机上の空論

心を空にする、は心をからっぽにすることではない。無念無想とは何も考えないことではない。雑念を追い払い心を空にする?そんな事ができるわけがない。心は身体なのだから。身体という物理的な物体を離れて心は存在できない。つまり心とは身体なのだ。無念無体?身体を空にする?できないでしょ、そんなこと。できない事のために必死に結跏趺坐して面壁八年して足が萎えて達磨さんになってどうすんのよ。禅の開祖は達磨さんだけどさ、意味不明の修行なんていらないね。なんだっけ密教の修行で千日回峰行とかってのをやりとげると「あじゃり」という称号を得て立派な坊さんになるそうだが坊さんに位があるのっておかしくないかい?そういう権力構造を否定するのが仏教じゃないのかね。山川草木はみな仏じゃん。雑草も小川も今吸った空気も仏でしょ。なんでわけがわからん人間の作りだした価値観でクラス分けするのかね。宗教なんてもろに権力構造の上意下達の支配の鋳型。これもまさに人間支配のマトリックス。禅も老荘思想も高邁な宗教観もあくまでアクセサリーソフトと思ってあとは自分で思考し創造しないと「悟り」や「無」や「空」や「道」の奴隷になっちまう。

さんざん瞑想らしき事もやってみたが結局は心を空にすることなどできなかった。次から次にいろんな考えがイマジネーションが湧いてきてとてもじゃないが心を空っぽになどできないことを悟った。心とは揺れ動き続けることで安定しているということがわかったのだ。物的な命である細胞は毎秒1000万個もリモデリングして古い細胞と新しい細胞が交替し続けている。身心一如。心も身体も常にダイナミックに動き続ける。ホメオダイナミクス・動的恒常性。「流水は腐らず」、それが宇宙の、心の、肉体の真理である。ミトコンドリアは細胞質内をダイナミックに動き回っている。地球は一時も休まず回転している。太陽系も銀河系も高速で回転している。原子核の陽子も回転し核の周囲を電子が周回している。全宇宙も膨張したり収縮したりやはり動き続けているのだろう。万物は回転することで安定している。

宗教にしろ、禅にしろ、さまざまな高邁な教えにしろ、それはあくまでカルチャーセンター的な「教育という支配洗脳構造」じゃないのだろうか。たしかに人はある時期はある程度は型にはめてそれなりに社会というものを経験すべきなのだろう。しかし飼い慣らされてしまうとその支配の鋳型から抜けられなくなる。支配の鋳型の中でしか幸せを感じられなくなってしまう。与えられた情報でしか思考できなくなる。それが国家による洗脳であり支配なのではなかろうか。鋳型にはまるとロクなことはない。

え〜、ようは何を言いたいかというと本稿のキモは「心をからっぽにする修行」はしなくていい、ということ。心は充実させてもっともっと充実させて目一杯はちきれんばかりに詰め込むといつか突き抜けてアカシックフィールドにアクセスできるだろう、と予測できそうだという私なりの「教え」をおせっかいにも言ってみたのが本稿の論考です。

常に思考し続けて情報で充溢させる。それこそが心を空にするということなのだ。空・クウとはからっぽを意味しない。心をクウにするとは心をエンプティーにすることではない。心をフルにすること、フルスロットルにすることが心を空・クウにすることなのだ。これが私が言いたいことである。

空海という坊さんがいた。密教という宗教を広めた坊さんらしい。詳しくは知らないが中国で修行して帰国した坊さんだ。彼は中国で本場の鍼灸を修めてきたそうだ。彼は肉体を離れた悟りなどないと喝破した。即身成仏。空海はその悩み苦しみ痛み病む身心という肉体を味わうことで「悟り」は起きると教えた。それが即身成仏だ。現世においてその肉体の殻の中で悟るのだ。それが真の悟りであると。あの世に行けば往生するとか極楽があの世にあるとかと空海は説いているのではない。この世でこの肉体を通して極楽に到達しよう、と言ったのだと私は解釈している。鍼灸指圧をものしていたのなら当然の結論だろう。いまも日本の各地には「弘法の灸」や「大師流」なる弘法大師空海にちなんだ呼び名の鍼灸術が伝わっている。空海が日本各地を行脚した際にそんな鍼灸術を広めたのだろう。あるいは空海の法力にあやかろうと術をネーミングする際に空海がらみの言葉をアタマにもってきたのだろう。生老病死を否定するのではなくそれを受け入れてはじめて悟りに至るのである。

空海とはまた面白い名前である。「この宇宙とは量子真空という膨大な情報群・インフォメーションフィールドによって成り立つひとつの海である」を略すると空海になる。

坊さんの名前にまでホログラムの暗示があるのだ。宇宙はたった一葉からすべてがわかるようになってるみたいだ。

親切なるかな我が宇宙。

合掌!

あっ、鋳型にはまってる〜(笑)

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2012.07.24 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

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