マジシャン

「この地理学では、吉相を鑑定するという観点からとくに注視する要素を、三つ教えている。まず最初が「龍脈」だ。これは、その土地にある最も高い山から流れくだってくる生命エネルギーの通路で、通常は山のつながり具合がこのルートをあらわす。高く、険しく、力づよいものは「主龍」といい、大きな通路である。しかしすでに死んでエネルギーを運ばなくなった龍脈もある。これを「死龍」という。死龍は直線的で凸凹がまったくない。一方、さかんにエネルギーを運んでくる「活龍」は凸凹がいちじるしく、ジグザグしている。この龍脈にそったところなら、どこに自邸やオフィスを建てても吉相に恵まれるが、龍脈の行きつく底部には、地下の生命エネルギーあるいは地下の「気」を噴きあげる特別な地点がある。風水では、そういう特異地点を「穴位」あるいは「龍穴」という。英語ではネスト(巣の意味)と呼ぶが、ここに家を建てると最良の環境に恵まれ、家内安全・商売繁盛が約束される」荒俣宏『荒俣宏コレクション 風水先生 地相占術の驚異』集英社



いわゆる風水(ふうすい)とは、

中国に伝わる古代テクノロジーのひとつだ。

大地に流れる気というエネルギーの流れを読み、

いかにして安全な地に住み、

安寧な住み家を確保するか。

そのための技術を風水という。

例えば「四神相応」の地。

東に清流が流れ、西に大きな通路があり、

南が大きく平野に開け、北に山を背負う。

この真ん中に位置すると、

暴風を防ぎ水を得る吉相の「蔵風得水」となる。

こんな風にラージスケールで

自然と折り合いをつけるのが風水学だ。

わたしは鍼灸指圧の治療を続けるなかで、

凝りのなかには「活きた凝り」と「死んだ凝り」が

あることを発見した。

「コリの巣」である「活きた凝り」の底には、

とぐろを巻いた気の竜が潜んでいる。

このコリの底に潜む気の竜をその眠りから目覚めさせ、

ひとの体壁筋肉系に解き放つことができれば、

治療は目覚ましい効果を発揮するのだ。

しかし「死んだ凝り」の底を探しても、

なかなか活きた竜は見つからない。

冒頭の言を借りれば、

わたしにとって「活きた凝り」の巣は「竜穴」と言えるのだ。

大地の気を観る風水術。

人体の気を観る鍼灸指圧術。

スケールは違えど同じ気を観るテクノロジーだ。

マジシャンがシルクハットから鳩を飛び立たせるように、

わたしはツボから竜をおびきだす。

ハリー・ポッターもとい

ハリィー今村の名はダテではない。

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2017.06.17 | | コメント(6) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

コメント

タネも

仕掛けもございません。

まずは触って進ぜませう。(笑)

2017/06/17 (土) 07:50:32 | URL | 桑畑五十郎 #- [ 編集 ]

今日も竜頭を操作して、
ドラゴン・クエストを実行中ですが、

ケツ青い僕の前にはまだ、
その姿を顕してはくれません。

だけど、僕はまだ見ぬその存在を、
確信しています。

ただ、まだ、お会いする時期が
来ていないだけです。

「すごいぞぉ!
気竜は、本当に、いるんだ!」

ラピュタを探す、
パズー少年の気持ちです。。


コリの巣と気の竜について、
もっともっと語ってください!
お願いいたします!

2017/06/17 (土) 10:19:05 | URL | 瓜食めば #- [ 編集 ]

桑さん

そういえば、このあいだ、うちの畑もどきのキュウリの幹に、

黒い甲虫がくっついていて、なんだコリャ、とつかまえたら、

コクワガタのメスでした。クワガタって、キューリの樹液を吸うのかいな?

これも、朝からマジックな出来事でした(笑)






瓜さん、いつか、気竜伝説の長編でも書きたいですね。

気竜の王国へいたるアクセスコードは、たぶん、治療師の心身のすべての経験、それまでの情報の蓄積と量と質ではないかと。

扉を開くアクセスコードと化した心身の塊の治療師になれば、

いつなんどきでも、気竜の王国へいたる黄金の扉を開くことができる。

しかし、アクセスコード化していなければ、いくら気張っても門は開かない。

そんな感じではないでしょうかね。

わたしはハリを打つ時、打った針先のさらに先に意識を飛ばします。

指圧の時は押した指先のさらに向こう、もっともっと向こうへと意念を飛ばします。

手先の仕事ですが、決して小手先ではありません。

もっともっと重く深く遠い。

そんな手仕事から竜が生まれます。





2017/06/17 (土) 20:11:09 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

にじみ出るようなことば、
ありがとうございます!
よく噛み締めます!
長編も楽しみにしています!

2017/06/18 (日) 09:01:46 | URL | 瓜食めば #- [ 編集 ]

気流(気龍)の蹉跌

って、
ドラマの脚本書こうかい!爆笑

治癒とは、
相対的に押し込められた
絶対的気流の解放と身勝手な宿主の省み、
このシンクロを指すのではないかと、
思うのであります。

前へ前への欲望肯定の上に、
風水、医療、数多の、テクノロジー
進化は担保されるのですが、
同時に、
人は省みる、
逆歩も出来る生き物であります。

推奨、見返り美人。

本稿の感想であります。

2017/06/18 (日) 14:14:33 | URL | 陣中見舞い #- [ 編集 ]

陣さん、いつもながら、まことに高度なコメント。

アタシのナイナイ脳では、6割くらいしか理解できていないかも(笑)

でも、見返り美人、これならわかります。

それを印刷した切手がプレミアに高額だった気が。

からだバカを初期化するための鍼灸指圧、という観点で、

ここ3日間、ずいぶんとご無沙汰していた温灸を自分の躰に続けてやってみました。

やはり格段に身体操作の性能がアップしますね!

仙骨周囲を温灸すると、歩く時の足の上がりが5センチアップ。

年とって疲れてくると、つまずくことが多くなってね。

いつだか、今年の4月頃かな、治療院の治療用のスツールをまたいだつもりが、

思いっきりそれを蹴飛ばしてしまって、アター、モロにスネを強打、

で、スネから出血。痛いの何の(笑)

涙をちょちょ切らせながら、お客さんにわからんように装ったけど、

あとで見たら、そこが掘れて深い傷が出来ていて、

治るのにけっこう時間がかかった。たぶん、これ、消えない傷になるね。

こういうのも偉そうに能書き垂れてる治療師の未病治未満な失敗例でしょうね。

そんなエイジングによる些細な怪我が、温灸で身体性能がアップして、未病治できるはず。

まあ、失敗あり、予防策の発案あり、自分でいろいろやってりゃ世話ねぇぜ(笑)

それはそうと、水野南北の「南北相法」を再読したら、

アッと驚くタメゴロウ、で、とんでもない事が書いてあった!

これ瓜さんにも、たいへんに参考になる情報かと思い、

次稿以降にアップの予定です。

陣さんからの〜メッセージ♪(笑)

2017/06/18 (日) 19:35:36 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

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