身体論の解体と再構築

人体を60兆個の細胞というバクテリアのカタマリとみなす。

するとそのバクテリアたちのエサとなる酸素や窒素や鉄や

必須栄養素を運ぶ51億本の毛細血管を

含む約9万6000キロ地球2周半の血管は

まるで大豆の毛根とフラクタルだ。

大豆の根は窒素固定細菌のリゾビウムと共生し、

リゾビウムから供給される窒素をもとに

大豆のタネのなかにアルギニンというアミノ酸を生成する。

この大豆のタネ、つまり茹でた枝豆をはじめ納豆や

豆腐や味噌や醤油や油揚げなどの大豆製品にふくまれる

アルギニンはヒトに食べられると、皮膚と血管壁に運ばれて

鍼灸指圧の刺激で細胞核セントラルドグマの作用で

一酸化窒素に変換される。

この一酸化窒素という分子は血管を拡張するホルモンとして

機能しており、この一酸化窒素のお蔭で全身の60兆個の細胞に

酸素や窒素や鉄や必須栄養素が運ばれているのだ。

大豆の根に共生するリゾビウムというバクテリアが大豆に

もたらした窒素は、やがてヒトの血管を拡張して

ヒトの全細胞へと栄養を送るエネルギー源となる。

人体の内部に拡がった根である血管と、

大豆の根に拡がった根は

リゾビウムや一酸化窒素をリンクに

つながっているのだ。

植物は大地に根をはり、大地のバクテリアと交流する。

人体は内部に根をはり、口や肺から入った分子を血流に乗せて

運び、全身の60兆個の細胞と交流する。

ヒトはだから口を通して大地とつながり、

鼻を通して大気とつながる存在だ。

ヒトの細胞のなかには、かつて12億年前にはまだバクテリアだった

細胞内オルガネラが共生している。

細胞核の周りに酸素の吸着役としてネットワーク構造を築く

1京8000兆個の糸粒体、

その正式名称はミトコンドリアだ。

人体の内部に張り巡らされた根である血管は、

バクテリアに例えられる60兆個の細胞へと滋養物を送るが、

その60兆個の細胞内にも毛根のようなネットワーク構造が

あり、そのミトコンドリアのネットワーク構造が血管ネットから

供給された滋養物を取りこむと、ATPというエネルギーが生まれ、

このATPのエネルギーにより全細胞すなわち人体は

動力源を得る仕組みだ。

大地にはられた植物の根、

人体の内部に張り巡らされた血管の根、

細胞内に築かれたミトコンドリアの根、

大地、人体、細胞の3つの場を

クロスオーバーし、リンクする根っこの

ネットワーク構造がヒトの命を養っている。

ヒトの身体は結句、

植物とバクテリアと大地と大気と地球と宇宙とつながっている。

鍼灸指圧とはそのつながりのはざまで活かされる医療だ。





西洋近代科学の要素還元論による分析的身体論。

東洋伝統医学の陰陽五行論に基づく気一元論的身体論。

わたしはこのどちらにもくみさない新しい身体論を

提示しているつもりだ。

既存の身体論はすべてこれまでどこかで発表されたものの

コピペの「貼ったり」論ばかり。

もう、そういうの、古くさくて、ウンザリなんだよね。

ぜんぜん、べつな視点の新しい独自の言葉で語る身体論が

あってもイイんじゃね?

既存の身体論を解体し再構築する。

それはクリエイティブでエキサイティングで

ファンキーなアヴァンギャルドな試みだ。

オレがやらなくて誰がやる。

やったるで!

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2017.02.12 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

コメント

!!!!!

今村先生、最近の内容はスゲェです。
こわいぐらいです。
出来るだけたくさんの人に知られるようになって欲しいけど、そうなったらなったでヘタすると消されてしまうかもしれず、悩ましい。

2017/02/12 (日) 19:27:27 | URL | Daisuke #IRtMTycQ [ 編集 ]

Daisukeさんへ

ファンキーな気分で読んでくださっているようで、

書き手冥利に尽きます。

ありがとうございます。

自分が記事を書くモチベーションは、ようは自動書記みたいなもので、

とにかく書いてみることで、自分のなかに眠っているパッションを引き出す、

というそんな試みでもあります。

自分でも書いていて次ぎにどんな展開になるのか予想できないんです。

それがまたサプライズで私的にファンキーなんですな(笑)

こうしてコメ欄でコメンテーターとやり取りさせて頂くことが、また新たな気づきを生む場合も多々あります。

というか、そうした気づきの言霊(ことだま)を丁寧に拾っていくと、なにかイイような気がしているんです。

ちなみに、アタシは福岡伸一さんや養老孟司さんや池田清彦さんや長沼毅さんやニック・レーンさんたち論壇のスターとは違い、

笑っちゃうくらいに無名のノーマークですので。

はい、さて、やっぱり常に38億年前から話を始めないとね。

戻る根っこがいつも時空を超えてしまう(笑)

2017/02/12 (日) 20:38:47 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

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