身体論の解体と再構築 3

身体論の解体と再構築という大見得をきりながら

ミクロとマクロの分子レベルのつながり、ばかりを

語るのは、これいかに?

と思われている読者も多々あるかと存じる。

普通は身体論というと、例えば近年では

コブドーとか、キコーとか、古くはヨーガとか、

タイキョクケンとかニシノリューとか、

まあ、こういった身体論における新興勢力という

流れがあったことは皆様もご存知の通りだ。

あるいは健康法レベルで言えばメンエキという

言葉が急速に一般化した。

また分子レベルではドウテキヘイコーなんて

言葉も大流行だった。

ようは健康ブームにおいて、多くの身体論や

キャッチフレーズが語られてきたということだ。

しかし、申し訳ないが、こうしたこれまでに

語られた身体論に私は満足していないのだ。

身体論と言えるかどうかはわからないが、

いわゆるこのツボがこの症状に効く、

という論理が幅を利かせて久しい。

わたしはこうした論理を掲載した書物を

これまで「お馬鹿なツボ本」と揶揄し、

徹底的にこき下ろし糾弾してきた。

そんなくだらないツボ本が増えるごとに、

東洋医学の社会的地位は失墜していくのだ。

誰でも簡単にできる3分間クッキングなど、ないように、

誰でもできる簡単ツボ療法など、この世には存在しない。

ツボを本当に使いこなすには、

最低でも25年は臨床実習を積まねばならない。

だから素人がツボを操作するなど夢のまた夢なのだ。

こういうことを言えるのが本当のプロだ。

それなのに、なにを一般大衆に媚びて

誰でもできるなどという大嘘を吐くのだ。

コブドーにしても、キコーにしても、タイキョクケンにしても、

それはその道を何十年も修練してはじめて、それなりの

身体観を獲得するものだ。

だから、そうした叡智を文字に起こして、一般大衆が

それを読んでも、まあわかるわけがない。

実際、わたしも遅ればせながらコブドーの大家の

書かれたモノなどを読んでみたが、どうにもこうにも

チンプンカンプンだった。

ナンバ歩き、介護への応用など、一世を風靡し、

いまもって人気が高いが、わたしにはハードルが高い。

分子レベルではないこうした身体論のトレンドを

一刀両断するのが本シリーズの目的ではないし、

これ以上、敵を増やすのも何なので(笑)

身体論ブームに対する文句はこのくらいにしておく。

ひとことで言えば俺的には、

こうした身体論のトレンドのなかにヒットするものは

なかったということだ。

だからこそ、オレ流の身体論を語りたくなったのだ。

今から38億年前の生命誕生からこれまでの

長いスパンでの地球生命史をトレースし、

360万年前に直立二足歩行という哺乳類唯一の

体の使い方を覚え、自然を離れて、

文明という檻に引きこもり5000年を経た

ホモサピエンスである人類が、

いかに身体を使い健康を維持するか。

いわばヒトにピッタリの身体取り扱いマニュアルを、

いまだ人類は獲得していないのだ。

身体トリセツ、とはすなわち身体論だ。

分子レベルから身体操作まで

ファンキーに語るなかで、

きっと新しい気づきが芽生えてくるだろう。

自分も楽しみなシリーズがスタートした!

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2017.02.13 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

コメント

系譜

コブドーもタイキョクケンも、キチンとした系譜が途切れ型だけになって久しいと聞いたことがあります。
素人相手のツボ本よろしく、ナンチャッテばかり横行してるのかも。
真身体論の大展開、愉しみです。

2017/02/15 (水) 13:14:48 | URL | 見習い①号 #- [ 編集 ]

見習い①号さん

仰るとおりですね。

すべてが二番煎じの出がらしで薄くてチャライ。

でもそうでないと受けない。

そんな時代にあえて超濃厚なコンテンツの

エスプレッソ本絞りをこれでもかと

展開するのは、これドンキホーテで

ディレッタントでアンチな愉悦ですわ(笑)

でも、ほんと今回なんの拍子か、

このシリーズを手がけて良かったです。

いま、とんでもない閃きが

そう、たぶん、かなり革命的な気づきが

脳裡に降臨してきています。

本当の意味でマコト(真)の身体論を目指して、

さて、面白くなってきた!

2017/02/15 (水) 19:11:47 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

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