オートファジー脱構築論 4

オートファジーについて考察していると、様々な思念が浮かんでくる。

例えば地球に生命が誕生したのは今から38億年前とされるが、

当時、どんな生命体がいたのかは、想像の域を出ない。

はじめからDNAを完備した完璧な細胞タイプの生命体がいた、とは

どうも思えない。たぶん、色んなタイプの始原生命体が蠢いていたことだろう。

ウイルス研究の最先端にいる学者によれば、わたしたちのDNAには、

非DNA型の生命体の痕跡がかなりある、という。

この非DNA型生命体とは、いったいどんなスガタ、カタチをしていたのだろうか?

少し想像してみる。

例えばこんなのはどうだろうか?

細胞膜のような袋状のその膜がDNAや脳の替わりをする、

そんな膜だけの生き物。

この膜だけ生命体は、時折、膜を風呂敷か袋のように活用して、

外部環境である周辺の分子を自身の内部に取りこむ。

そうしてそんな外部分子の状況を把握し、外部世界を認識していた。

このDNAをもたない膜だけ生命体。なにかに似ていませんか?

飢餓応答型マクロオートファジーは、飢餓時に細胞内に忽然と

オートファゴソームという膜が出現し、このオートファゴソームが

細胞質内の小器官や変性タンパク質を取りこむと最後にリソソームと

融合して、分解酵素で分解されたリサイクル資源が吐き出される。

この飢餓応答型マクロオートファジーの起源が、

もしかしたら非DNA型の膜だけ生命体にあるのでは? 

と、こんな風にオートファジーについて考察していると、

不思議な思念が次々に湧いてきます。

リソソームという液胞の起源もまた、リソソーム的な膜だけ生命体だった?

ペルオキシソームは独立して分裂する能力まであるから、

ミトコンドリア似のバクテリアみたいな生き物だった?

ミトコンドリアの祖先はαプロテオバクテリアというバクテリアだった。

わたしたちの細胞内には、かつて38億年前からはじまる生命史の

仲間たちの痕跡がたくさんつまっているようだ。

オートファジーの秘密を紐解くと、生命の起源に新たな視点が開けそうな気がする。



オートファジーという生理機構は真核生物が生き残るために

必須だからこそ、真核生物のすべてに備わったかけがえのない

サバイバルツールだ。

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2016.10.15 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

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