本日は営業日

「・・これは何年か前、神経痛にかかって以来の新しい習慣だけど、日曜ごとに鍼と指圧の治療を受けに、荏原の自宅から杉並の方南町まで出かける。なぜ日曜の治療にしてもらったかというと、空いているからですよ、道路が。平日なら交通ラッシュで一時間以上もかかる距離を、日曜日に行けば三十分で鍼医の家へ着ける。鍼を打った日は、どうしても躰がだるい。帰って来て風呂へ入ると、夕飯までベッドへころがって一眠りということになる。その分だけ書く時間が食われてしまうわけだけれども、次の月曜日には疲れがきれいに抜けて元気になる。だから、いまのぼくは、世の中のたいていの人と同じに日曜日を休日にしているといえなくもない。日曜日が休日といっても、鍼の治療を受けている一時間に、ぼくは小説の構想をととのえるんだよ。それが習慣になるように自分を仕向けていると、そのうちに本当の習慣になってしまうものです。鍼医の治療室で、ベッドへうつぶせになった途端、連載中のいくつかの小説のイメージが次つぎと脳裡へ浮かんでくる。もう、ぼくの肉体そのものが、そういうふうに反応するようになっているわけですよ仕事の行き詰まりを頭脳からではなく、躰のほうから解いていく・・これも言わば、ぼくの流儀の一つだな」池波正太郎『男の作法』新潮文庫



今日は日曜日だが、我が鍼灸院の営業日だ。

わたしは奇数日の第一日曜日と第三日曜日と第五日曜日は、

基本的に営業する。

日曜日なら来られるというお客さんに対応するためだ。

いまのところ日曜日の常連さんで冒頭の池波正太郎のような

有名な作家はいない。

わたしの治療院の常連さんは、ほとんどが普通の一般の人だ。

そんな普通の人たちも、なかには目利きがいて、

わたしの鍼灸指圧治療を受けることを習慣にすることで、

日々の養生的ライフスタイルを実践する者がある。

たいへんにありがたいことだ。

ココロとカラダは一体なのだ。

だからココロがなんとなくふさいだ時に、

カラダをほぐすとココロも晴れやかになる。

ココロの語源はコロコロだという。

ココロはコロコロと転がり流れ動いているのが正常だ。

ココロをコロコロと動かし続けるためには、

カラダもコロコロと動かし続けなければいけない。

カラダがコロコロ動かなくなり、

カラダにコリコリが発生したら要注意!

カラダにコリコリが発生したらココロもコリコリになり、

やがてココロはコロコロと動かなくなり、

行き詰まり憂鬱にふさぎこみ、完全にココロが動きを止めると、

ウツ病になってしまう。

ココロもカラダも同時に

コリコリをコロコロにする。

それが鍼灸指圧の真髄だ。

さあ、営業サンデーのスタートだ。

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2017.06.18 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

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