食薬一如(其の十四、腎臓と同じ色と形をもつから効くのかね)

昨日は久しぶりに「どら焼き」を頂いた。うまかった。半分とってあるからまた朝食後にでも頂こうか。あんこものはたまに食べたくなる。このあんこの原料であるアズキにはビタミンB17が含まれている。そしてアズキは漢方では生薬なのである。久しぶりに少し古典の医書を自己流に意訳してアズキの効能を解読してみます。



赤小豆(しゃくしょうず)、紅豆(こうず)、赤豆(しゃくず)
マメ科アズキの種子

「味は甘みがあって酸味もある。体内に貯留した水分を排泄させる力があり、できものの膿んだ血を解毒し、おしっこの出を良くし、浮腫を治し、関節の熱を取り去り、体熱を取り去り身体をクールダウンさせる」『古方薬議』

「甘くて酸っぱい味。小腸の調子を整えて、小便の出を良くし、体内の水分代謝を促進し、血液の流れを整える」『薬性提要』

ニュートラルな中庸の滋養剤であり消炎作用、利尿作用、緩下作用を有する。



水分代謝の促進や小便の出を良くすることからアズキは古来から「腎臓の薬」と言われてきた。祝い事の折には赤飯を食べるのであるが素晴らしい習慣である。祝い事の折にはどうしてもタンパク質の多い御馳走になる。腎臓は濾過器であり血液のクリーナーであるから御馳走が過ぎると血液中には肉類の消化産物のアミンなどの毒素が入りこむ。そういうものを濾過して血液をキレイにしてくれるのが腎臓でありその毒を解毒するのは肝臓の役目である。クリーン&デトックスは腎臓と肝臓で行われている。腎機能を整える生薬を一緒に頂くことで腎臓がパワーアップするのだから祝い事にさらに特典が付いているのだ。賢い先人の知恵である。

ポリフェノール含有量の多いカカオの成分が入ったおふらんす製のガトーショコラもいいが、こちら伝来の漢方甘味であるアンコこそ日本人がよく食べるべきスイーツだろう。昨今はセシウムの内部被曝で腎臓や膀胱の上皮組織が傷んでしまっている。膀胱上皮がセシウムの内部被曝でガン化することはすでに疫学的なデータとしてチェルノブイリで実証されているのであるから膀胱や腎臓をいたわるアズキは今後もたいへん有効な食材と言えそうだ。

アーモンドと同様にアズキにもアミグダリンが含有されているのだ。あずきも「チコの実」の仲間に入れてあげよう。「お守り」はたくさんあっても何も困らない。

かき氷の上にアンコを乗せたのは誰だろう?氷という水分の固まりを摂取する際に水分代謝を良くする生薬を一緒に頂くとはなんともにくい演出である。これも古来の漢方の教えの発露であろうか。

夏は水分をたくさん取るから腎臓や膀胱にはそれなりに負担がかかる。

たまには「あんこもの」を頂いて食薬一如しましょう!

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2012.08.17 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 食薬一如

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