思索の冒険(続)

地球と卵子はよく似ている。卵子は受精すると卵割を開始して二倍づつ増加する。まるで易の八卦をたどる如く64分割ポイントを通過してすすむ。やがて卵割は第二ステージへと突入する。表面部分が陥入して三胚葉スタイルが顕れる。外胚葉、中胚葉、内胚葉の三つである。

一は二を生じ、二は三を生じ、三は万物を生ず。
卵子は受精卵を生じ、受精卵は三胚葉を生じ、三胚葉は命を生ず。
コアはマントルを生じ、マントルはクラストを生じ、コア・マントル・クラストは地球を生ず。

ことほどさようにフラクタルな世界に我々は生きています。
外胚葉由来の器官は皮膚、神経系、脳。とするとクラスト部分は皮膚や神経や脳に相当するのだろうか。さしずめマントルは中胚葉で筋肉系、コアは内胚葉で五臓六腑だろうか。

地球の生理現象に付き合って生きていかざるを得ないのが地球の外胚葉に棲息する生き物たち。人間とて地球の皮膚上に棲まうちっぽけな生き物です。なにを錯覚したのか突然に近代に入り地球の皮膚をガリガリとこすり地下資源とのたまってその収奪と破壊に明け暮れてきました。見る間に地球のお肌は荒れてしまいました。

天人合一を説いた古代中国人たち。現況の「天人離散」の現状をなんとみるでしょうか。

天地と共に生きるこの惑星に暮らす生き物すべてといっていい仲間たちは人間の傍若無人な振る舞いを何と思っているでしょうか。ミジンコとて知足安分。その身に応じたつつましい生き方をしています。彼らのクラストである表皮甲殻部位にストロンチウムを濃縮させていいわけがありません。それを食べたメダカの体軸である脊椎が変形していわけがありません。

人工放射性元素という元素秩序攪乱因子&生態系破壊物質をまき散らしたツケは人間のコアな部位である骨や心臓、腎臓、子宮、卵子、精子へと影響を及ぼします。因果応報もまたこの宇宙の真理に他なりません。

カエルやサンショウウオの実験でわかったことは未受精卵の段階ですでに卵子には極性が存在するということでした。つまり受精はさほどの影響を与えることなく卵子に備わった軸に沿って発生が進行します。卵子とはかくも重要な細胞なのです。精子に含まれるミトコンドリアは卵子にドッキングすると分解されてしまいます。それゆえに卵子由来のミトコンドリアをたどると人類の母なる母を遡ることができるのです。

宇宙の卵子である地球という惑星。女性に備わる卵子。いずれもかけがえのない宇宙遺産です。

ユニヴァースとは一なる全体を意味します。

宇宙それ自体が卵子なのかもしれません。

粘液のマトリクスでくるまれたカエルの卵が銀河系にも思える今日この頃です。

スポンサーサイト

2012.06.26 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 細胞宇宙

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

プロフィール

kouhakudou

Author:kouhakudou
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR