取り上げられてもいように上手にパッケージングしないとブレイクしないわよ」

「衆生一切仏なり、ラジャ(笑)もうちょい実践を積んでオシャレにパッケージしますです、はい。その際にはM子さんにも相談しまっせ」

「任せてよ。それでさ、センセ、まだキモっぽいとこに到達してない気がするんだけど(笑)」

「芸術は爆発だ、ラジャ(笑)M子さんもなかなかセッカチでんなぁ。ぼちぼち進みますねん。この蒸しタオル法の発見の元はさ、ライノウイルスの生態解読から始まったんだよね。それでライノってのはギリシャ語のrhinという鼻を意味する言葉から付けられたことは既にコメした。つまり鼻っ風邪、鼻腔内においてライノウイルスは感染爆発を起こすということなんだね。そしてその感染爆発の引き金になるのは鼻腔内が寒冷な大気にさらされて33度以下の温度になること、と、乾燥してしまい鼻腔粘膜がカラカラになって鼻粘膜の表面で粘った多糖体の液体である粘液がウイルスやバクテリアを捕捉できなくなり、その鼻粘膜で活動しているマクロファージなどの免疫細胞の働きが鈍くなること、なんである。つまり鼻腔内の低温化と乾燥化がライノウイルスのパンデミック二大要因と観たわけである。そこから帰納してデザインされた養生法が鼻スチームあっちっち法だったよということなんです。つまり鼻腔内環境ってのはライノウイルスやインフルエンザウイルスなどを予防するうえで鍵となる空間であったと強調したいのです」

「ふんふん、つまり風邪予防のキモは鼻腔内にあり、でオッケー?」

「うんだぁね、まずそこが押さえどころかな。実はさぁ、ものの本によるとね、鼻と口の関所である口蓋扁桃、咽頭扁桃、舌扁桃、耳管扁桃というリンパ組織はまとめてワルダイエルリンパ咽頭輪とか扁桃輪とかと呼ばれる極めて免疫器官として重要な部位、関所なんだよね。それでここに着目してね、喉の奥には鍼や灸はできないんだけどレーザー鍼や光灸という概念でレーザー光線、可視光、近赤外線、電磁エネルギーをワルダイエル咽頭輪に照射して人体を活性化する方法がすでにあるんだよ。さらにBスポットと呼ばれるポイントを鼻腔内に設定してそこを刺激することで各種症状、疾病を治療する方法を開発した医学博士もいるそうだよ。そのBスポット治療の適応疾患は、風邪、頭痛、顔面部の痛み、肩こり、めまい、自律神経失調症、チック、心身症、リウマチ、扁桃炎、糖尿病、膠原病、アレルギー、ぜんそく、胃潰瘍、口内炎、歯痛、歯槽膿漏などで、実に多岐に渡る疾患に適応すると解説されている。世の中にはまだまだ知られていない未知の秘術があるんだよね。フランスの医学博士ポール・F・M・ノジェ博士の耳介医学の全容も一般にはほとんど知られていないしね。そのパクリ版である、耳ツボでやせる、というイカサマみたいな方法だけはけっこう人口に膾炙していたりしてお粗末な状況なんだけど。まあ、こういう本来は崇高な研究のパクリってのが日本では百花繚乱でね。インチキマッサージは花盛りのご時世ではある。まあそれを良しとして通う善男善女に文句を言うのは野暮ではあるけどさ。衆生一切仏なり(笑)」

「白隠のおしょさんも先生にオハコの決めゼリフを乱発されて苦笑してるんじゃない?」

「怒ってるかもね。いやいや白隠さんはそんなに器量が狭くはないでしょう。銀河大の器量を持ち合わせていたからこそ500年に一度出る高僧と呼ばれたわけだから。こっちも度量を広げてインチキマッサージ万歳、現代医学バンザイといきましょうかね」

「そりゃあちと了見が違いまっせ、せんせ。迷中じゃあござんせんか?」

「悟中、悟中、南無南無。では皆様におかれましては鼻腔内の保全に努めますことをお祈りしております。本講義はこれにてお開き!」

「デデン(笑)」

スポンサーサイト

2013.02.05 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命理珍答中

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

プロフィール

kouhakudou

Author:kouhakudou
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR