身体論の解体と再構築 20

「人類はここ4万年間の狩猟採集生活で地球に棲息していた

マンモスやジャイアントモアなどの大型哺乳類や鳥類を

ことごとくすべて食べ尽くした。

それで食べるものがなくなって、しょうがなく

農耕と牧畜を始めた」

と前稿で私独自の仮説を提言した。

また断食は飢餓に等しく健康になるための

養生法とは断じて言えない、とぶちあげた。

さらに肉食か菜食か、の論争にも

私は「イイ加減」を貫くと一石を投じた。

ようは食に関するこれまでの栄養論や健康論や養生論を

いったん御破算にして、白紙に戻してリセットして

仕切り直そうとの提言だ。

そもそも原始の世界では、とにかく

生き延びねばならなかった。

今は氷河期でも比較的に温かい間氷期の1万年のサイクルだから

まだ良いが、氷河期の氷期の10万年のサイクルの時期は、

寒さは今の比ではなかった。

もちろん、そんな寒い氷期の時期でも

ユーラシア大陸には草原があり、そこにはケナガマンモスを

はじめオオツノジカ、ケサイ、ホラアナグマ、

大きな一本の角を有した巨大なサイのエラスモテリウムなどが

棲息し、それらを捕食するホラアナライオンや

サーベルタイガーのホモテリウム・ラティデンス、

ホラアナハイエナなどが闊歩していた。

その他にもキツネやタヌキやイタチや

ウサギやカモなどの小動物や鳥たちも多く棲息していた。

寒い場所ではカロリーが高い脂肪分を豊富に含む

獣肉がそこに棲むヒトの食に適している。

ロシアの北方に住む現生エヴェンキ族は、

トナカイを飼い慣らし、それを食べて

またフードのついた防寒着や

ブーツやテントのジュータンや

壁に利用することで元気に暮らしている。

エヴェンキ族は飼っているトナカイを

優しく倒し苦しまないように心臓を

ひと突きで即死させると、解体し肉を

切り分けているその腹にマグカップを当てて、

まだ温かい血を飲む。

またトナカイの脳味噌はナマで食し、

肝臓も目ん玉も御馳走だ。

皮はもちろん様々に加工されるが、

靭帯なども乾かして糸になる。

トナカイの毛皮は断熱材として非常に優れている。

エヴェンキ族はこのトナカイ肉を常食する

脂肪分の多い肉食のせいで、甲状腺ホルモンの

量が多い。甲状腺ホルモンが多いというのは、

いわゆるバセドウ病のような体質を意味し、

つまり代謝率が高くなり、発熱体質になる。

肉食にはこのような利点がある。

また甲状腺ホルモンの標的器官はミトコンドリアだが、

エヴェンキ族のミトコンドリアはATP産生よりも

発熱産生を高めるようにシフト進化を遂げている。

それとは逆に赤道直下の熱帯ではヒトのミトコンドリアは

発熱を抑制しATPをより多く産生するようにシフト進化する。

ただでさえ暑いのに、身体を熱くしてどうする?

暑い気候下では身体はクールでなければならない。

まったくもって生命とは素晴らしい。

まさにそのように暑い場ではクールなミトコンドリアに、

寒い場ではホットなミトコンドリアへと

ヒトのミトコンドリアは進化してくれているのだ。

だからだろう。

黒人選手が陸上競技で活躍するのは。

筋肉を動かすにはATPがたくさん必要だ。

黒人選手のミトコンドリアは熱産生よりも

ATP産生にたけたクール・ミトコンドリア型だ。

つまりATP産生にたけたクール・ミトコンドリア型の

熱帯出身の黒人選手が遺伝的に筋肉をハードに使う

短距離や長距離の陸上競技に向いているのだ。

発熱体質のホット・ミトコンドリア型はどちらかといえば、

陸上競技よりもフンドシ一丁で神輿を担いでワッショイ、ワッショイと

冷たい冬の海に入るようなそんな酔狂な寒中水泳などに向いているだろう。

氷期には氷期に適した脂肪分に富んだ肉食がベストであり、

氷期にはそうした肉食の習慣と寒い温度環境により

ミトコンドリアも発熱産生を重視するホット・ミトコンドリア型に

シフト進化するのだ。

そうしてそのように進化したホット・ミトコンドリア型人類が、

寒い10万年の氷期を生き延びたのだ。

マンモスの生き血の赤血球は

それを飲んだ原始ホモサピエンスに

良質なヘム鉄を供給しただろう。

そのマンモスから供給されたヘム鉄は、

ヒトのヘモグロビンの鉄とミトコンドリアの酵素鉄に

変換された。

そのマンモス肉は漫画ギャートルズの如く、

原始人にとってはトリプトファンを供給する最高のステーキだった。

マンモス肉のトリプトファンはギャートルズの腸内細菌に

よってセロトニン前駆体となり脳に運ばれて脳内セロトニンに

なることで、ギャートルズのウツを晴らし気分を高揚させた。

さて、だとすれば氷期ではない温暖な間氷期には、

それに合った固有の氷期とは違う食のトレンドが

あると考えたらどうだろうか。

ただし、もうこの温暖な間氷期は終わりを

告げようとしている。

すでにまた10万年の氷期サイクルの入り口に

いま立っているのだ。

次なる氷期に備えてやっぱりここは肉食礼賛でいくか。

ここ1万年はやはり穀物菜食乳製品+肉食が

合っていたといえよう。

でも、オレはやっぱり今のところ

「イイ加減」でいく。

食に関しての論考は、私がここに上述したような

長い歴史的スパンで俯瞰する視座がこれまで

まったくなかったといっていいだろう。

そしてチマタの栄養論はすべてどこぞの権威筋が

すでにどこかで提言したもののコピペか、

あるいはすでに定評を得ているナントカビオティックとかの

ウチューノホウソクに丸投げの二番煎じがほとんどなのだ。

これらのコピペてんこ盛りの丸投げ栄養論を、

私は「二番煎じの出がらし身体論」と言い切る。

あのね、自分で何でもオリジナルで考えて

編み出さなければイカンのだ!

そうでないと騙される!

わたしはこれまでの既存の栄養論など、

とりあえずぜんぶスルーと決めた。

そうして0磁場地点に立って、

いちから今回の食と身体操作の

論考を開始した。

まさにこれが私の狙いとする

既存の定説を解体し、再構築するという

アポトーシス&リモデリングな命の脈動、

キネティクス(動力学)の体現だ!

そうしたら、こんな面白いネタが湧いてきた。

静的だかドーテキだか知らないけど、コチコチの石頭アカデミズムは

まあ、糞喰らえだね。

アタシにはグラグラ沸々とゆらぎつづけるアヴァンギャルドな

ダイナミズムの野っぱら、

在野がふさわしい。

在野だからこそ自由な発想が浮かぶ。

世界がまだ知らない養生法をオレが発明するのだ!

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2017.02.26 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

コメント

すっきりしました!

 断食も肉食ダメもテキトーにスルーでいい。いいですねえ…
 人によってはたまたまいいように作用することがあっても。もっと普通でいい。
 長寿の人で断食しょっちゅうやったり,宿便を問題視する人は聞いたことないし…
 おいしく食べて幸せに健康になりたいです。
というのが,このごろの課題です…

 環境問題から15年間,肉食やめていて,2年前に肉食再開したのですが。
 膝に不調で時々歩行困難&顔シワシワが改善されました。特に足は激変。シワは取り返しつかないかも?マクロビの人も結構シワシワの人多いですね。

手を合わせ,さまざまな命頂だくことにしました。。

2017/02/26 (日) 09:43:45 | URL | ばっちゃんわらす #- [ 編集 ]

肉食が大腸ガンの原因だ、というのなら人類は狩猟採集生活のここ4万年間の肉食時代に大腸ガンで絶滅しているはず。

断食が身体にイイのなら、断食をして最後を遂げようとする仏僧は、ますます元気になって大往生ができない。

反証を挙げていけば、どんな定説もこんな風に簡単に論破ができてしまう。

糖質制限を是とする派閥は、なぜ糖質「無」制限になったここ1万年のあいだに人類が激増したかの理由を説明したのか?

糖質をしっかりと摂取できるようになって、はじめて人類の健康長寿が安定したのだ。

どんな説もしょせんは仮説。そしてその仮説を導いた確固たるエビデンスなど、まずもって存在しない。

論拠としているエビデンスらしきものも、その論理を構成するのに都合が良いものをもってきただけ。

だから都合が悪い反証はすべて無視して成り立つのが定説という仮説。

徹底的に疑ってすべてを白紙にして、自分の頭で考えて、ようやく納得できる論理が生み出せる。

もしも何かを信じたら、信じる者は救われる、ではなく、信じる者は騙される、のトラップに迷い込む。

ナントカビオティックにはまった時はウチューノホウソクで完全に洗脳されて思考停止にさせられた。

この苦い思い出が結果としていまの自分の立ち位置を生みだしているわけで、

やっぱりウチューノホウソクには感謝しないとね(笑)

脂肪分が足りなくなるとコレステロールを材料に作る体内のすべてのホルモンが足りなくなる。

男として、女としてのツヤが、だから脂肪分が不足すると消える。

もっとも、アタシもすでにオジンだから男のツヤはほぼ消失して、枯れてますがね。

落語では、枯れてる、ってのは誉め言葉(笑)



2017/02/27 (月) 08:36:56 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

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