凝りは敵にあらず

では、最速で次号開始!

ヒトの体壁筋肉系に発生する凝りを押していると、

非常に不可思議な現象が立ち上がる。

その不可思議な現象とは、凝りを起点に

その体壁筋肉系へとさざ波のように伝播し

脈動する動きだ。

その動きは私には、まるで竜が皮膚内を泳ぎ、

やがて体外へと飛翔する、そう伝説の空想の動物、

竜にソックリに見えるのだ。

だからこの凝りを押していて始まるこの動きを

竜になぞらえて、私は

【 DLS( Dragon Like Stream )】(竜のような流れ)、

と命名した。

このDLS現象は、私が言うところの「活きた凝り」に

特に出現する現象だ。

「活きた凝り」とは文字通り、治療していると、

その固さがほぐれて、柔軟になる可塑性に溢れた凝り、

ということが言える。

それとは対照的に「死んだ凝り」と呼べる凝りが

あることも確かだ。

「死んだ凝り」は、いくら治療しても、

なかなかほぐれない。いや、なかなかほぐれないどころか、

まったく可塑性を失っているケースも多々ある。

こうした非可逆的な凝りにまで進展したケースは、

治療師泣かせだ。

そして「死んだ凝り」の治療においては、

ほとんどDLS現象が見られないのだ。

「死んだ凝り」のなかで竜は共に死んだのか?

それとも竜は鎖にでもつながれて凝りの中に

幽閉されてしまったのか?

なにが原因かはいまだ不明だが、

「死んだ凝り」からDLS現象を導くのは、

この私の25年の腕をもってしても至難のワザだ。

治療が佳境に入り、竜が顔を出すと、

私はホッとして、嬉しくなる。

そうして、ああ、これで、この患者は救われる。

竜の飛翔と共に、この凝りは解消されると、

確信し、結果、その通りになる。

治療が佳境に入っても、竜がちっとも見えてこない。

息が少し乱れて、ブルッてくる。

焦ってはダメだ。心を落ち着けよう。

急いては事をし損じる。

竜は焦っても決してその姿を見せないことは先刻承知だ。

しかし、どれだけ、落ち着いて対処しても、

竜は一向に姿を見せない。

フーッ、とひとつため息。

そんな時、わたしは治療師として、

少しやりきれない思いになる。

竜はどこにいったのか?

サインを見せないことが、ひとつのサインとなる。

ヒトの体壁筋肉系の凝りが開放される時に見えてくるDLS現象。

この私にしか見えない特異的な生理現象を考察する時、

命には不可侵の領域があることを悟る。

治療とは、あくまで可逆的な段階で、

という限定された世界のハナシなのだ。

非可逆的な可塑性を失った凝りを、もとに戻すことは、

熟練のカリスマ治療師でも恐らくは無理だろう。

それすらも治せると豪語すれば、それは天にツバを吐く所業だ。

「活きた凝り」の段階なら、

竜が凝りにまだ居座っている時期なら、

わたしの治療は奏効する。

しかし「死んだ凝り」の段階になり、

竜が凝りから消えたら、最早、私の出番はない。

「鍼灸指圧でATPチャージ」の恩恵にあずかりたければ、

ぜひとも「活きた凝り」があるうちに、

鍼灸指圧を楽しんで欲しい。

「死んだ凝り」になっては、

いかんともしがたいのだ。

竜は敵か味方か?

どうやら、やはり竜は味方だったようだ。

竜がいるうちに、ATPがチャージできるうちに、

ミトコンドリアを増強できるうちに、

なるべく早く鍼灸指圧をライフスタイルのルーティンに取りこむ。

さすれば、貴方の人生は竜と共に輝きを増すだろう。

凝りは敵にあらず。

凝りを敵にするはおのれの不養生。

凝りを味方につければ、

きっと竜と友達になれる。

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2017.03.22 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

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