イケイケ

「医学が近代化する時にすべての「人を治すという医業、医術」のうちから前近代的なものを一掃した。この方向づけはまあいいことであった。ために医学は科学的になり、この二百年の間だけでも猛烈な進歩をした。その時大掃除の対象になったのは、「心、神、悪魔、おまじない呪術、暗示、哲学、宗教・・・」などなどたくさんあった。なかには、現段階で科学的に取りあつかえない微妙なもの、勘、名人芸などもうさん臭いということからパージの網にかかってしまった。医者は警察犬の鼻のようなするどい嗅覚を持っていても、これをおおっぴらに診察に利用することをはばからねばならない。指三本で脈をとって六部定位の脈診で五臓六腑の虚実が判るなどといってもいけない。陰陽五行の哲学で体のメカニズムはすべて判るなどと主張するなどとんでもない。共産主義国で商売の冥利を説くようなもので、現代医学の体制下ではすべて反体制的な前世紀の遺物として、公けには葬りさるべき、あるいは既に葬りさったものとして取りあつかわれる。そんなにきれいごとがお好きなら、ついでに金銭欲だの名誉欲だのという非科学的要素も学者の世界から一掃していただいたら、大向うの見物席から大いに拍手したいところであるが、これは残念ながら学界の恥部としてフンドシで秘して今でも残っているらしい。あることはだれでも知っていて口に出していわない公然の秘密である」『ちぐあん随筆』医博 間中善雄 医道の日本 平成3年12月号




東洋医学が胡散臭いとか、トンデモであると、

なにも東洋医学も西洋医学も知らない99%の一般人に攻撃される理由は、

東洋医学が現代人には理解しがたい「気」や「経絡」などという

用語を多用するからだ。

そしてこの気や経絡があるのか、ないのか、という

有る無し論争が、変わりなくずっと繰り広げられて、

この論争が続いている以上、東洋医学は相変わらずに

胡散臭い目で見られるというお粗末な現状が今も続いている。

いわゆる経絡人形というものを皆さんもご存知のはずだ。

木製や銅製やゴム製で作られた人形の型の表面に

印や線を引いて、ツボと経絡の位置を記した中国古代から

連綿と使用されてきたツボ・フィギュアだ。

言わば鍼灸医学のアイコンと呼べる愛すべきツボ人形だ。

わたしの治療院のキャビネットの一番上の目だつ位置に、

屹立して、いつも、わたしと患者の気の交流を

見守っている。

彼の名をツーボ君と呼ぶ(笑)

さて、では気や経絡、ツボは果たして実在するのか?

しないのか?の有る無し論争に戻ろう。

わたしの見解はこうだ。

「ツボも経絡も気も、これは触ることで生み出すもの」

これが私のツボや経絡や気に対する認識だ。

だから、そういう気の世界があると思って触れれば、

そこには気の世界が立ち上がるのだが、

気などないと思って触れなければその者は永遠に

気の世界を感じることも、知ることもない。

とこういう結論になる。

体はツボが実在すると思う者にだけ気の世界の扉を開くのだ!

だから、わたしに言わせればツボや経絡や気があるかないかの

有る無し論争などまったく無意味な論争と言えるのだ。

近代化とはヒトがバカになる事だった、と私には思える。

なんでもかんでも答えはひとつ。

科学で理解できないものなど存在しない。

いや存在することを許さない。

ガリレオの火炙りは今日も続く。

でもね、俺にとっちゃあ、そんな近代化の波なんか糞喰らえ!

IT技術の進歩がヒトを豊かにするだって?

はぁ〜? なに言ってんだ?

いま人間の情感が豊かになって平和な暮らしやすい世の中が

実現してると言えるのかい?

ぜ〜んぜん、そんな世界に、なっとらんわい、この、あほんだらがぁ〜!

前近代の遺物として捨て去ったモノをすべて拾い集めて、

もう一度、それらの価値を認めた時、

はじめて現代人はマトモになるのだ!

科学原理主義の独裁体制を打破するのだ!

いけ、いくんだ、ハリィー(笑)

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2017.06.29 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

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