治療の本質




治るか、治らないか。

治せるか、治せないか。

治療師の評価は治るものを治せば名人と呼ばれ、

治るものを治せなければヤブと呼ばれる。

たしかにそれはそうだ。

治療師は治してナンボ。

だがいったいこの治療師が治せないものが、

あの名人が治せると誰が保証できるのか?

あるいは名人が10回の治療で治した者を、

有名でも何でもない私ならばもしかしたら

1回で治してしまう可能性だって否定できない。

このように世の中の評価とは、

かなりいい加減なのだ。

例えばグルメランキングというものが

ネットや雑誌など様々な媒体で展開している。

だがそうしたランキングで高評価がついていても、

行ってみて食べてみて、果たしてその高評価通りに

ばっちり旨いなんて事はめったにない。

いやまったくないと言っても過言ではない。

べつにサクラの水増し戦略で人気を

捏造しているものばかりではないだろうが、

どういうわけか評判の割りにはたいしたことがない、

というケースしか遭遇しない。

つまり何を言いたいのかといえば、

治る、治らない、治せる、治せない、は

ともかくも、自分に合った治療師を見つけるには、

その治療師が日々なにを考え、どんな治療をしているのか、

をよくよく知り、とりあえず、この治療師なら

少なくともカリスマや神の手でないとしても、

そこそこ丁寧な良心的な治療をすると見込めば、

その治療師を選ぶのが得策だ、とアドバイスしておく。

ひとことで言えば治療師と患者の相性が合い、

治療師から言えば治療をしていて私の気と

患者の気がうまく融合し、術患一如のエネルギー場の

重なる境地に至れば、まずもってこの出会いは

成功と言えるのだ。

治療師である俺にとって世の中の評価とか、

評判はたしかに気になるが、

ある部分ではどうでもいいのだ。

自分の治療術を心底味わいそれを楽しみに

来てくれる患者がいる。

そういう一対一、ワンオンワンの

個と個が溶け合う関係が築ければそれがすべてだ。

治せるものが治るのは、

そうした関係が築けた先の結果に過ぎない。

わたしにとっての治療の本質とは

こういうことを言う。




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2018.04.16 | | コメント(0) | トラックバック(0) | NOISE&VOICE

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