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やっぱカルシウムを熱烈にラブでしょ

肥田舜太郎先生の御著書に書かれていたある文言がここんとこブレイン内を旋回していてそれは「広島原爆による放射能の人体への影響を調べた京都大学医学部の発見、被曝後に人体内のリンが放射化して脳や骨が著しく広範囲に被曝損傷する」なる主旨のコメントがグルグルと今も脳内をブラウン運動している最中である。リンは通常は単独では存在しない。カルシウムと結合してリン酸カルシウムの形で骨に貯蔵される。

カルシウムは人体にとって最も重要なミネラルであり、脳の情報伝達をはじめ細胞同士をつなぐタンパク質であるカドヘリンにもカルシウムは使われていてこのカドヘリンが活性を失うと癌化が促進されるとも言われる。がん化とは浸潤や転移など細胞が拡がり散ることでもある。この膨大浸潤するきっかけがカドヘリンという細胞間の接着剤の変異なのだ。カルシウムが体内から喪失すればカドヘリンも活性を失うのだ。カルシウムの薬能のキモはガン化の抑制であろう。つまりカルシウムをよく摂取することはカドヘリンの活性をたもち癌の予防になりかつ癌の治療になる。昨今の甲状腺のガン化への恐れもこのガン化抑制のエキスパートであるカルシウムの積極的な摂取によって幾ばくか軽減されるだろう。

で、もとい、リンの放射化は恐らくはカルシウムと置換するストロンチウムの影響ではなかろうか?本来はリン酸カルシウムなのだがストロンチウムが体内に入りこみカルシウムに成りすましたことにより「リン酸ストロンチウム」になってしまった。当然、リンは結合しているのだからもろに隣接する元素であるストロンチウムから猛烈な放射能を浴びる。これが京都大学が発見したリンの放射化の一因かもしれない。

ではリンの放射化を未然に防ぐにはどうしたらいいのか?ようはカルシウムが体内に十分に存在してリン酸カルシウムの形ですでにリンと結合していて骨や脳や細胞内外において飽和状態でリン酸カルシウムが待機していたのなら例え飲食や吸気によってストロンチウムが体内に侵入したとしてもストロンチウムがカルシウムに成りすまして置換することはかなわないと推測できる。ここでもやはり「ポスト311ミネラル飽和バリアー作戦」が効いてくると予想される。

ミネラルを十分に摂取する生活は311後のわれわれには欠かせない養生法である。モンゴル産の岩塩をはじめ汚染されていない塩の常用はまことに身体をよく守るだろう。私は昨秋から金魚を飼っているのであるがこの金魚にもミネラルが欠かせないのである。体調がすぐれない場合や、金魚店や金魚すくいから入手した直後には、塩水浴という方法で金魚の身体をいたわってあげるのだ。水槽の塩分濃度を0、5%まであげるとちょうど金魚の体内の塩分濃度と等しくなる。そうすると浸透圧で金魚の体内に水が流入しなくなり金魚は水の排出に労力を使わないで済むようになる。体力の回復がはかれるのである。エサも2、3日ぬいてやる。そんなこんなで金魚は体調を取り戻すのである。

人間の養生法にそっくり応用できるほど金魚の養生法はイケテルのである。金魚にとっては水槽の水質の良拙は死活問題である。適度にバクテリアが存在し適度にミネラルが含まれる環境が金魚にとって理想的な水質なのだ。まるで常在バクテリアと共生しミネラルを摂取しながら活きる人間と等しいのである。人間も5億年もさかのぼればデボン紀あたりの魚なのだ。もしかしたら汽水域で取り残されていたあの古代ザメのラブカかはたまたネコ鮫だったのかもしれない。いやもっともっとさかのぼれば嫌気性バクテリアと好気性バクテリアがドッキングした12億年前の原始生命体だったのだ。いやいやもっともっともっとさかのぼれば38億年から40億年前に産声をあげた地球でいっち早い生き物。地球が生んだ生きとし生けるすべての生命の源の原始生命体だったのだ。ミトコンドリア・イブが「グレイト母ちゃん」ならこの最初の生命体は「グレイト赤ちゃん(笑)」だろうか。

みんなこの「グレイト赤ちゃん」の子孫なのだ。荒ぶる地球環境にはまだ酸素などなかった。そのような環境の中でひとり20億年もの年月を過ごしたのがこの地球の生き物の赤ちゃんだったのだ。嫌気性バクテリアはそれゆえに非常に強いのだ。ものすごい生命力をもっているのだ。放射線が濃厚に降り注ぐ原始地球において生き抜いていったチカラを嫌気性バクテリアは宿しているのである。この嫌気性バクテリアの生命力を抑制して20億年の疲れを癒してあげて酸素環境の中で生きていけるようにお膳立てをしたのがミトコンドリアなのだ。しかるにミトコンドリアとは嫌気性バクテリアにとっては女神なのであり命の恩人なのだ。その女神様が危機になれば嫌気性バクテリアは40億年まえまでさかのぼりその荒ぶる生命力をいかんなく発揮しだすのである。これが癌なのだ。癌とは細胞の先祖返りであり、生命史の逆転なのであり、細胞が生き残るための禁じ手なのだ。使ってはいけない手なのだ。それに手を出さないように細胞環境をととのえてあげるのが養生法である。金魚をいたわるように細胞もいたわるのだ。ただそれだけのことなのだ。

「未病治の養生」とは病気にならないような生活環境を細胞に与えること。嫌気性バクテリア(細胞本体)と好気性バクテリア(ミトコンドリア)の蜜月を維持してあげる。細胞の中がラブラブなら癌になんかならないで済む。

ミトの女神様にしっかり働いてもらうのさ。嫌気性バクテリアの旦那に余分なことをさせんなっつうの(笑)

なんといってもミネラルだろう。さてと今朝は久しぶりにゴマ塩でも作りましょう!

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2012.09.28 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 内部被曝

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