0から始める東洋医学 7

つらつらと今書き進めている論考を自分なりに反芻していると、

おぼろげながら、わが道の至らなさを痛感するわけだ。

25年余の臨床経験をもとに、東洋医学の何たるか、

を人々に訴えようとする時、そこには、

指先の真実のみをシンプルに伝えようという気持ちが

湧いてくる。しかし、東洋医学の根幹概念とされる

陰陽五行学説だの、天人合一思想だの、

そんな概念を説明しようとは、これっぽっちも

思わない。これって、やっぱり、借り物の理論だからね。

古代の鍼医のある一派は、

ただ、それなりに、カッコウがつく道標が欲しかったんだよ。

道標というか、看板ね。

体表を鍼灸指圧でアクセスすれば全宇宙とシンクロするぜ、

と一番の本質だけをシンプルに伝えれば、本当はそれで良かった。

でも、そのたったひとことだけではシンプル過ぎる気がした。

そして、どこかで、欲が出た。

たぶん、シャーマン的な素養のない者が、

この道に入り、この道のなかでそれなりの地位を占めるためには、

それなりのもったいぶったイニシエーション(段階)を

設けることが得策だったのだろう。

そうして、素人でも知識を武器にすれば、

シャーマンと同レベルのセッションができるように、見える。

この暗示効果とプラシーボ効果は絶大であるから、

もはや理論武装はなくてはならないアイテム、

必須アイテムとなり、さらにそのアイテムは

どんどんと増えて、満艦飾のてんこ盛りの理論武装が

出来上がってしまった。

それが東洋医学を彩るとてつもない崇高な理論哲学というわけだ。

そして、現代に生きる鍼灸師たちも、

そんな2000年の手垢がついた理論武装のなかの虚には

なるべく目をつぶり、業界のお偉いさんを怒らせるような

発言を控え、ひたすら、その道を信じることで、

自分の自尊心を維持してきた。

でも、本当は、色々とこの道に入ってすぐの頃には、

疑問があり、納得がいかない内容に怒り、

釈然としてない気持ちを胸にいっぱい抱えていたはずなのだ。

だが、しかし、そんな事に拘泥していては、

ビジネスもうまくいかないし、業界の立ち位置も宜しくない。

古典理論の虚をつき、古典にダメ出しなどすれば、

この業界の上層部には良く思われることはないし、

出世も望めない。ナイナイ尽くしの馬の骨が、

唯一生きる道を自分で狭くし行き止まりにしてしまう。

そんな愚を踏むバカは、だからオレくらいのものなのだ。

時代の女神がわたしに微笑むか、ソッポを向くか、

それはもう少し時間がたたないと、黒白はハッキリしない。

黒と出るか、白と出るか。

いまのところ、グレーゾーンど真ん中、といったところか。

お陰様でこのブログのアクセス数も順調に降下中だ。

まあ、こんな素人さんが読んで面白くない内容ばかりだから、

そうなるのは当然だ。

でも、何度も言うが、このネタはわたしにとって、

そして、今後の東洋医学にとっての一大事なのだ。

だから読者が減るからといって、

ネタを変えるわけにはいかないのだ。

ドンキホーテ、ますます意気軒昂!

スポンサーサイト

2017.07.09 | | コメント(4) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

コメント

わからない事もあります

素人筆頭を自認しておりますのでわからないこともありますが、ルネッサンスを正に体験させて頂いてます。
誰でしたっけ?あっ、ダビンチ!
彼がいる時代にいきているみたいです。
貴重な体験をありがとうございます。

2017/07/09 (日) 21:29:32 | URL | 見習い①号 #- [ 編集 ]

ヒャッホー!


見習い①号さん、

アッシなんぞをダビンチになぞらえてくれて、

ほんまに、ほんまに、ありがとさ〜ん!

めっちゃ、元気出てきました!

難しいことを、わかりやすく、伝える。

これが、情報発信者の、最高のおもてなし。

難しいことを、難しい言葉で、伝える←

むかしの言葉を、むかしのまま伝える←

この←ふたつ、まったくおもてなし、無し無しの、ダメダメ。

これまでの東洋医学の情報発信は、この無し無しのダメダメだったんです。

だから、とことん、落ちぶれた。

それを心底わかっているオレだから、次ぎのステージが見えてきた。

難ありすなわち有り難し。

苦難の下積みを、バネに次なる飛翔へと立ち向かう。

そう、見えざるドラゴンの背に乗って。

ダハハ、それじゃあ、漫画日本むかしばなし、のあの坊やだよ(笑)

2017/07/10 (月) 07:44:01 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

先生!
恐縮ですが、
苦言を申し上げます。


からだバカになってしまっている現代人に、
からだの在り様を伝えるためには、

単語を今風に変換して、
敷居を下げるだけではかないません。


やはりこちらのビジョンの提示と、
ネゴシエーションと、
向こう側からこちら側への
身体観の歩み寄りを実現することが
必要不可欠かと思われます。


そもそも、
からだを「肉体」と「気の体」との
合体形デュアルボディであるという身体観を
一般現代人が普通に持っているならば、

僕は鍼灸治療に当たって、からだに関する
パーセプションギャップを埋めるための
患者さんとのネゴシエーションに、
これほど苦労することはないと思います。

デュアルボディ観の共有にまで至れれば、
あとはコラボレーションするだけで良いのです。

デュアルボディ観に至るまでの
前段階が、問題なのです。








2017/07/10 (月) 10:49:14 | URL | 瓜食めば #- [ 編集 ]

苦言、大歓迎!


瓜さん、毎度、コメントを頂きまして、サンキューです。

苦言でも、罵詈雑言でも、難癖、いちゃもん、でも、

なんでも、けっこう。

大炎上も大歓迎(笑)

それで、大ブレイクでも、すれば、アッサリとデュアルな身体観を

大衆にインストールできる可能性が広がる。

さあ、こい、祭りってなもんです。

そいで、気の身体、なんてのは、はっきりいって、素人さんには、わかりっこない。

で、つなぎとして、まずは、最先端の生理学と語調を揃えた普及モデルをブレイクさせる。

これは、ようは分子生物学の今の言葉で東洋医学の治効効果を説明しきる、というのが至上目的のいわば現代科学にお手をした疑似餌理論、ルアー・モデルね。

それで、まずこのルアー・モデルで大多数の科学信者の一般大衆を引きつけておいてから、

メインディッシュの気の身体論へと導いていく、というのが、

今後の東洋医学0化計画の概要です。

一酸化窒素、ヒートショックプロテイン、オキシトシン、βエンドルフィン、ナトリウム利尿ペプチド、乳酸、・・・

このへんの分子をうまく使えば、十分にかなりわかりやすいルアー・モデルは出来る。

というか、すでにそれはこれまで発表した様々な媒体での論説でやってきたこと。

それをよりわかりやすく、まとめたものを作るだけで、たぶんルアー・モデルは完成しちゃう。

だから、こちらはそれほど気にしていない。

むしろ、難題はそのあとの話。

気レベルと現代科学と整合させる。

このへんは難易度が高い。

でも、それもバー博士やキルリアン夫婦やバクスター氏をはじめ、品川嘉也博士や間中博士のタクトで、

コツコツとやってきているから、こちらもそれほど心配はいらない。

なんでぇ、もう、順風満帆じゃん(笑)

2017/07/10 (月) 13:36:14 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

プロフィール

kouhakudou

Author:kouhakudou
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR