土の中の恩人

先日の1月20日から本ブログへのアクセス数が激増している。

これまで一日平均でユニークアクセスが100人だったのが、

150人にまで迫る勢いだ。

どんな理由があるのかはわからないが、嬉しいことだ。

特別にブログアクセスを上げるための営業はしていない。

他所への書き込みも昨年末で終了し、

現在はこのブログとトリニティへの連載に集中している。

このブログの内容は、それほどキャッチーではない。

つまり決して読みやすくはないし、内容も一般的ではない。

そんなある意味、硬派なこのブログが受けるとしたら、

すべてのコンテンツがチャラく浅薄になった時代の

ひとつの希望と言えるかもしれない。

ヨータン百賢+ニュージェネレーションの50人の皆様、

どうぞ今後とも本ブログをご贔屓にお願い申し上げます。

さて、ここのところ「土と内蔵」という本に触発されて、

土壌菌や腸内細菌を含むマイクロバイオームについて

語ってきました。

一説によれば地表の表土が2.5センチの深さにまで

形成されるには、なんと1000年から2000年かかるそうだ!

土などあって当たり前とわたしたちは考える。

しかし、その土は地球の膨大な歴史のなかでやっとのこと

作られた貴重な宝であったのだ。

土壌菌の祖先となる地表に海洋から上陸した最初の細菌たちは、

今から5億年ほど前。

その後、植物の祖先となるコケのような生き物が上陸した。

それから長い年月をかけて土壌菌と植物、

植物とエンドファイト(内生菌)は共生関係を築いた。

この土壌菌とエンドファイトと植物の共生が、

土を生みだしたのだ。

土壌菌の窒素固定細菌が空中の窒素をアンモニウムに変換して、

共生する植物へと提供する。

そのアンモニウムに含まれた窒素が植物に供給されると

アミノ酸や植物性タンパク質になる。

そのアミノ酸や植物性タンパク質が含有された大豆をはじめとする

植物中のタンパク源を食べることでヒトは窒素を体内に取りこむ。

ヒトは空気中に80%ちかく含まれる大気中の窒素を

肺から取りこむ機能を有しない。

だから自分のタンパク質を生み出す材料の窒素源は

すべて植物由来の窒素固定細菌を通した食事由来の窒素のみだ。

肉や魚のタンパク質ももとは窒素固定細菌を通じた窒素だ。

つまりヒトや動物はみな土壌の窒素固定細菌が大気中の窒素を

取りこんで植物に提供してくれているお蔭で生きていられるのだ。

もしも土のなかから窒素固定細菌がいなくなれば、

この生態系の空から大地への大きな窒素循環の流れがストップし、

植物は枯れ、動物は死滅する。

脚下照顧。

わたしたちの足元、土のなかにわたしたちを養う

かけがえのない仲間たちがいたのだ。

窒素固定細菌に思いを寄せるとき、

ホントウに大切なものが何なのか、が見えてくる。

大豆などに含まれるアミノ酸のアルギニンの窒素を

ヒトは血管壁と皮膚で酸素と結びつけて一酸化窒素という

分子ホルモンを合成する。この皮膚と血管壁で合成される

一酸化窒素は血管壁を拡げて血流を促進し、

免疫細胞のマクロファージを活性化し、

脳神経系の情報伝達を促進し認知機能を高める。

皮膚と血管壁で合成される一酸化窒素は、

鍼灸指圧により分泌が増す。

鍼灸指圧の治効作用は一酸化窒素の効能によるのだ。

その一酸化窒素の窒素源はもとをたどれば土のなかの

窒素固定細菌が空気中の窒素をアンモニウムに変換して

共生する植物の根へと提供したものだ。

窒素固定細菌から始まった窒素の流れは

わたしの指先で一酸化窒素となって昇華する。

わたしの指先は土のなかの窒素固定細菌とつながっていたのだ。

だから窒素固定細菌はわたしにとってはなくてはならぬ恩人だ。

いや、ヒトは窒素固定細菌に生かされた存在だ。

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2017.01.26 | | コメント(6) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

コメント

昨日は川に氷が張っていた。

雪が深々と降りしきる中
凍結した路面に注意を払いながらスローペースでトレーニング継続中。

今月14日から続く寒波で足腰の筋肉がストライキを起こしそうだ。


2017/01/26 (木) 07:54:58 | URL | 亡六爺 #- [ 編集 ]

亡六爺さん

トレーニングとストレッチの継続は、まったくもって、養生の王道ですよね。

あとは早寝早起き。

今冬は、小学生の娘ふたりと同じ時間に床につくのがルーティン。

だいたい夜の8時過ぎには寝てる。

最初は途中で起きたけど、慣れると朝までグッスリ。

これがね、すこぶる体調を良くすることを実感中。

寝てるあいだにマクロファージは活躍する。

寝ることこそ、最強の免疫メソッドといえる。

だいぶ、いい感じに暗在系からのお導きが見えてきた。

2017/01/26 (木) 19:14:28 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

在野の竜王さん

夜の8時過ぎに寝るのは、今の私にはなかなか出来ませんね。

しかし

<寝ることこそ、最強の免疫メソッド>

この言葉には納得せざるを得ません。


ところで

暗在系の情報は、暗在系時間領域から暗在系空間領域を通り

暗在系時間領域へと循環しているのではないかと考えています。

宇宙の95~96%が「暗黒エネルギー」「暗黒物質」であるならば

それは暗在系空間領域とも言えそうです。

しかしそこには時間領域の存在が謎のままです。

時間領域は、そのほとんどが暗在系領域と言えます。

明在系&暗在系の情報循環へのアクセスポイントのひとつが

明在系から発する「素朴な疑問」ではないかと考えています。

行き詰まれば、原点である「素朴な疑問」に立ち返ることにしています。

2017/01/27 (金) 11:29:44 | URL | 亡六爺 #- [ 編集 ]

はい、

素朴な疑問こそ

汲めども尽きぬアイデアの源泉ですね。

窒素の旅路は、今、わたしに

エキサイティングな新しい世界をプレゼントしてくれている最中です。

もろもろ記事にしたためていきます。

2017/01/27 (金) 13:29:12 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

お疲れ様です

鹿児島市の青山浩一です
4月15日 お会い出来ることを
楽しみにしております

施術を受けさせていただき
あわせて いろいろなお話しが出来れば幸いです

2017/01/27 (金) 14:39:06 | URL | 青山浩一 #B6pUstus [ 編集 ]

青山先生、ご予約を頂きまして、

驚きと同時に嬉しさ一杯です。

こちらこそ、お会いできることを楽しみにしております。

どうぞ道中、お気を付けてお越しくださいませ。

2017/01/27 (金) 19:32:09 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

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