治る力

うちの治療院の常連さんで、

私の治療で花粉症がほとんど完治した方がいる。

今年は昨年の3倍量の花粉が飛んでいるけど、

その常連さんには今年も花粉症の症状がほぼ出ない。

この一例を誇大宣伝にして、

オレの鍼灸指圧で花粉症は完治する!

と大書きしたポスターでも作って貼れば、

アタシもついにカリスマ鍼灸師の

仲間入りができるかもしれない(笑)

もちろん、そんな事は当たり前ですが、

しません。

治った例の隙間には、

治せなかった例が夥しく積まれている。

それがリアルでシビアな現実なんです。

アッ、こんな事を正直に告白しているから、

いつまでたってもカリスマになれないわけだ(笑)

ヒトの身心は72億人のすべてで異なる。

ひとりひとりがみなまったく異なる身心を持つ。

だから、あるヒトに効いたある療法が、

ほかのだれかに効くことはまずない。

いや、効くかもしれないし、効かないかもしれない。

それはやってみなければわからないのだ。

こんな症状があるが、鍼灸指圧で治るか?

とよくわたしたち鍼灸家は聞かれる。

治るか、治らないか、など一度、身体を触って、

治療をやってみなければわからないに決まっているだろうが。

もちろん、最初から治せないものもある。

西洋医学で難病とされるようなものは、

東洋医学でも難病だ。

そんな非可逆的に進行した変性疾患は、

たぶん、どんな奇跡の手でも、

魔法でも、治せない。

もちろん、カリスマではない

ただの手の私の普通の治療でも治せない。

だけど、通常の活きた凝りの範囲、

つまり可塑性があり、非可逆的な変性にまで

至っていない可逆的な状態の症状ならば、

私の治療でも、治る可能性は大だ。

「治す」というのは「治る力」を引き出すということ。

もともと治る力は本来的に患者側の身心に

備わっているのだ。

その患者側の治る力を引き出し治すのが、

鍼灸指圧師、すなわち治療師の役目だ。

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2017.03.28 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

コメント

≫ 治るか、治らないか、など
≫ 一度、身体を触って、

≫ 治療をやってみなければわからないに
≫ 決まっているだろうが。


「あるある!」過ぎて
思わず笑ってしまいました。。
でもこういうことも、一期一会を理解できない、
現代人の科学データEBM洗脳の賜物ですよね。


≫ だから個人戦でゲリラ的な闘いが、
≫ むしろ私たち東洋医学業界のブランディング戦
≫ には、ふさわしいかもしれません


僕はこれしかないと思っています。
一隅を照らす。

脚気論争から、スタップ細胞騒動に至るまで、
オーソン-ウェルズの『市民ケーン』
でその雛形がわかりますが、
歴史は広告代理店による嘘八百だらけ。

エドワード-スノーデンやジュリアン-アサンジが
明らかにしてくれているように、
巨大資本の権力の洗脳力は強大過ぎます。

本当のことを言い過ぎて、
小保方さんや、バンダジェフスキーのような目に
遭わないようにしたいものです。。

2017/03/28 (火) 10:31:43 | URL | 瓜食めば #- [ 編集 ]

カリスマ商法


なんてビジネスモデルが、あるかもね(笑)

そもそも医療とは何ぞや?

もしも医療が他力依存に傾けば、大衆は永遠に救われない。

医療を民衆の側に引き寄せるには自力自治の方策をこそ、指導すべき。

そうしたうえで、それでもこぼれ落ちてしまう者を救うのが医療。

だから、カリスマ商法は、大嫌い。

不養生の果てに非可逆的な変性を引き起こしても、

カリスマドクターやカリスマ治療師が奇跡の技で救ってくれる?

そんなのドクターXなんかのお馬鹿医療ドラマの見過ぎ、

子供じみた幻想に決まってまんがな。

広告代理店の思うつぼ、このツボは使えん(笑)

健康は日々の養生のたゆまぬ積み重ね、努力あるのみ。

それをしない、それを指導しないで、なにがカリスマだってぇの!

養生法の指導もせずに、のうのうとカリスマ風を吹かせるヤカラは、

オレにとっては、悪いけど、糞野郎だね(笑)

オレがここにこれまで披瀝したよりも、もっと大量の養生法コンテンツを

提供しているのなら、少しは認めるけど。

でも、そんな野郎はどこを探してもたぶん、いないよね。

医療を知らしむべからず、依らしむべし、

で良しとすることは、医療利権を守る単なる守銭奴認定でオッケーですわ。

爪食めばさん、入江流の古典鍼術指南書が六然社から出ていて、以前に購入してありました。

ごくたま〜に、覗いては、う〜む、これを解読するのは一大事と、また本を閉じる日々(笑)

でも、大浦慈観さんや、長野仁さんらのご努力に報いるためにも、

ここはひとつ少しは読んでみようか、などと殊勝な気持ちが芽生えてきました。

こういう中世日本の元祖ツボ本の挿絵は、ほんと、なんというか、かなり味がありますよね。

2017/03/28 (火) 20:49:11 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

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