さらに上を

「・・・アメーバ(NHKブックス)の著者、太田次郎氏によると、生体にみられるいろいろな運動型には共通点が多く、そのしくみの根源にATPと収縮性タンパク質よりなるエネルギー転換系が存在するらしいことが明らかになり、生物の多様性にもかかわらず、その起源には一元性が存在し、長い生物進化の間に進化していったにすぎないという。・・・原形質のゾル・ゲル転換がどのようにして運動につながるかは、まだ不明の点が多いようだが、アメーバの外側と偽足の前端部ではゲル化しており、内面と反対側はゾル状であるということから、ゲルが陽の働き、ゾルが陰の働きを担っていると云えよう。ゲルがなければアメーバ運動がおこらないことは確かで、アメーバに高圧を与えて完全な液体状のゾルになると偽足は出ないでアメーバ運動はみられず、内部でブラウン運動が観察されたという実験がある。ここで興味のあることは、圧力を加えるとゲルがゾルにかわる性質は、アメーバのみならず多くの細胞の原形質に備わった性質で、揺変性(シクソトロピー)と呼ばれる。揺変性は、高い圧力を与えないでも、原形質の中でガラス針を振動させてもおこる(前掲書)ということである。・・・そこで『圧を加えるとゲルがゾルにかわる揺変性』を思い出してもらえば、コリや硬直などの実に対し本能的に圧を加える手技療法が、まず医療に現れたこともうなずける。その揺変性が、高い圧力を加えないでも、原形質の中でガラス針を振動させてもおこる、というのが、鍼灸の着想にピタリと当てはまる。その他いろいろの刺激を、経絡のツボに与えて実をとろうとすることは、このようにしてゲル化したままで揺変性を失っている原形質にゾル化を促進する方法として考えられた、ということをコロイド化学の面から裏付けることができよう。」増永静人著「経絡と指圧」医道の日本社より引用





【 ヒトの皮膚は鍼灸指圧の刺激で圧力を受けると、

皮膚内が「ATP⇔ADPのゆらぎ」が高まることで、

活きた凝りの内部のコリの本体である変性タンパク質が

ATPやヒートショックプロテインや一酸化窒素などの

分子カクテルで攪拌されて、変性タンパク質を分解する

ユビキチン・プロテアソーム系やオートファジー系が

起動することで、変性タンパク質はアミノ酸に変換される。

アミノ酸に変換されたコリの原因分子であった変性タンパク質は、

また細胞核セントラルドグマの働きで新たなタンパク質に生まれ変わる(c)】





冒頭文の増永コンテンツに、私独自の解読の【(c)】コンテンツを

融合し、さらに発酵させれば、

コリをほぐす事の科学的メカニズムを十分に説明できる、

と私はいま確信する次第だ。



鍼灸指圧はなぜ効くのか?

その問いになんとか答えを見いだし、

なんとか大衆の目をこちら側に向けさせるために、

わたしたち鍼灸指圧師は、これまで決して

ボンヤリとなにもせずに過ごしてきたわけではない。



そう必死に鍼灸指圧がなぜ効くのか?

を科学的に明解に解説しようと努めてきた者が、

たしかにいたのだ。



先人を師とし、先人のコンテンツをさらに洗練させる。

増永コンテンツが不朽の逸品である如く、

今村コンテンツもさらに上を目指す。

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2017.03.27 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

コメント

≫ そう必死に鍼灸指圧がなぜ効くのか?

≫ を科学的に明解に解説しようと
≫ 努めてきた者が、

≫ たしかにいたのだ。

石川日出鶴丸、
石川太刀雄の皮電計、
中谷良雄の良導絡、
赤羽幸兵衛のシーソー現象、
高木健太郎の半側発汗反射、
間中喜雄の鍼麻酔、

体表内臓反射・内臓体壁反射とか、

膀胱経の背部兪穴と
デルマトームによる神経の
内臓分布図との一致とか、

凄い事実ですよね。
僕は思うんですけど。
なんでみんな、ビックリしないのかが、
僕には不思議です。

過分なお褒めの言葉を、
ありがとうございます。。
羽ばたけるように、
精進し続けていきます。

2017/03/27 (月) 20:17:32 | URL | 瓜食めば #- [ 編集 ]

「はじめに洗脳ありき」

東洋医学は科学では解けない神秘の世界、

という固定概念、偏見が邪魔をして、

素直に東洋医学を見る目が曇らされてしまっているのが、

そもそもの原因、敗因かもしれませんね。

爪食めばさんが、ここに列挙してくださった数々の鍼灸指圧の科学的エビデンスは、

わたしたち業界人には当たり前の常識でも、一般人は恐らくはまったく知らない事実。

だとすると、いかに私たち業界人が自分たちの医療の素晴らしさをプレゼンするのがヘタか、という現れともいえます。

アパレルにしろ、クルマにしろ、時計にしろ、宝飾品にしろ、

言ってはなんだけど生命に関わらないロクデモナイ物品に一般大衆は目がない。

こんなモノ、頭痛を治すわけでもないし、便秘を治すわけでもないし、

身心の健康に寄与する力は0。

だけど、なぜ狂ったようにこんな馬鹿馬鹿しいモノに取り憑かれてしまうかといえば、

広告宣伝費に初期投資で膨大なゼニを投入し、徹底的にカタログやメディアや営業をつかって、

それがあたかもとてつもなく高級で必須のモノと思わせるブランディングをするからこそ、

一般大衆はこういうモノに吸い込まれ、虎の子のゼニを毟り取られているという現状がある。

では、ひるがえって、うちらの鍼灸指圧業界は、果たしてプレゼン、ブランディング、マーケティングをこれまで、しっかりとやってきたのか?

猛省を含めていわせてもらえば、ハッキリ言えば、まったくやってこなかった、と言える。

圧倒的な資本力を駆使してドクターXの幻想をばらまくメディアが西洋医学至上主義の洗脳社会を再生産し、維持している。

それに対抗するスベは、ではいったいどこにあるのか?

わたしはいまだにその対抗策を見いだせないでいます。

個人メディアのこんなネットブログでは、影響力は微々たるもの。

それでも何も発信しないよりは、マシ。

こうして爪食めばさんという同士とつながることもできたわけだし。

脱原発デモの衰退をみればわかるように、組織戦は必ずスパイが混入し潰される。

だから個人戦でゲリラ的な闘いが、むしろ私たち東洋医学業界のブランディング戦には、ふさわしいかもしれません。

石川日出鶴丸博士からの科学的鍼灸の系譜は、向谷義人博士の経絡テスト、Mテストにまでつながっている。

あとは、パッケージデザインの問題だね。

いかに、うちらのコンテンツをオシャレにかっこいい包装紙でくるむか、ということ。

同じような味のカステラも、洒落たデザインの箱に入れたほうが絶対に売れる。

あるいは、味はたぶん、たいした事がないものでも、店先の宣伝文句の、コレが当店の売り上げ第一位のかわいいポップで、みんなそれを買ってしまう。

服屋なんかでは、これは希少な一点物とか、ラスト一点のラスイチの言葉で、ファッショニスタの常連客は陥落する。

鍼灸指圧の素晴らしさを、いやらしいまでにアピールする(笑)

それが今後の私の目標のひとつでもあります。

2017/03/28 (火) 06:06:09 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

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